他人のブログ記事を無断で寄せ集めてアクセス集め!?
まず申し訳ないですが、今回の記事は糖尿病とまったく関係のない内容です。しかし、ブログ村2型糖尿病ランキングに登録している方が何人も被害に遭われているので…ここは今後のためにも記事にしなければと思いました。
今回見つけたサイトは、たくさんのブロガーさん達の記事をおそらく手動ではなく自動でパクり、寄せ集めています。
以前はただのアンテナサイトのように私たちの記事へのリンクを貼り、記事のタイトルをクリックするとオリジナルの記事に飛ぶようにしてあっただけなのですけど、ここ数日は記事を丸パクリした記事がそのサイトに掲載されてしまっています。しかも、それらの記事の更新をツイッターで呟いています…!
よっしーの書いている記事はその性質上パクられやすいのも分かりますけど、中には「今日はこれを食べたよ~」的な日記を書いている方たちもパクられています。
よっしーは文章をパクられただけですが、中にはオリジナルのマンガや料理のレシピを勝手にパクられている方もいらっしゃいます。しかも、ツイッターで該当記事を消すように頼んでも一向に消そうとしない開き直りっぷり!
そのサイトにはインフォトップやA8ネットなどのアフィリエイト広告バナーが貼られているので、人気がありそうな記事を集めてアクセスを呼び込み、広告収入を得るのが目的なのでしょう。まったく、自分で記事を書けっつーの!
しょうがないのでそのサイトの情報を調べたところ、エックスサーバーというレンタルサーバーを借りて運営しているサイトだということが分かったのでエックスサーバーに連絡を取り、返信が来ました。これから削除手続きを進めようと思っています。
著作権侵害という犯罪
他人のブログ記事などから紹介、参照、論評その他の目的で一部を「引用」することは法律的に問題とはされていません。
ただしその場合は、その情報が公開されているものであること、引用の量が「正当な範囲内」であること、引用を行う必然性があること、出所を明示すること、カギカッコなどにより引用部分が明確であることなどが条件です。
あくまでも「正当な範囲内」であることが大事で、たとえばどこかのサイトのニュースなどをそのまんま張り付けただけの記事などはアウトかもしれません。全文転載は間違いなくダメですね。
また「友人まで公開」「非公開」になっている記事を何らかの方法で入手して勝手に公開してしまうと著作権法違反になるでしょうね。
著作者の許可がなくてもルールを守ればOKの「引用」と違い「転載」は著作者の許可がないといけません。転載は引用とは違い、記事の大部分~全部を載せちゃうことです。
たまに他人が書いた漫画やイラスト、風景やペットの写真などを自分で描いたり撮影したかのように使っている方もいますが、これももちろんNG。よっしーはブログのアイキャッチ画像に写真ACさんなどの著作権フリーの画像を使わせていただいてます。いらすとやさんも人気がありますね。
ちなみに、自分の好きな曲の歌詞を全文載せるのもNGだそうです、気を付けなければいけませんね。
著作権侵害は親告罪なので、パクられた本人が訴えなければ罪には問われませんけど、もし訴えられると大変なことになりますよ。
あなたの記事もパクられていませんか?
ワードプレスをお使いであれば「Check Copy Contents」などのプラグインを使えば、あなたの記事がコピーされたときにすぐに通知してくれます。コピーされた日時・場所・コピーした人のIPなども…
まぁそこまでしなくても、たとえばあなたのブログ記事内にあるオリジナルのイラストの上で右クリックして「Googleで画像を検索」を選ぶと、同じ画像がズラッと出てきますので「あっ、コイツにイラストをパクられてる!!」などと分かります。
以前、ある女性の人間関係ハウツー記事を見て「あ、これすごくいいな」と思ったんですけど、後日その記事の文章とほぼ変わらない記事をたくさんのブロガーが自分で書いたかのようにパクっていました…有名ブロガーさんは大変だなぁ…
料理のレシピなども、パクリが後を絶たないようですね。最初に言い出したのは別の人なんだけどなぁ~、なんで後でパクった人のほうが絶賛されているんだろう??ってことありますよね。
パクられた!その時まず最初にするべきこと
もしあなたの記事やイラストなどがパクられていることが分かったら、まず投稿者に削除するように連絡してみるといいです。悪気はなく軽い気持ちでうっかりやっている方であれば、この段階で削除するでしょう。
でも問題は、確信犯で、削除要請しても一向に消さない場合(今回のパクリサイトのような場合)です!!
まずはGoogleに検索結果からの削除依頼を。これが通ると、パクリサイトがGoogleの検索結果に表示されなくなります。効果抜群ですよね!
そしてSEOチェキ!でいろいろ調べてみましょう。サーバー・ドメイン欄を見れば、そのサイトがどこのサーバーを使用していていつそのドメインを取得したのか分かります。
今回のパクリサイトはXサーバーで、2016年〇月×日にスタードメインでドメインを取得したということが分かりました。サイトのアドレスはサブドメインなので、他にもいくつか同様のサイトを運営しているはず…
と思ってドメインを調べてみると、あれれ!?本名らしき名前で書かれたアフィリエイト情報サイトがヒットしちゃった!違うハンドルネームで書かれたサイトも何十も出てきた!!!
やっぱりそのテの人だったんだな。さて、どうしようかな…メアドも書いてありましたが…
Xサーバーからは、該当記事の削除のためには必要書類をそろえて送るようにという指示をいただきました。
http://www.isplaw.jp/ から著作権関係書式(PDF)をダウンロードして、「発行から3か月以内の印鑑証明」または「運転免許証やパスポートなどの公的身分証明書のコピー」および、パクられている問題の箇所をプリントアウトして蛍光ペンなどで説明を加えた資料2部を送るそうですよ。
今回は著作権侵害ですが、誹謗中傷などの迷惑行為であっても基本的に同じはずです。各ブログサービス会社やレンタルサーバー会社の窓口にまず問い合わせをして、どうしたらいいか訊いてくださいね。面倒くさいですが仕方がありません。
意図的にこのような行為をする人物と直接交渉するのは怖いので、さくっと手続きをしてお任せしたほうがいいかもしれませんね。
パクリを未然に防ぐ方法は?
Googleサーチコンソールを導入して、記事を書いた直後にFetch as Googleで即インデックスさせるようにしましょう。こうすれば、Google先生が「こっちがオリジナルのサイトだ」ときちんと分かってくれるはずです。
中には手動でパクる人もいるでしょうけど、多くの場合、RSSというものを利用しています。RSSとはブログなどの更新情報の日付やタイトル、その内容の要約などを配信するものです。
ワードプレスでは最初、RSSは「記事全文表示」になっています。うっかりしていました。これだとRSSから記事を丸パクリされやすいですよね。それで「抜粋表示」に設定しました。
抜粋表示であれば「続きはこちら」みたいな感じになり最初のちょっとしか読めませんので、もっと読みたい人はブログに飛んできてくれますしね♪ただし過去に投稿した記事のRSSは途中から全文表示にはできないのでご注意ください。
RSSの設定を抜粋表示にできない無料ブログサービスもあるようです、確認してみてください。
その他、右クリックを使えなくするような設定もできますけど、これだと自分も不便になりますし、画面キャプチャーされると画像は簡単にパクられちゃうのであまり意味はないかもしれません。
パクリは迷惑な行為ですよね本当に。自分でオリジナルの良い記事を書けばいいと思うんですが、それができないからパクるしかないんでしょう。みなさんも気を付けましょうね!
2018年2月6日追記 パクリサイトから、私たちのブログ記事をそのまんま転載しただけの記事が削除されていました。エックスサーバーさん素早い対応どうもありがとうございます。みなさん、RSSの設定をいじれるようであればぜひ全文表示ではなく抜粋表示にしておくことをおすすめします。