少し前に第2回医療マンガ大賞に応募するために「コミュニケーションの難しさ~医療従事者視点から~」というマンガを描きました。
同じエピソードを医師視点から描く部門と患者視点から描く部門があり、別々の部門に複数応募しても良いということでしたが、「医師視点のほうが描きやすそうだ!」と思ってまずそちらを描きました。
でもやっぱり「糖尿病患者であり糖尿病患者の娘でもある私が患者視点の話を描かなくてどうするんだべ?」という思いから、締め切りギリギリでしたが新たにもう1本描いてみました。
同じエピソードを医師の視点と患者の視点、双方向から描くというのはなかなか面白かったです。医師は医師寄り、患者は患者寄りになってしまいますしね、同じ事柄であっても。
なお今回の作品では、甘栗ミカコ先生は「父親が院長をしている糖尿病内科クリニックで働いている」という設定になっております。
糖尿病内科医ではありませんが、他の科で親子で経営しているクリニックをいくつか知っているので「こんな感じかな?」と想像して描いてみました。
しかしいつものミカコ先生はまだ糖尿病専門医ではない若さで総合病院の糖尿病内科勤務という設定です。
これは「数年後、糖尿病専門医になった30代のミカコ先生の話」だと思ってください。年齢的に20代では糖尿病専門医にはなれないので💦
患者Aさんは週刊誌で「この糖尿病薬は高齢者には危険!」という記事を読み、主治医のミカコ先生に相談しましたが、お父さんとちょっとしたケンカをしてイライラしていたミカコ先生はちょっと冷たい対応をしてしまいました。
「やっぱり若い医者は不勉強でダメだ!」と思ってしまったAさんは、その後通院と薬を飲むことをやめてしまい、最初は何ともなかったのですが風邪を引いて寝込んだのち、高血糖昏睡に陥ってしまいました。
このエピソードって医師と患者のどちらかが100%悪いっていうことではないと思うんですよね。だからこそお互いに気を付けなければいけないのだと思います。
そうだね、主治医と患者の二人三脚でいかないとニャー!
ペースが速すぎてもダメなのね。無理なく♪