4年近く糖質制限していて一向に死にませんが…?
今日実家の母と話したとき、ちょっとびっくりするようなことを言われました。なんと「あんた、糖質を摂らないでいたら死んじゃうんじゃないの!?」ですって。
ははぁ…どうせ何かしょうもないテレビの健康番組か何かでそんな話を聞いたんだろうなぁと思いました。よっしーのブログのことは母は知りません。
母はどちらかと言うと世間で言うところのインテリに含まれる部類のヒトですけど、「糖新生が…」と説明してもたぶんムダだろうなと思ったので黙っておきました。
何よりも、あなたの娘はもう4年近くも糖質制限を続けているのに一向に死ぬ様子はないじゃないですか、と心の中で呟きました💦
私は人並みに糖質を摂取していて4年近く前に糖尿病性ケトアシドーシスを発症しました。糖尿病性ケトアシドーシスは1~10%の確率で死亡する恐ろしい状態です。
糖質を摂らないで死亡するというよりは、たっぷり糖質を摂取していて死ぬ可能性のほうがずっと高かったのがよっしーです。
必要なブドウ糖は糖新生で賄うことができます
脳のグリア細胞など、体の一部分はブドウ糖しかエネルギーとして使うことができないのは事実です。ちなみに、思考に関わる脳のニューロンはケトン体を使えます。
「体の中にブドウ糖をエネルギーとして使う部分があるから、糖質をたくさん食べなければいけないのだ」と心から信じている方はかなり多いです。
でもね、健康な方(肝臓が正常に糖新生を行う能力がある方)であればわざわざ糖質を経口摂取しなくても何ら問題は起こらないんですよ。
グリア細胞その他が必要としているブドウ糖は、糖新生で十分に賄うことができます。よっしーは多少運動もしていますが全く問題ありません。
私は4年前に主治医から低血糖対策のためにブドウ糖を常備しておくように言われましたが、いまだに1度もそれを使用したことはありません。
低血糖の主な原因は、インスリン注射やインスリンを分泌させる経口血糖降下薬、そして糖質の過剰摂取です。
軽度の2型糖尿病患者は、糖質の過剰摂取の後に高血糖になった後、遅れて血糖値が下がりすぎることがありますので気を付けましょう。
低血糖以外の理由で死ぬのでしょうか?
健康な人は糖質制限しても低血糖にはならないので、きっと「糖質制限すると死ぬ」と主張している人は他の理由でそう言っているのでしょう。
よっしーは糖質制限を開始したら脂肪肝が治って中性脂肪もコレステロール値も正常値になりましたし、血圧も正常値まで下がりました。
またガン細胞は正常な細胞と比較して明らかにエネルギーとしてブドウ糖を好むことはよく知られた話ですよね。
うーん…どう考えてみても「糖質制限が原因で死ぬ」理由が思いつかないのですよ。糖質制限で体調が良くなったのに、油断してやめてしまった方はどうだか知りませんけど💦
糖質制限で何か良くないことが起こると言うのならそれなりの根拠が必要だと思います。私たちと同じ黄色人種であるイヌイットは近年まで糖質制限的な食生活をしてきました。
それで彼らは生活習慣病がきわめて少なかったのに、その事実を無視して「ネズミに糖質制限させたら寿命が縮んだ」というのも変ですね。イヌイットよりもネズミに体質が近いの!?
根拠がはっきりしない「脅し」に注意しましょう
何かの商売をしている方たちの中には「糖質制限は短期的には良いかもしれませんが、20年後ぐらいに悪影響が出るので危険なのでやめましょう」などと脅してくる方もいます。
そういう方たちは「糖質制限は危険かもしれない」とおっしゃるのですが、経口血糖降下薬を何十年も飲み続けることに関する危険性には言及しません💦
また従来の糖尿病食事療法を守っていて糖尿病が悪化してしまった患者たちに関してもノーコメントを通すのである意味非常に分かりやすい方たちです。
糖尿病患者のよっしーたちは、自己責任において自分が良いと思う食事療法を選択する権利があるはずです。
現在日本ではかなりの人数の糖尿病患者が失明したり透析を開始したり心筋梗塞などで亡くなっていますが、彼らがずっと続けていた食事療法は何でしょうか??
従来の食事療法でたくさんの患者の糖尿病が悪化したり死亡したりしているにも関わらず、糖質制限だけを批判して薬やインスリンや糖質については何も言わない方が多いのはなぜ・何のためなのか考えてみてください。
そのことをじっくり考えたら、あなたが次にどうするべきか、何を信じるべきなのかは自ずとはっきりするのではないでしょうか。