糖尿病治療食って本当に全部の糖尿病患者に治療効果があるんだろうか?

私には効果がなかった「糖尿病治療食」

3年半前に糖尿病性ケトアシドーシスで入院した時、3日目に「入院診療計画書」というものをもらいました。

「糖尿病性ケトアシドーシスにて、緊急入院となります。病状が落ち着けば、糖尿病の合併症探索なども行っていきます」「糖尿病について正しい知識が持てるよう援助いたします」とありました。

そして食事に関する欄には「治療食」に丸がつけられていました。常食(食事制限のない一般の入院患者さんの食事)ではなく糖尿病患者の治療用の食事ということです。

えーっと…あれ?治療食というからには糖尿病を「治療」する効果がある食事なんですよね?よっしーの場合、あの食事ではちっとも血糖値は良くなりませんでした。

また体重が減る様子もなかったです。もともとかなり太っている方なら効果があるのかもしれませんけど…

入院中に管理栄養士さんから栄養指導を受けましたが、ずっと以前からよっしーが実践していた食生活とまるで変わらない内容でした。

「今までこういう食生活で糖尿病を発症したのに、結局これからも食事は今までの通りなの?これで本当に良くなるの?」と不安になったのです。

にゃご
治療食なのに効果がないって残念だよな。他の人の場合はどうだか知らないけど、自分に効果がなかったら意味がないわけだし…

よっしー
そうよ!ひたすら真面目に頑張っているのになぜ血糖値が下がらないのかと悩みまくったわよ。

糖尿病治療食は何のための食事?糖尿病が治るの?

「治療食」と言うからには、その食事を食べることで糖尿病が改善することが期待できるはず。そこで、糖尿病治療食について調べてみました。

インスリン製剤や経口血糖降下薬を販売なさっているサノフィ株式会社様が運営するDM TOWNというサイトには次のように書かれています。

2型糖尿病の人は、食事として体内に入ってくるブドウ糖の量を制限する食事療法を行うことで、弱っているすい臓の負担を軽くして、すい臓の機能を回復させます。1型糖尿病の人は、体の外からインスリンの補給をしますので、補給の調節をしやすくするために食事療法を行います。

ああなるほど、そういうことなのね。1型糖尿病の患者さんの場合、インスリン注射をするので注射量と食事の糖質量をマッチさせるために摂取する主食の量などをあらかじめ決めておこうというわけ。

そして日本人の糖尿病の95%は2型糖尿病で、その中にはよっしーのように遺伝で発症する方もちらほらいらっしゃいます。

しかし2型糖尿病患者さんの中には、両親は糖尿病ではないのに自分だけ暴飲暴食でかなり太ってとうとう糖尿病を発症したと言う方も確かにいらっしゃいます。

そのようなタイプの方が病院で出されるような「糖尿病治療食」に切り替えれば体重も減るし、糖質摂取量もグンと減るのでその人的にはすい臓が対応できるようになるわけね。

つまり糖尿病治療食というものは、2型糖尿病の一部の患者には確かに効果がある方法なのだろうと思います。問題は、その方法では効果が期待できない患者がたくさんいるということ。

暴飲暴食タイプさんは、普通の食事1人前程度の糖質にはすい臓が対応できます。しかしよっしーのようなタイプは、普通の食事1人前程度の糖質では多すぎるんです…

なぜ他の選択肢を認めようとしないのでしょうか?

先ほど書いたように、いわゆる糖尿病治療食だけで血糖値が容易に改善するのは一部の2型糖尿病患者だけです。

それ以外の糖尿病患者はインスリン注射や経口血糖降下薬が必ず必要になります。かなりたくさんの薬を併用している方もいらっしゃいます。

たとえば糖質制限食でインスリンや薬なしで血糖値をコントロールできるようになる患者はたくさんいるのに、なぜ糖質制限を選択肢のひとつとして認めようとしないのでしょうか?

人間とは食性の違うウサギやネズミの実験を持ち出して「糖質制限すると長期的には健康に悪い影響があるかもしれないからダメだ!」とおっしゃる方もいます。

でもそういう方は、一部の経口血糖降下薬でガンのリスクが上昇する可能性があることや、死亡率を上げる可能性死亡例があることは気にならないのでしょうか?

現在日本でもっともよく処方されている糖尿病薬は、このさき30年、40年と患者さんがずっと服用しても絶対に悪いことが起こらないと保証されているのでしょうか…

一部の方には合わないこともあるので慎重に経過を見ていかなければいけないのは、糖尿病新薬も糖質制限も同じであるはず。

糖質制限が流行しても自分たちの利益にならないので反対するけど、薬は使ってもらったほうがありがたいので副作用には目をつぶる…ということなのでしょうかorz

糖尿病治療食が万能でない以上、選択肢を増やすべき

糖尿病専門医の先生方は、ガイドライン通りに治療を行っている先生がほとんどだと思います。ガイドライン通りにしないで何かあった場合、責任問題になりますもんね。

逆に言えば、きちんとガイドライン通りに行っていれば、患者の病気が悪化しても訴えられたり罰せられることもないわけです。

日本では年間3000名が糖尿病から視力を失い、16000名が糖尿病腎症で人工透析を開始し、3000名が足を切断しているそうです。

でもそれらの患者さんたちが「医師による治療が間違っていたせいでこうなった」と医師を訴えていますか?ないですよね…みなさん、ただひたすら悲しい、悔しいばかりでしょう。

よっしーの主治医は糖尿病専門医ですが、私の好きなようにやらせてくれています。今のところ、別に反対する理由が何もないからでしょう。

しかし中には「標準治療以外はすべてインチキでけしからん」とする医師達もいらっしゃいます。そういう先生方を主治医にすれば、誰もがカンペキに糖尿病合併症を阻止できるのですか?

「私にお任せください、標準治療で100%糖尿病合併症を防げますよ!」と胸を張って言えないのなら、他の選択肢を否定しないでください。

現在のところ、すべての糖尿病患者を救える食事方法は存在しませんし、インスリンや経口血糖降下薬にも副作用があります。カンペキな方法など存在しません。

カンペキな方法が存在しないからこそ、選択肢を増やすことで救われる患者も増えるはずなのですが…みなさんはどう思われるでしょうか?

にゃご
ひとりひとりの患者にとっては、自分が良くならないと意味が無いんだもんな。選択肢は多いほうがいいに決まっているぞ!

よっしー
患者は病気を良くしたい、ただそれだけなのよね♪私たちには健康になる権利があるのよ。

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