糖質制限は1日の糖質量さえ守ればOK?
よっしーはもともと玄米食を実践していましたが、遺伝には勝てず20代でまず妊娠糖尿病になり、その後2型糖尿病に移行してしまいました。
長年気付かずに放置した末にとうとう糖尿病と診断された時にはすでにかなり悪くなっており、主治医から「あなたはこの先もずっと一生インスリン注射を継続しなければいけないでしょう」と宣告されました💦
入院中に看護師さんに「頑張ったらインスリンをやめられますか?」と質問しても、かえってきた答えは「うーん…量を減らすことはあり得るけど、完全にやめるのは無理だと思うわ」でした。
「これじゃダメだ」と思い、京都の江部康二医師が推奨なさっている「スーパー糖質制限」を開始したら7か月で完全にインスリン注射のランタスを中止することが出来ました。
江部先生が推奨なさっている「スーパー糖質制限」は1日の食事をすべて糖質20gまでに抑える方法ですから、1日に摂取していい糖質量は20×3=60gぐらいまでになろうかと思います。
しかしこれを都合よく解釈して「今日は朝昼兼用の食事だから糖質を2倍食べてもいい♪」なんていう方が実際にいらっしゃるそう。
糖尿病患者の場合、1度にたくさん糖質を摂取すると食後血糖値はかなり上がりますよね…トータルで1日あたりの糖質摂取量が同じでも、食べるものや食事回数など、本当にそれで大丈夫かしら??
えー!!これネタじゃないですよね??
朝昼兼用だからたくさん食べてもいい…という方は実際に見かけるわ!
食べ過ぎても次の食事で調整すれば大丈夫?
よくダイエットアドバイザー的な方が「糖質を食べ過ぎてしまっても次の食事で調整すればいいんです、神経質になってはいけません」などとおっしゃいます。
でもこれって健康な方のダイエットのことをおっしゃっているんですよね…糖尿病患者にとっては「あー次の食事で調整すればいいや、アハハ」では済みませんよ💦
同じ「糖質60g 」を摂取するのでも1度にまとめて摂取するのと数回に分けて摂取するのとでは血糖値の上がり方はまるで違いますし「1日1回ぐらい爆上がりしてもいいや」とは思えません。
江部康二医師は「1回の糖質摂取量を5g未満にする食事がもっとも効果的であるが、実際問題として継続しにくいから糖質20gまではOKとした」のであり、決して「1日60gぐらい糖質を摂取しなければ体に有害である」ということではないです。
1日3回血糖値が爆上がりすることに比べれば1日1回だけ爆上がりする方がそりゃいくらかマシでしょうけど、そもそも健常者や野生動物たちは1日1回でも血糖値が爆上がりすることはないです。
漫画では菓子パンの中でも特に糖質量が多いパンとしてメロンパンを取り上げましたが、どうしても食べたければ1度に食べる量をかなり減らすか、ローソンのブランのチョコクリームメロンパンにしてはいかがでしょう?
ブランのチョコクリームメロンパンは糖質19.2gあるので糖尿病のよっしーにはかなり多いです…普通のメロンパンよりはかなりマシですが。
新発売された時に次男と半分ずつ食べてその後歩きました。どんな味かわかったのでそれで満足です♪なかなか美味しかったですよ。
1日1回主食を召し上がる方は食後血糖値に注意して
江部康二医師はスーパー糖質制限ができない方には1日1回(朝か昼)少なめに玄米などの主食を摂る「スタンダード糖質制限」を勧めるそうです。
ただし1日1回の主食のあと、食後血糖値が爆上がりするようではいけないとのことです💦スタンダード糖質制限を実践中の方、食後血糖値は目標範囲内におさまっていますか?
食後にウォーキングなどをすればある程度血糖値の上昇は抑えられますが、あまりにも急激に上がりすぎて下げきれない場合もあるということをどうかお忘れなく!
また個人差もありますけど、糖質量が同じでも食品の種類によって血糖値の上昇の仕方はまったく同じわけではありません。
1日に摂取してもいい糖質量の合計さえ守ればOKだとか、何を食べても大丈夫~♪というわけではありませんので気を付けましょう。
特に「今日は朝食を食べなかったから朝昼兼用で2倍食べてもいい」はありがちだと思うので、くれぐれも気を付けてくださいね!タンパク質はまとめて多めに食べてもいいでしょうけど、糖質を2倍食べる必要はないのです。
糖質を1日60g食べなければいけないという意味ではないので、都合よく勘違いしないように気を付けなければいけませんね。
スーパー糖質制限では糖質を1度に20g以上食べない、をひとつの目安と考えればいいと思うわ。状態によって加減が必要ね。