たんぱく質や塩分の摂りすぎは気にしても糖質の摂りすぎは気にしないの?

糖質だけは「これは適量、摂り過ぎではありません」!?

よっしーは糖質制限をしている糖尿病患者ですけど、糖質制限をしているわけではない糖尿病の方や世間一般の方の糖尿病に対する考えをTwitterなどでよく見かけます。

糖質制限をしている方たちは糖質摂取量についてもちろん気になさっていますが、そうでない方はどうやら「たんぱく質を摂りすぎると腎臓に良くない」「塩分の摂りすぎは血圧を上げる」などはとても気にしていらっしゃる方が多いです。

でも、あれれ?たんぱく質や塩分の摂りすぎにはそんなに慎重になるのに、糖質の摂りすぎに関しては気にならないのかな?と思うことがよくあるんですよ。

一般的に「糖質の摂りすぎ」と言うと、メタボ体型のおじさんが外食でどんぶりご飯をかきこんで、食後にはデザートも食べて…なんていう光景を想像する方が多いのではありませんか?

でも実際はそんなにたくさん食べていなくて、ご飯茶わん1杯程度しか食べないのに血糖値が爆上がりしてビックリ!なんてことは糖尿人にはよくあることですね。

みんなが「適量」「普通」だと思っている量の糖質であっても、糖尿病患者の血糖値を爆上がりさせるのには十分すぎる量だったりするわけです。

にゃご
みんなでたくさん食べれば怖くない…ってことはないよな!

よっしー
そりゃそうよ。みんなで仲良く病気になっても、ちっとも嬉しくないわ!

糖尿病腎症をもっとも悪化させるのは糖質です

よく安田大サーカスのクロちゃんが「腎機能が低下しているのにたんぱく質や塩分の摂りすぎ!」と叩かれているのを見かけます。

確かに、ある程度以上腎機能が低下してしまった場合はたんぱく質や塩分の摂取量を制限したほうがいいのは事実のようです。

下の表はメディマグ糖尿病様のサイトからお借りしました。よっしーは糖尿病と診断された時かなりタンパク尿やら潜血やら出ていましたが、第2期~たまに第3期Aになることもある糖尿病腎症です。降圧剤などは今のところ飲んでいません。

糖質制限を何年も継続することで第3期Aから第1期まで回復した方はわりといらっしゃるようですが、第4期以降になってしまうと難しいようです。早めの対策が大切です。

糖尿病腎症に最も良くないのは糖質の摂りすぎです。腎臓は、糸球体という細い血管の塊から構成されており、左右それぞれの腎臓の中に糸球体が100万個もあるそうです。

高血糖が続いて腎臓の細かい血管に動脈硬化が起こると、だんだんろ過機能が低下します。これが糖尿病腎症です。

すでに腎機能がかなり低下してしまった場合は、腎臓のろ過能力の範囲内でたんぱく質を食べなければいけないようですが、健康な腎臓がたんぱく質摂取によって障害されるというエビデンスは無いそうです。

ボディビルダーやフィットネスに励む方たちはかなりたくさんのたんぱく質を摂取していらっしゃいますが、それで腎臓が悪くなったという話はあまり聞かないですよね。常識の範囲内の食事量であれば。

もっとも、加齢とともに腎機能は低下しますので食事と無関係に病気になる可能性は誰にでもありますが…糖尿病の治療中に、糖尿病とは関係ない腎臓の病気になった方もいらっしゃいます。

まぁたんぱく質の摂取量を気にするのも良いのですが、たんぱく質や塩分の摂取量を気にするのであれば糖質の摂取量についても注意しなければ結局、あまり意味がないと思います。

グレート義太夫さんは糖尿病で、当時はまだ糖質制限なんて日本ではほぼ誰も知らなかったので、医師から言われた通り、焼き肉を食べに行けば肉をガマンしてご飯を食べるなどしていて人工透析になってしまったそうです。

ご飯を一緒に食べると塩分も摂りすぎてしまいがち

糖質制限をしている方ならよく分かると思いますが、いわゆる「ご飯が進むおかず」の味付けはとても濃いです。

あんな濃い味のおかず、ご飯と一緒だからこそどんどん食べられるのであって、おかず単独ではとても食べられたものじゃないと思います。

だから糖質制限をしていると自然に薄味になっていくんですよね。ご飯と甘辛いおかずを一緒に食べると味が薄まるのでちょうど良い味付けに感じるかもしれませんが、糖質も塩分もたっぷり摂りすぎることになります!

以前どこかで「糖質制限はおかずばかり食べるので塩分の摂りすぎが心配です」という文を読んだことがありますが、糖質制限をやってみたことのない方の想像に過ぎないな…と思いました。

以前うちの長男が「ご飯って明太子とかフリカケとか梅干しとか、そういうしょっぱいものと一緒に食べないと美味しくないよね」と言ったことがありますが、確かにそうです。

そこまでしてどうしても食べなければいけないものかな?と思ったことは無いですか?一部の病気の方を除いて、糖質はそこまでたくさん経口摂取しなければいけないものではないはず。いわば嗜好品なんですよね。

痩せすぎで太りたい人はどうやって健康的に太ればいいの?

2型糖尿病患者の中には確かに太りすぎの方もたくさんいらっしゃいますけど、すべての方がそうではありません。中には、むしろ痩せすぎで困っている方もいらっしゃいます。

そういう方は「太るためには糖質を食べないといけないんだ」と思いがちなんですけど、それじゃあと思ってご飯を食べて血糖値を測ると、爆上がりしていてガッカリするわけです。

痩せすぎは健康によくありませんけど、血糖値を爆上げして太ることが果たして健康に良いことかどうか…ここは糖質よりも、良質の脂質をうまく利用しましょう。

よっしーの父は昔、すでに十分に痩せているのに血糖値がイマイチで主治医から「もっとカロリー制限をきちんとしなさい」と言われて困っていました。これ以上どうしろと…

そんな父に糖質制限の本をプレゼントして「おやつにナッツやチーズを食べてもいいんだってよ」と教えてあげると、父はとても喜んでいました。2~3キロ太ったのに血糖値は下がったそうです。

腸が健康で食事の内容や量に本当に何も問題がなければ、糖質制限でどんどん痩せていってガリガリになるということは通常起こらないはずです。だって農耕開始前の人類は、みんなどうやって生き延びてきたのでしょう?

もし糖質制限で必要以上にどんどん痩せていくようであれば、どこかに問題がないかどうか考えてみる必要がありますよね。

特に、ちゃんと食べているのに何らかの原因で腸が栄養をきちんと吸収できていないかも…という事もあると思いますよ。

まとめ:糖質の摂りすぎを自覚している方はまだまだ少ないです

たんぱく質や塩分、はたまた食品添加物などの摂りすぎについてはかなり気を付けているのに、自分が糖質を摂りすぎているとは思っていない方はかなり多いはずです。

現在糖尿病患者に勧められている食事はエネルギーの5~6割を糖質から摂取しますが、この数字は特に科学的な根拠があるわけではなく、昔の日本人の食事の平均がそのぐらいだったのでそう決めただけだと日本糖尿病学会の評議員の先生もおっしゃっています。

「他の人もこれぐらい食べてるから、これぐらいは適量だよね♪」と思っているから、多くの方が病気になってしまうのかもしれませんよ。

食事と関係のある病気は糖尿病だけとは限らないのです。たまたま糖質の処理が苦手な体質の方は糖尿病になりやすいというだけで。

にゃご
みんなが食べてるからこのぐらいは普通…と思っていると痛い目にあうかもしれないな、気をつけよう!

よっしー
そうね。本当に食べなければいけないものなのか、自分でよく考えましょうね♪

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