低血糖を起こす糖尿病患者は自動車運転免許を取得・更新できないの?

糖尿病患者でも車の運転が出来る?

糖尿病患者は自動車を運転しても大丈夫?

昨日5年ぶりに自動車運転免許の更新手続きに行ってきました。日曜だから激混みでしたが、意外にスムーズに終わってほっとしました。

さて、免許更新手続きの際に「あなたは最近、意識を失うようなことはありましたか?」「そのことで医師から運転をやめるように言われていませんか?」といったような内容の質問がありました。

よっしーは糖尿病患者ですが、そのようなことはまったく無いので特に問題なく免許の更新が出来ました。実際のところ糖尿病患者の免許取得・更新に関してはどうなのでしょう?

 

糖尿病患者は自動車運転免許を取得・更新できるか

 

ざっくり言うと、運転中に意識を失うような重い低血糖が起きる可能性がある場合は運転をしてはいけない場合があるようですね。

そのようなことが起きる可能性があることを隠して自動車免許を取得したり更新した場合、平成25年に改正された道路交通法により罰則が適用されます。

交通事故はとても怖いものです。何の罪もない誰かの命を奪うことになりかねません。だから絶対に事故を起こしてはいけないのです。

 

にゃご
にゃご

意識を失うような低血糖…か。

よっしー
よっしー

糖尿病患者が重い低血糖になるのは、どのような場合かしら?

糖尿病=危険だから運転NGというわけではない

自動車を運転しているときに意識を失うなどして交通事故を起こすケースが多発したので、2002年6月の法改正により運転免許証の取得や更新には申告書の記入が義務付けられることとなりました。

記入内容によっては「運転適性相談」を受けることが義務付けられ、適正であると診断された場合にのみ免許の取得や更新を行うことが出来ます。

また病状に変化があった場合には、次の免許更新まで待たずに運転適性相談を再度受けることが義務付けられています。

じつは2002年6月の法改正の素案段階では、具体的な病名(てんかん・糖尿病・睡眠時無呼吸症候群・ナルコレプシー・統合失調症・双極性障害・躁病・重度のうつ病・持続性の妄想障害など)が盛り込まれていたんだそう。

 

お医者さんたち

 

しかしこれは特定の病気に対する差別につながるとの意見から現在、具体的な病名は挙げられていません。運転に支障をきたすような意識障害が起こるか等によって判断されます。

糖尿病患者だからといって誰もが低血糖発作を起こすわけではありません。よっしーはここ4年間でまったくないです。

糖尿病患者が重い低血糖発作を起こすのはどういう時かと言うと、やはり食事用のインスリン注射が多すぎた時でしょう。

また飲み薬や運動、飲酒、入浴などのいくつかの条件がたくさん重なったときにも低血糖を起こすことがあるそうです。

 

交通事故を起こさないために何ができるでしょうか

インスリン注射や経口血糖降下薬を使用している糖尿病患者が運転免許の取得・更新ができないのではなく、意識を失うような重い発作を起こして自分でそれを回避できない状態だと問題です。

「あ、低血糖だな」と感じてすぐに安全な場所に車を停めてブドウ糖を飲むなどして対処できる方なら大丈夫ですが、そうではない場合は必ず医師に相談して正直に申告しなければいけません。

また、よっしーの友人でご主人がご飯ものが大好きで運転中にうとうと居眠りをしてしまい、事故を起こしてしまったことがある人がいます。

その男性は糖尿病ではありませんが、糖質の多い食事は居眠り運転を引き起こす原因となり危険ですよね。彼女はご主人になんとか糖質を減らしてもらうべく頑張っているようです。

 

 

よく「運転前に血糖値が100以上あるように気を付けましょう」などと言われますが、運転前に血糖値が高くてもその後急激に下がる可能性もあります。

またしょっちゅう低血糖を繰り返していたり糖尿病神経障害が進行していたり高齢の糖尿病患者さんの場合には、軽い低血糖の段階で起きるはずの自覚症状がほとんどないまま意識を失うこともあるとか!とても危険です💦

こまめな血糖測定も大切なのですが、そもそも血糖値を乱高下させないことが大切なのではないでしょうか。あなた自身や、どこかの誰かの幸せな生活を奪ってしまわないために…

 

にゃご
にゃご

糖尿病だから運転できないんじゃなく、血糖値の乱高下が起こることが問題なんだよね。

よっしー
よっしー

血糖値の乱高下を最小限で済ませるためにはどうしたらいいのかを考えてみるべきね。

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