何年か前、東京で「コーラしか売ってない自動販売機」というものを見たことがあります。「ひぇー、さすが東京はすごいなぁ」と妙に感動したりしてwww
ただ、その自動販売機の横には普通にお茶やコーヒーやオレンジジュースを販売している自動販売機もあったので別に良いと思うんです。
もし下のイラストのように「たった1台の自動販売機にコーラ以外の飲み物がひとつもない」という状況だったらあなたはどう思いますか?
コーラが好きで好きでたまらない方たちは大喜びで「他の飲み物なんていらねー!!」とおっしゃるかもしれません。
でも、世の中の人全員がコーラ好きとは限らないんですよ。炭酸飲料全般がニガテという方もたくさんいらっしゃいます。
なぜお茶やコーヒーが飲みたい方の選択の自由は尊重されないのでしょう?コーラを作っている会社はお茶やコーヒーも作っているはずでは💦
昔からコーラしか販売していなかった自動販売機に今さらお茶やコーヒーを入れると面倒くさいから?コーラ大好きな人が怒るから??
コーラしか販売しない自動販売機は、コーラ好きな人しか満足させることができません。しかしコーラを残したままお茶やコーヒーを加えれば、お茶やコーヒー好きの人たちも満足させることができます。
糖尿病治療法もこれと同じだと私は思います。糖質60%のカロリー制限食でちょっと体を動かすだけで劇的に血糖値が下がる方もいれば、それではうまくいかない方もたくさんいます。
それではなぜ、治療方法の選択肢を増やそうとしないのでしょうか?アメリカでは糖尿病の食事療法が複数用意されていて「すべての患者に合う食事療法は存在しない」と言われていますのに。
人それぞれ合う方法が異なるのなら、選択肢が多ければ多いほど救われる患者は増えます。コーラ好きな方が「あの論文によれば、お茶はコーラよりも劣っています!!」「コーヒーよりコーラのほうが人気投票で上位でした!!」などと言う必要がありますか?
アメリカや諸外国が認めていることを、日本だけがいつまでもコーラ「だけ」に頑なに固執していられるとは思いません。鎖国の時代じゃないんですから💦
買う立場の人は、選択肢が多いことを怒ったりしないはずだと思うんだニャア…
そうよね!怒るのはコーラだけを売っている方かもね?