みかんは糖尿病にいい?
最近、あちこちで「みかんは糖尿病にいいらしいよ」という話を聞きます。
なんでも、みかんに含まれる「β-クリプトキサンチン」には2型糖尿病や脂質異常症を予防する効果があるということらしいですね。
朝日放送の「名医とつながる!たけしの家庭の医学」でも取り上げられたんだとか。見逃しちゃった。
ただ、よっしー、糖尿病と診断される前の年も含めて、秋冬は1日2個ぐらいみかんを食べてたんです。その他の季節も、果物は何かしら毎日食べていました。
野菜と果物=体にいい、という考えの家庭で育ったもので。
で、糖尿病ブロガー仲間のAYAさんのブログ記事を拝見して、よっしーもみかんを食べて血糖値を測ってみようと思いつきました。だって、子供の頃からみかんは大好きでしたもの。
重症の2型糖尿人がみかん1個食べてみた結果
みかんMサイズを1個食べて、運動しないで血糖値を測ってみました。幸い、今の私にはFreeStyleリブレがついてます(*´艸`*)
今なら、どんな実験もやり放題です♪
で、気になる結果はと言うと…
食前97→30分後113→60分後119→90分後109→120分後102
22も上がってるやないかーヽ(`Д´)ノーー!! 計算上、糖質7.3g分に相当する上がり方です。ちなみに、みかんMサイズ1個あたりの糖質は約8.3gだそうです。
糖尿病で入院していたときの思い出
よっしーが糖尿病と診断されたとき、あまりにも血糖値が高かったため教育入院をしました。
その時は普通に病院食を食べてインスリン注射を1日4回していたのですが、妙なことに気付きました。
夕食後よりも、朝食後と昼食後の血糖値のほうがいつも明らかに高かったのです。
朝食後に高血糖になるのは、糖尿人独特の暁現象も考えられますけど、当時はランタスという持効型インスリンを十分に注射していて朝起きた時の血糖値もかなり低かったです。
朝食後はともかく、昼食後の血糖値が高いのはなぜ?と思い出してみると、原因が分かりました。
朝食と昼食には、必ずデザートに果物がついていたんです。肉や魚が少ない代わりに…
β-クリプトキサンチンが含まれるのはみかんだけ?
上の表は、Wikipediaからお借りしました。みかん以外にも、パプリカや焼き海苔などからβークリプトキサンチンはしっかり摂取できるようですね。
みかんを売りたいと思う方たちには非常に申し訳ないけれど、よっしーはみかんを毎日2個食べていても2型糖尿病になったのは事実ですし、入院中にみかんを含むフルーツで食後高血糖になっていたのも事実。
そして、今回分かったように、しっかりと血糖値が上がってしまうのです、私の場合はね。
情報に安易に飛びつかないことです
みかんに限りませんけど、テレビや雑誌などでちょっと「〇〇がいいらしい」と聞いただけで、自分で血糖値を測ってみたわけでもないのに「〇〇がいいんだって~♪」と安易に飛びついちゃうのはどうかと思いますね。
聞いただけの知識をいくら集めても、実践が伴っていなければ何の役にも立ちません。大事なのは、自分の場合はどうなのか、血糖値を測って確かめてみることでしょう。
βークリプトキサンチン、その他「血糖値に良い」と言われているいくつかの物質が含まれている食材があるとしても、その食材に糖質がたっぷり含まれていたら、いい効果よりも悪い効果のほうが勝ってしまうことだって当然あるでしょう。
糖尿人のみなさん、みかんを食べる時は、食後血糖値がどれぐらい上がっているか1度自己血糖測定をしてみたほうがいいですよ。
よっしーは残念ながら1個丸ごと食べるのはちょっと多いかなぁと思ったので、次から、食べる時は半分ぐらいにしておこうと思いました。