【レポート】糖尿病患者が胃腸炎になっちゃった!

糖尿病患者の胃腸炎レポート

先週の木曜日の朝あたりから、何やらナゾの吐き気が始まりました。下痢などはありませんでしたが、もしかしてこれは以前にもかかったことがある胃腸炎!?

午後からだんだん具合が悪くなってきましたが、あいにく近所の内科クリニックは木曜午後が休診なので様子を見ることに…そして、もう水分を取るのが精一杯で食事はまったく受け付けなくなってしまいました。

翌朝、起きるなり胃液?を嘔吐…体重もガサッと減っており、これはもう内科で点滴をしてもらうしかないと思いました。

普段は75ぐらいの心拍数が107になっており、唇も口の中も乾いていました…脱水症状です。ちゃんと塩も水分も摂っていたのに!?

血糖値は前日からあまり食べていないので低めだったのですが、この後135まで上がりました。脱水の影響もあったのでしょうか。

 

パルスオキシメーター

 

内科へ行き、体温を測定すると36.7度。酸素飽和度は99(正常)でした。新型コロナではなさそうでしたが、胃腸炎は他人にうつるかも…ということなのか、奥のベッドで待機。辛くてめちゃくちゃしんどかったです。

診断はやはり胃腸炎のようで…胃腸炎といっても下痢をしない場合もあるそうです。脱水症状があるということで点滴をすることになりました。

この内科は糖尿病患者も診ている内科なのですが「私は糖尿病なので、できたらブドウ糖が入っていない点滴をお願いしたいのですが」と申し出ると「それはないので一番ブドウ糖が少ないやつにします」とのこと。

点滴のわきから吐き気止めの注射を入れ、2時間かけて点滴をしました。終わった頃にはいくらかのどの乾きもおさまったような気もしました。吐き気止め(ドンペリドン)と胃薬をもらって帰宅。

ドンペリドンは副作用として心電図QT延長が現れることがある薬なので、心電図検査で異常を指摘されている方は必ず医師に伝えてください!

 



 

後で調べたところ、点滴は500ml中に20gちょいのブドウ糖が入っているものでしたが、2時間かけて少しずつ入れたので血糖値のピークはプラス25の状態が継続してそれ以上は上がりませんでした。

内科へ行く前はもう何も食べたくないどころか、ベッドに横になっていても苦しくてたまりませんでしたが、帰るときには「梅干しととうふそうめんが食べたい」と思ってコンビニに買いに行きました。

塩味の梅干しととうふそうめんはとても美味しく、お茶だけではなく「アクエリアスゼロ」をちびちび飲んで水分補給。

アクエリアスゼロも糖質がわずかに含まれていますが(100mlあたり0.7g)、ポカリスエット(100mlあたり6.7g)よりはかなりマシです。OS-1(100mlあたり1.8g)も悪くはないですね。

7年前に糖尿病性ケトアシドーシスで入院した時に医師から真っ先に言われたのが「ポカリとか飲みすぎてなかった!?」でしたから…その後医師に聞いたのですが、風邪だからといってポカリスエットを飲みすぎて高血糖になる人は多いんですって。

 


 


現在、吐き気はすっかりなくなり、体重の減少も止まりました。まだ豆腐や魚などあっさりしたものを普段より少なめにしか食べられませんけど、快方に向かっています。血糖値は通常通りです。

このご時世なので体調が悪くなるとすぐ新型コロナか!?と思って焦りがちですが、病気は新型コロナだけでは有りません。もっと怖い病気は山ほどあります。

そして糖尿病患者の場合、点滴ひとつでも高血糖になったりするので医師とよく相談してください。

胃腸に優しいものを…といってもうどんやおかゆなどの高糖質食品ばかりではありません。豆腐のほか、フリーズドライの卵スープも私は食べやすかったですよ。

そして、「体調がおかしい」と思ったらまず自己血糖測定をしてください。特に1型糖尿病の患者さんの場合、糖尿病性ケトアシドーシスの可能性もあるからです。

追記:記事を書いた翌日にはすっきり全快しました!

 

にゃご
にゃご

できれば早めに受診しようね!

よっしー
よっしー

つい遠慮してしまいがちなご時世だけど、放置するとしんどいものね。そして糖尿病患者さんは特に気をつけましょうね。

Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.