隣の芝生は青く見えがちです
あなたは、隣の芝生がとても青く見えてしまうことはありませんか?
糖尿病に関して言えば「みんなはちゃんと食事のコントロールが出来ているのに自分は意志が弱くてついつい食べてしまう」「他の人は自分よりHbA1cが低い」などなど。
よっしーもたまに、何もかも思い通りになっているように見える人たちが羨ましくなることはあります。でも、これって誰にでもある感情ではあるんですけど、暴走すると良くない方向に行ってしまいますよね…
自分と他人は別物であり、基本的に他人と比べてもあまりいいことはありません。他の人が羨ましくなったり、自分はダメだと思ってやる気をなくしてしまうぐらいだったら一切他の人のことは見ないほうがいいかも。
見えないところでみんな努力している
結果だけを見て「ふん、何をやってもうまく行く人はいいよね、どうせ私は…」みたいに思ってしまう人は少なくないはず。
実際器用なヤツはいるもので、それほど勉強していないように見えるのに自分より成績がいいクラスメートとかいましたよね?相手は何も悪くないのに、どうしても羨んでしまう。
でもねー、人前でわざわざ見せないだけで、実は誰も見ていないところでものすごく努力している人が多いんじゃないかと思いますよ。
芸能人やスポーツ選手など、とても華やかに見えますけど、何にも努力しないで生まれつきの才能だけで成功している人っていないでしょ?やっぱりみんな努力しています。
糖尿病に関しても、血糖値がよくコントロールできている方たちはそれなりに努力をしているんじゃないでしょうか。努力に応じた結果が出るのは当然のことだと思います。何らかの努力をしないで良い結果だけ手に入れることは不可能だと思いますよ。
確かに軽度の方は重度の方より少ない努力で結果が出るかもしれませんが、それは仕方がないことです。2倍3倍努力しなければいけないことだってあるでしょう。
糖質制限にしたって、最初からご飯やパンが嫌いだった人ってほとんどいないと思います。仮にそんな方がいたとしたら、そもそも糖尿病を発症していないでしょうし…
みんな、何らかのきっかけがあって、食べたい気持ちと血糖値に折り合いをつけて努力しているんですよね、どこまでやるかは人それぞれだとしても。
心が疲れていませんか?
ちょっと心が疲れていると、自分だけが不幸で他の人が幸せそうで妬ましくなるものです。こうなると、相手は何もしていないのに、勝手に「私への当てつけだ」とか「幸せ自慢してる」などとネガティブな方にばかり考えてしまいます。
自分の心が満たされていなければ、周囲で誰かにいいことがあった時に素直に「良かったね」と祝福してあげることは出来ないですよね…
上に書いた通り、みんな努力しています。ただ、わざわざ表でアピールしないだけで。
あなたが何らかの原因でストレスを感じているとしても、それは幸せそうに見える人たちには多分何の関係もないでしょうし、どうしたらそのストレスを解消できるのかを考えなくては。
たとえば、血糖値が気になるのにどうしても菓子パンをやめられなくて悩んでいるとします。じゃあ糖質オフなパンじゃダメなのか、うまくいっている人たちはどんな工夫をしているのか…などと前向きに考えてみてはどうでしょうか?
「だめ、ああいうのをネットで買いたくても高くて買えないから」と言うのなら頑張って自分で作ってみるとか…素敵なレシピをupしている方は何人もいらっしゃいます。
ネットに依存しすぎていませんか?
なんでも、SNSの他人の投稿を見ては文句ばかり言う人がいらっしゃるそうです。他人の何気ない投稿がいちいち幸せアピールに見えてしまい、自慢されているように感じて辛くてたまらないのだとか。
また逆に「自分のほうが勝った!勝った!」と言わずにはいられない人も、やっぱり根本は一緒なのだと思います。リアルであまり褒められないと、ネットの中で必死になっちゃうのかも。
自分が幸せなら他人が幸せそうなのを見ても「私もあなたも幸せ♪」で済む話なんですけど、これは難しいですね。
他人と自分を比較せずにはいられない人、他人のことが気になってしょうがない方はネットに依存しすぎないように気を付けたほうがいいかもしれません。
SNSなどは基本的に、楽しかったことを多く投稿しますよね?だからどうしても良いところばかりが目に付いちゃうんですよね。
血糖値に関しても、比較的うまくいっている方たちがブログ記事にすることが多いのではありませんかね?だから他の人がみんなうまくいっているように見えるだけで、実際は他人がみんなうまくいっているわけじゃないと思いますヨ♪
何せ日本の2型糖尿病できちんと治療している方たちのHbA1cの平均値は7もありますし、治療しないでもっと悪い数値の方も多いでしょうから…
完璧主義ではありませんか?
何かにつけてカンペキを目指してしまう方は、ちょっとでもうまくいかない自分はダメだと思ってしまいます。
自分はダメだと思うから、余計に他の人たちはきちんとしているように見えてしまい、ミジメな気持ちになってしまうんじゃないでしょうか。
以前にどこかで「ストイックに糖質制限している人たちがいると、ちゃんと出来ていない自分への当てつけのような気がしてイライラする」というのを読んだことがあるんですけど、それはちょっと…わざわざその人のことを意識して書いてる人なんて誰もいないでしょう。
それに、どこまで糖質を制限するかは各自、よく考えて決めればいい事です。自分よりストイックにしている人がいたとしても、なぜ気にするのでしょう?
ちなみに、よっしーは決してカンペキな人間ではありません。以前、大きめのおかきを4枚も食後に食べてしまい、血糖値が200で大ショックだったこともありました(´・ω・`)
どんな方でも(きっと言わないだけで)バカな失敗もたまにはやらかしているのでは!?自分だけじゃない、誰でもたまにはこんなことがある…と思うことが出来たら、過度に自分を責めることもないでしょう。
まぁ、あまりにも呑気すぎてしょっちゅう「やらかしてしまっている」ようでも困りますけどね…そのあたりのさじ加減は、適度に♪
まとめ:自分は自分、良い意味でマイペースで行こう
何かにつけ他人と自分を比較していちいち優越感に浸ったり妬んだり忙しい人たちもいますが、とても疲れます。ストレスは血糖値にも良くありませんよね。
自分がうまくいっていれば、それでいいんです。他人と比較してもムダにストレスがたまるだけです。比較するなら、過去の自分と比べましょう。
一流のスポーツ選手などは確かに類まれな才能もあるんでしょうけど、彼らと同じだけの努力もしないで結果だけを妬んでも仕方がありませんよね。そんなことをするぐらいなら、自分も頑張ってみましょう。
そして、病気に関しては特にそうですけど、あまりカンペキを求めないようにしましょう。いいじゃないですか、仲間内で血糖値が最も低いコンテストで優勝しなくても、糖尿病合併症が進行しなければ♪