元木大介さんは中性脂肪も血糖値もかなり高い!
元プロ野球選手の元木大介さんがテレビ番組「主治医が見つかる診療所」の企画で血液検査をしたところ、中性脂肪が1654もあり、空腹時血糖値183&HbA1c8.3だったそうですね。
同じく元プロ野球選手の清原和博さんは一時、血糖値が900にまでなったという重度の2型糖尿病ですが、現役時代すでに糖尿病を発症していた可能性もあると言われています。
元スポーツ選手が糖尿病などになると「運動量が減ったのに昔と同じ量の食事をしているせいでカロリーオーバーになったのだろう」と世間では言われます。
確かにそれはあるでしょうね。清原和博さんが逮捕前にアメブロでブログをしていらっしゃったのを見ていましたが、おやつや食事の画像を見るとかなりの量でしたから。
元木大介さんは以前、ラーメン店を経営なさっておいででした。ラーメン、かなりお好きだったのかもしれませんね。
現役を引退されたと言っても、清原さんはジムで本格的な筋トレをなさっておいででした。元スポーツ選手の方たちは引退してもそこらへんの一般人より筋肉はあると思います。
運動は大事ですが、運動さえしていれば何をどれだけ食べても大丈夫!ということは無いのではないかなぁ…と思わずにはいられません。
運動すれば何もかもチャラになるから大丈夫!?
何をどれだけ食べても、その後運動すればチャラになるので大丈夫と思っている方はきっと多いでしょう?
実は、若い頃のよっしーもそうでした。食べすぎたら、「食べちゃったカロリーを全部消費してやる~!!」とひたすらジムでハードな運動…
確かに、それで体重はキープできていたんですよ。でも今思うと、カロリー収支だけつじつまを合わせても、運動量に見合ったビタミンやミネラル、必須脂肪酸などは摂取できていませんでした。
だからかな、しょっちゅう風邪を引いたり、明らかに貧血の症状があったり…当時のよっしーは筋トレが大好きだったのでタンパク質の摂取量には気を付けていても、ビタミンやミネラルについてはあまり意識していませんでした。
ハードに運動する方は、各種ビタミンやミネラルもたくさん消費されます。そのことを考えずにカロリー収支のことだけを考えていると、栄養不足に陥ります。
2型糖尿病の発症に関して、ある種のビタミンやミネラルの欠乏が関係しているのではないかとも言われていますが…そうだとしたら、あまりにもうっかりしていたなぁ。
当時、サプリは自然ではないから!と一切飲まない主義だったんです。とても自然とは言えないほどハードに運動しすぎていたのに、それに見合った栄養を摂取しなかったんですね。
脂質を極力避け、糖質を食べてひたすら運動しまくっていた昔の自分を思い出すと、まるで穀物を主食にして一晩中回し車をひたすら回し続けるネズミのようだな…と思います。
また言うまでもありませんが、筋肉量を頑張って増やしても「普通の人の2倍3倍食べても大丈夫」になるわけではありません。そこまでのチカラはありません。
せっかく筋トレで少し血糖消費量が増えても、安心してそれ以上に食べすぎれば結局は同じことです。運動が嫌いでジムに行ったことが無くても一生糖尿病にならない方も多いですしね。
筋トレするためにわざわざ糖質を摂らなくてもいい
重量挙げの選手ならともかく(彼らは記録のためにやっているのであって、健康を第一の目的としているわけではありません)、そこらへんのおじさんおばさんが筋トレをするとき、わざわざ大量に糖質を摂取する必要は無いと思います。
確かに糖質を摂取したほうがエネルギーは確保しやすいですし、痩せていてなかなか太れないタイプの方が太るためには糖質を摂取したほうが手っ取り早いかもしれませんね。
また今まで運動を何もしていなかった方であれば、食事はそのままで運動をプラスするのはとても良いことですし、それだけでも血糖値はある程度下がると思います。
でも、すでに糖尿病を発症している方が筋トレをするためにわざわざ糖質摂取量を今よりも増やす必要は無いと思います。ライオンやトラが糖質を摂らずに走れるのは、なぜでしょう?
糖質制限をしながら筋トレをして見事な筋肉を作り上げている方たちはたくさんいらっしゃいます。見た目をゴツくする目的ではなく糖尿病改善が目的なら、それで十分かと。
よっしーは昔、「糖質が足りないと筋肉が落ちる」と信じていました。実体験ではなく、フィットネスの雑誌などにそう書いてあったのを鵜呑みにしてただけですorz
それでアミノ酸入りの飲料をジムで毎回買って飲んでいましたけど、うまく買わされちゃったかな!?もちろん糖質も入っていたので、あれが大きな負担をかけてしまっていたのかも。
ついでに「主食を食べないと頭がバカになる」とも思っていました。バカはお前だよ!と突っ込みたくなります。本に書いてあることをただ根拠も分からず信じただけでした。
当時は糖新生のこともよく知らないし、脳でブドウ糖しか使えないのはグリア細胞だけだということも、糖質制限しても健康なら低血糖にならないことも何も知りませんでした。
糖尿病発覚前後にいったん筋肉量がガサッと減りましたけど、現在はまた昔とほぼ変わらない筋肉量に戻っています。もう40過ぎてますから、年齢的には不利だと思いますが…
運動は過信せず、食事をコントロールすることを優先に♪
適度な運動にはさまざまな健康効果が期待できます。糖尿病の方は合併症があると運動療法にも制限がかかりますので、必ず主治医に訊いてから無理のないように開始しましょう。
ただ、「運動してるからたくさん食べてもOK!」ではないことをどうか忘れないでいただきたいのです。
何かと騒がれがちな安田大サーカスのクロちゃんのTwitterアカウントをフォローさせてもらっていますが、彼はジムで筋トレ・プール・その他いろいろな運動に励んでいらっしゃる様子。
でも、それ以上に食べすぎてしまうのでなかなか体重は減らないみたい…昨日は「運動したからって、食べ過ぎたら意味ないしんねー。」とおっしゃっていましたし、食事のコントロールができればきっと良くなるはずです♪
糖尿病患者にも、それから糖尿病の発症予防にも、運動はとても大事です。大事なんですけど「運動するために糖質を食べなきゃ!」と思ってしまうと、おかしな方向に行ってしまうことも。
中には「運動するために、食後高血糖をおさえる薬を飲んででも糖質をたくさん食べなければいけません」とおっしゃる方まで。思いきり本末転倒だと思いませんか?
運動を過信せず、かといって運動不足にもならないように、気をつけながら運動をうまく生活の中に取り入れていきましょうね♪