糖質を食べても血糖値が上がらない体になりたいと思う気持ち

糖質たっぷりの食べ物いろいろ

糖質を食べても血糖値が上がらない体になりたい

糖尿病患者さんであればきっと1度は「健康な人と同じように糖質を食べても血糖値が上がらない体になりたい」と願ったことがあるでしょう?

糖尿病というのは、糖質を処理しきれずに血液中にたくさんの糖があふれてしまう病気ですから、これを健常者のようにきちんと処理できるように…と考えるのは当然のことです。

そして何より「ケーキが食べたい、お米が食べたい、パンが食べたい、ラーメンが食べたい」…みなさん、大好きなものを安心して食べたいからですよね。

好きなものを好きなだけ食べても血糖値が上がらなくなれば、それは糖尿病が寛解したということになるんでしょうか。とにかく、その状態を目指して頑張っていらっしゃる方は多いと思います。

 

 

上の図を見てください。小学校の算数の問題じゃありませんけど、上の蛇口から水を入れて下の蛇口から水を抜きます。お風呂の水がカラにもならず溢(あふ)れもしないためにはどうすればいいでしょうか…というやつです。

お風呂の水を溢れさせないためには、どうすればいいでしょうか?「上の蛇口を閉める」「下の蛇口をゆるめる」このほか「浴槽自体をもっと大きなサイズのものに取り換えてしまう」なんて方法もあるかも!

残念ながら今のところ浴槽を新品と取り換えるのは無理で、古い浴槽を生かして「増築」して広げることしかできないと考えてください。

なるべく健康な人たちに近づきたいと思うのは、すべての糖尿病患者の願いだと思います。今回はこのことについて考えてみることにします。

 

にゃご
にゃご

うん。だって糖尿病っていうのは糖質を食べると血糖値が上がる病気だもんな。

よっしー
よっしー

誰だって「食べても血糖値が上がらない人が羨ましい」と思ったことが1度はあるはずよね。

 血糖を溢れさせない方法はいろいろあります

上の図で、お風呂の水(血糖)を溢れさせない方法にはいろいろありますよね。「上の蛇口を閉める」「下の蛇口をゆるめる」「浴槽を増築して広げる」あるいは「誰かがずっとお風呂の水をバケツでくみ出す」なんて方法もあるかも。

でもね、あなたはどの方法がもっとも優れているか…と考えますか?ひとつの方法だけやるよりいくつかの方法を組み合わせたほうがより効果が出ると思いますよね。

よっしーは糖質制限しつつ、現在の自分の健康状態を考えて無理のない範囲で筋トレやジョギングを行っています。食事療法と運動はどちらかを選ばなくてはいけないモノではなく、両立可能ですからね。

「糖質を食べても血糖値が上がらないようにしたい」というのはつまり「上の蛇口から入れる水の量は変えずに、何とかしてお風呂から水が溢れださないようにしたい」ということです。

 

 

少し上の蛇口をきつくしたほうが、水をくみ出したりしなくて済むんですけど、まぁそれはその人の選択の自由というものです。

そして当然の疑問として「上の蛇口を閉めちゃったら下の蛇口からどんどん水が出て行ってお風呂が空っぽになってしまうのでは?」と思いますよね。

お風呂の中に、外からは見えないけれど実は小さな「泉」があるとしたらどうでしょう?その泉は、お風呂の水量が減ってきたときに必要なだけの水を湧き出させてお風呂の水量を一定に保とうとしているとしたら…

じつはこれが主に肝臓で行われている「糖新生」なのです。血糖を正常値に保つため、肝臓ではアミノ酸やグリセロールなどを材料として糖を作り出しているんです。だから肝機能が正常であれば糖質制限しても低血糖にはなりません。

 

お風呂も蛇口も、壊さないように大事に使いたい

お風呂の中は体の中なので外からは見えませんけど、その中には泉があるので上の蛇口をひねらなくても実は支障がないことが分かりました。

そのことを踏まえた上で、じゃあ上の蛇口・お風呂・下の蛇口をそれぞれどうコントロールしていくかはその人が自由に決めればいいのです。

上の蛇口を全開にして、下の蛇口も全開にすれば問題ないじゃないかと考える方もいます。しかしそれではいずれ蛇口が壊れてぶっ飛ぶかもしれませんし、浴槽自体が傷んでしまうかも💦

また「浴槽を大きくする」という方法に関しても、お風呂場のスペースには限りがあるので、大きなサイズにするといっても限界があることを忘れてはいけません。

 

 

「できれば糖尿病であっても、普通に糖質を食べながら何とかしたい」と思うのは多くの方の願いですし、そのために何をどうしたらよいのか考えることは大切だと思います。

ただ実は、肝臓などが正常に働いていればヒトは必ずしも糖質を摂取する必要はないので「食べないといけないのではなく、私は食べたいから食べるのだ」ということは自覚しておいてください。

また長年の高血糖で、糖尿病患者さんの蛇口や浴槽が健常者の方たちよりもだいぶ傷んでいることも決して忘れてはいけません。浴槽を広げたとしても、傷んだ部分はそのままです。傷んでいるところに同じ量の水を流すことは、危険でもあります💦

そして上の蛇口を大きく開けたままでお風呂を溢れさせないようにする方法の中にはリスクを伴う方法もあるという事を忘れずに、自分にとってもっとも良い方法を考えてみてくださいね。

 

にゃご
にゃご

見えない部分に泉があるっていうことを知ったら、考えが変わる人もいるんじゃないかな?

よっしー
よっしー

どうかしらね~、なにしろ外からは見えないからね。とにかく、方法はいろいろあるので上手に組み合わせたらいいのよ♪

 

 

Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.