何かを得るためにはそれなりの努力が必要です
No pain, No gainという言葉をご存知でしょうか。苦労なくしては利益はない…何かを得ようと思うならそれなりの努力をしなければいけないという意味です。
CHAGE&ASKAの曲のタイトルにもありますね♪好きな曲です。大学受験の勉強をしている時によく聞いていました。
テストで良い成績を取りたいと思ったら、効率よく正しい方法で勉強しなければいけません。何の努力もしないで良い成績を取ろうと思ってもそれはムリというものですし、いくら努力してもその方向性が間違っていれば、結果は出ないでしょうね。
血糖コントロールにも同じことが言えると思います。今回はこのことについて考えてみようと思います。
血糖値を下げたいけど糖質を減らすのは絶対にイヤ!?
糖質が血糖値を上げることはおそらく誰もが知っていることでしょう。それも、砂糖やジュースだけではなくお米もかなり血糖値を上げることは、糖尿病で自己血糖測定をしている方ならまず間違いなくご存じだと思います。
でも、そのことを分かっていながら「どうしても糖質制限だけはイヤだ!」という方は本当に多いです。よっしーの主治医も「患者さんに糖質制限してみたらと言ってみても、ほとんどの方は出来ないよ」とおっしゃっていました。
糖尿病の食事療法にはいろいろあります。別に低カロリー食だろうとDASH食だろうと地中海食だろうと、その方法で血糖値が良好に保てているならなんでもいいと思うんですよ。
でも、現状あまりうまくいっているとは言えないのに「絶対に今の食事を変えるのはイヤだ」という方が多いのは、何とも切ないことですね…
「このぐらいの血糖値でいいや」と思うのなら何も変えなくてもいいと思います。でも他の方たちの血糖値を見て「羨ましい」と感じるのであれば、自分がその数値に近づくために何かを変えなくてはいけないのではないかと思いますね。
その努力、本当に効果が出ていますか?
自分ではいくら頑張っているつもりでも、その努力の方法が実は間違っていれば残念ながら良い結果が得られないでしょう。
血糖コントロールに関しては、何をするにしても本当に効果が出ているのかどうかは自己血糖測定を行ってみなければ何も分かりません。
テレビ番組や健康雑誌で「〇〇を食べると血糖値が下がります」と言っていても、実際はあなたがそれを食べても血糖値はちっとも下がっていないかもしれないでしょう?
正しく努力する人に良い結果が出るのは当たり前です
ドラえもんののび太くんのクラスメートの出木杉くんやしずかちゃんが成績が良いのは、なぜでしょうか?そりゃもともと頭もいいんでしょうけど、真面目に勉強しているからですよね。
もし出木杉くんのテストの点数だけ見て「チクショー、あいつめ調子に乗りやがって!!」などと悪口を言っているだけでは、永久に彼に追いつくことは出来ないでしょうね。
のび太くんが出来杉くんと同じ時間勉強したとしても、おそらく100点は取れないと思います。生まれつきの能力の違いはどうしてもあるからです。
それでも、100点は無理でも、努力しただけの結果は出ると思います…努力の仕方が正しければの話ですが。
良い結果が欲しいのならそれなりの努力をしましょう
勉強しないでテストで100点を取りたいとか、宝くじで1等が当たって一生遊んで暮らしたいとか、夢を見るのは勝手ですがまず難しいことだと思います。
それよりも、夢に近づくために自分にできることは何なのか考えてみたほうがいいと思いませんか?奇跡って、ただ起きるのをボーッと待っていてもダメです。起こるべくして起こると思うんです。
No pain, No gain.
正しい方向に努力すれば、必ずそれなりの結果を得ることが出来ると思います。まずその努力の方向が本当に正しいのかどうかをよく確かめたうえで、自分のできる範囲内で努力すれば結果はついてくるはず。
努力と結果、その落としどころをどのあたりに持ってくるのかはあなたが自分で考えて決めればいいことです。あまりにストイックすぎると続きませんが、ユルユルすぎると結果が出ません!