清水泰行医師の『肥満・糖尿病の人はなぜ新型コロナに弱いのか 「糖質過剰」症候群2』

清水泰行医師の『肥満・糖尿病の人はなぜ新型コロナに弱いのか 「糖質過剰」症候群2』

ドクターシミズ先生の新刊を買いました♪

ドクターシミズこと清水泰行先生は、糖質制限をしながらフルマラソンやウルトラマラソンに出場なさっている医師です。

清水先生のブログは少し内容が難しいこともありますが、とても勉強になります…一貫して糖質制限すべきという内容なので、糖質好きの方には耳が痛い内容かもしれませんが💦

さて、そんな清水先生の新刊『肥満・糖尿病の人はなぜ新型コロナに弱いのか 「糖質過剰」症候群2』を購入して読んでみました。

 

正直、最初は「肥満も高血糖も新型コロナウイルス感染症の重症化リスクなんだよね、知ってる」と思い、この本は読まなくてもいいかな~と思っていたんです(清水先生ごめんなさい💦)
でも買って読んでみたら、その内容は単に新型コロナウイルス感染症のことだけではなく、むしろ「他の疾患と糖質過剰摂取の関係」についていろいろ目からウロコが落ちました!
この本を読んでしまうと、糖尿病患者さんはもちろんのこと「私は糖尿病は関係ないから大丈夫だもん♪」と仰る方も糖質の過剰摂取ができなくなるかも…そんな一冊です!
にゃご
にゃご

病気は糖尿病だけじゃないんだけどなぁ…

よっしー
よっしー

そうなんだけど「生活習慣病」以外は食事と関係ないと思っている人がほとんどじゃないかしら?

1型糖尿病と2型糖尿病は「全く異なる病気」ではない?

この本を読んでいて「あれっ」と思ったことの一つが、「1型糖尿病」と「2型糖尿病」に関してです。

一般的には「1型糖尿病はある日突然、生活習慣とは何の関係もなく発症する。2型糖尿病は遺伝(体質)+生活習慣で発症する。両者は原因が全く異なる別の病気」と言われていますよね。

しかし清水先生は、両者をそのように単純に別モノとして分けることはできないのではないか、と書いていらっしゃいます。

 



 

今のところ、1型糖尿病ではなさそうな患者はまとめて2型糖尿病と診断されて治療しているのだと思いますが、いかがでしょう?

確かに一部の方では、1型糖尿病を発症しやすい遺伝子(体質)に慢性的な糖質過剰摂取が重なると、すい臓のβ細胞がストレスでどんどん死ぬことによって自己免疫反応が引き起こされるのではないかという説もありましたね。

もしそうだとしたら、一部の方は1型糖尿病を発症しやすい遺伝子を持っていたとしても食生活によって発症を予防できる可能性もありますよね♪

 

糖質過剰摂取がもたらすいろいろな病気

この本ではタイトル通り「一部の方で新型コロナウイルス感染症が重症化しやすい理由」について詳しく解説されています。ちょっと難しいですが興味のある方は頑張って読んでみてください。

そして、一般的には食生活とは関係なく発症すると思われるいろいろな病気も、実は糖質過剰摂取がリスクを上げているのではないかという清水先生の主張です。

あまり詳しく書けませんが、少しだけ挙げると「糖尿病腎症ではない他の腎臓病、精神疾患、認知症、自己免疫疾患など」。

むしろ糖尿病なんて「糖質過剰摂取がもたらす病気の中のほんのひとつに過ぎない」ことがわかります。


「私は糖尿病家系じゃないし太ってないから食べたいだけ甘いものを食べても大丈夫!」と仰る方は多いですが、じつはそうではないかもしれないのです。
なぜか「生活習慣病」と呼ばれる病気だけが食事と関係があり、そのほかの病気は「何も悪いことをしていないのに運悪くそうなってしまった」と思いがちです💦
でも…じつはそうではなく、糖質過剰摂取をやめることで予防&改善が期待できる病気は糖尿病の他にもたくさんあるかもしれないということですね。
にゃご
にゃご

積極的にいろいろな病気を防ぎたいなら、もっとできることがあるよ!

よっしー
よっしー

病気の早期発見も大事だけど、そもそも予防しなきゃいけないわ。

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