コロナワクチン接種後に深刻な高血糖!の理由とは

コロナワクチン接種後に高血糖で入院!

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新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチン接種によるまれな副反応として高血糖緊急症の報告がある。東京医科大学八王子医療センター糖尿病・内分泌・代謝内科の谷古宇史芳氏は、同ワクチン接種後に糖尿病ケトアシドーシス(DKA)を発症した1

 

↑↑↑メディカルトリビューンに気になる記事が載っていました。糖尿病患者(1型・2型)で新型コロナワクチン接種後に入院を必要とする高血糖状態になった例があるというのです。

私は新型コロナワクチン接種が日本で始まった頃、ワクチンの長期的な副反応の話が気になっていたので糖尿病内科の主治医に相談しました。

主治医は「あなたの場合、新型コロナウイルス感染症のリスクは普通の人(糖尿病ではない人)と大差ないと思うから、心配なら接種しないで様子見でいいと思う、あれは強制されることがあってはならないから」とおっしゃったのです。

 

 

そこで、決して新型コロナウイルス感染症を甘く見るわけではないですが、ワクチンのデメリットも怖いので、ワクチンは接種しないで別の方法(栄養をしっかり摂るなど)で対策することにして現在に至ります。幸い今のところ、家族誰も発症しておりません。

記事によれば、ワクチン接種後に体調が悪化したことによりインスリン注射を怠ったせいで糖尿病性ケトアシドーシスになった1型糖尿病患者もいれば、きちんとインスリン注射を継続していたのにもかかわらず糖尿病性ケトアシドーシスになった患者もいたそうです。

また、接種後に2型糖尿病患者が糖尿病性ケトアシドーシスまたは高血糖高浸透圧症候群2型患者に多く、死亡率は糖尿病性ケトアシドーシスより高い!)になって入院した例があるそう。これは重大な問題ですよね!

 

にゃご
にゃご

低い確率とは言え、そうなる人がいるというのは事実だものね。

よっしー
よっしー

糖尿病性ケトアシドーシスは経験したけど、死ぬかと思うぐらい苦しかったわ!!2度と経験したくない。

なぜコロナワクチン接種後に高血糖になるの?

第37回日本糖尿病合併症学会/第28回日本糖尿病眼学会(10月21~22日)で谷古宇史芳先生により報告された日本人の新型コロナワクチン接種後の糖尿病性ケトアシドーシスは、3例とも「インスリン注射を中断してしまった1型糖尿病患者」だったそうです。

しかし、だからといって単純に「ワクチン接種後もインスリン注射をいつも通り打っていれば発症しなかった」とは言えないそう…

なぜなら「ワクチン接種後にインスリン分泌量が一時的に減少する可能性がある」つまり、1型糖尿病でもまだいくらか自己分泌インスリンが残っていた患者さんが、ワクチン接種後にインスリンがまったく出ない状態になり、その状態でインスリン注射を怠ったのでひどい状態に至ったと考えられる例があるそうなのです。

現に海外の報告では、インスリン注射を継続していたにも関わらず糖尿病性ケトアシドーシスを発症した患者さんがいます。つまり「インスリンを打たなかったから」ではないんです。

 



 

「通常通りの量のインスリンを注射していたにも関わらずワクチン接種後に糖尿病性ケトアシドーシスを発症した」ということは、何らかの機序により「ワクチン接種によってインスリンの必要量が増えた」と考えられますよね。

谷古宇史芳先生によれば、新型コロナワクチン接種後に「ワクチンによる直接的な影響」「ワクチン接種後に発生する蛋白質誘発性の炎症による影響(過剰な免疫を惹起するサイトカインやコルチゾール、カテコラミンの過剰分泌によりインスリン抵抗性が増大した可能性)」などにより糖尿病性ケトアシドーシスを発症するのではないかと考えられるそうです。

サイトカインは、主に免疫細胞から分泌される低分子のタンパク質で、細胞間の情報伝達の役割を担っています。炎症性サイトカインは炎症反応を促進する働きを持つサイトカインのことで、痛みや腫れ、発熱などの炎症反応の原因になります。

新型コロナワクチン接種後に劇症1型糖尿病(インスリンを分泌する細胞が急激に破壊されて高血糖になる病気)を発症した例は、日本でも複数報告されているそうです…これは非常に重大な問題ではないでしょうか?治療はその後、一生継続しなければいけないのですから。

 

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新型コロナウイルス感染症にかかると、そうでない人よりも糖尿病発症リスクが増加するというデータはあるようです。

しかし、いわゆる風邪が原因で1型糖尿病を発症した方を知っています。あらゆる感染症がきっかけで1型糖尿病を発症したり糖尿病患者の血糖値が一時的に悪化することは普通にあることで、新型コロナウイルス感染症「だけ」の問題ではないのです。

そして「新型コロナワクチンを接種していれば新型コロナウイルス感染症を発症しない」は明確な間違いであることが分かってしまいました。

 

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ワクチンを4回、5回接種したにもかかわらず新型コロナウイルス感染症にかかってしまった方のニュースは何度もありましたよね。

もちろん、その方たちがワクチン未接種だった場合どうなったのかは分かりません。同一人物で「もし、しなかったらどうなっていたか」を検証することは不可能だからです!

「ワクチンを接種したからといって必ずしも発症を予防できない」「ワクチン接種後にわずかながら糖尿病性ケトアシドーシスを発症する可能性がある」ことを踏まえて、あなたの場合はどうすべきかを主治医とよく相談して決めなければいけません。

そして、接種後に少しでも体調の異変を感じたら、自己血糖測定を行い、その結果次第では迅速に受診しなければいけません。どうか皆さん慎重に…

 

にゃご
にゃご

メリットとデメリットを考えて慎重に判断しよう!

よっしー
よっしー

最初は分かっていなかったことが後から分かってくることもあるわ。それを踏まえて主治医とよく相談して判断しなければいけないわね。

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