あなたに責任があるとは限らないです
最近「あなたは糖尿病です」と診断されてしまった方たちは、きっとものすごくショックで落ち込んでいらっしゃることでしょう。
そして「自分の自堕落な生活のせいでこうなってしまったんだ…」と自分を責めてしまう方もきっと多いと思うのです。
だけど、基本的にあなたは悪くないんです。よっしーなんて、小学生の時に父が糖尿病と診断されたので「自分は絶対に気を付けよう」と思い、栄養学を学べる大学を選んだんですよ。
そしてジムに通い、主食は玄米または自作の全粒粉パンにして野菜もたっぷり、「バランスの良い食生活」を心がけていたのに結局は妊娠糖尿病→2型糖尿病ですもん💦
糖尿病を発症するかどうかは、体質によるものがかなり大きいんです。もちろん中には、あまりにも不摂生しすぎて当然の結果として発症する方もいらっしゃいますけど。。
でも仮に不摂生が原因だったとしても、あなたの周囲には「あなたよりもっと不摂生をしているのに一向に糖尿病にならない人」もいるはずです。
もしかしたら病院で医師や管理栄養士があなたに厳しいことを言ったかもしれませんが、よっしーは病院の売店でスタッフのみなさんが不健康なものを買っていくのをよく見かけます。
彼らはたまたま糖尿病になりにくい体質だからまだ大丈夫なだけかもしれないですよね。あなたが彼らよりも「悪い食事」をしていたとは限らないです。
肥満を解消して今すぐ禁煙しましょう
現在太っている方は今すぐダイエットしましょう。発症間もない2型糖尿病の方はそれだけで血糖値が改善し、治ったのと同然の状態(=寛解)に持っていける場合があります。
そしてタバコはものすごく糖尿病に良くないので、喫煙している方は今すぐに禁煙してしまいましょう。自力で難しければ、病院の禁煙外来で相談を。
糖尿病と診断されるとネットで「糖尿病に関するネガティブな医療情報」ばかり目に入ってしまって非常に落ち込んだり、逆に「〇〇で糖尿病が完治します」という怪しげな方法に藁にもすがる思いで飛びついてしまったりしがちです。
まず、あなたが糖尿病になったのはもともと遺伝で糖尿病になりやすい体質が多かれ少なかれあったのだということです。
2型糖尿病だけではなく、生活習慣とは無関係の1型糖尿病も「発症しやすい体質」があるらしいことが分かっています。
遺伝子に刻まれた「生まれつきの体質」を書き換えることは現在の医学ではまだできません。ここを勘違いしてはいけないんです。
生まれつき糖質の処理が苦手な体質なのに、他の人と同じように長年糖質を食べ続けるととうとう無理がたたって限界を超えて糖尿病を発症します。
糖質だけでも糖尿病の原因になりますが、同時に大量に脂質を摂取したり「果糖」を多く摂取するとさらに糖尿病を発症しやすくなってしまいます。
自分はこういう体質なんだなと自覚した上で、体質に合わせた食事に変更するか、あるいは何らかの手段を用いて「摂取した糖質がなるべく体に悪影響を及ぼさないようにする」しかありません。
そして「あの人は私よりずっと不摂生しているのに糖尿病にならないからズルイ!」と思うこともあるでしょう?
その人は確かに糖尿病にはならないかもしれませんが、もっと怖い別の病気になる可能性だってあるんですから…糖尿病にならないことが必ずしも幸せとは言えませんね。
「私は太ってないし糖尿病じゃないから何を食べても平気なの、嬉しいわぁ~♪」と油断することが将来、その方に何をもたらすのかは誰にもわかりません💦
過去は変えられないが未来は変えられます♪
「あの時こうしていれば…」とどれだけ悔やんでも、もうどうしようもありません。悔やむだけムダというものです。
過去のことはもうどうしようもありませんけど、未来は自分の選択によって変えることができますよね♪
「目が見えなくなったらどうしよう…」という怖い気持ちになったら、じゃあ何をしたらそうならずに済むのかを考えましょう。
よっしーは目の奥にたまった水分が自然にひくまで3年以上かかりましたが、途中で「もう治らないんじゃないか」と不安になりながらも諦めずに何とか続けてきました。
自分を責めず、どうしようもない過去のことを悔やまず、糖尿病ではない他の人を羨むこともやめて自分の幸せな未来に向かって今から出来ることをやっていきましょう♪