糖尿病・妊娠糖尿病では食べると血糖値が上がるのは当たり前!?

血糖値が上がるのは当たり前だから気にせず食べましょう?

最近、よくこんなことを耳にするんです。「糖尿病や妊娠糖尿病の人は糖質を食べると血糖値が上がるのは当たり前だから気にしないほうがいいですよ」

また「いちいち血糖値を測定するとストレスがたまって良くないので、あまり測らないほうがいいかもしれない」とも。

確かに血糖値は上がるでしょうね、糖尿病ですから…2型糖尿病や妊娠糖尿病の場合、血糖値を下げるホルモン「インスリン」の働きがイマイチになっていますから。

そこで「じゃあインスリンを分泌させる薬を飲んだりインスリンを注射すればいい」と思うか「血糖値を上げない食事をして少量のインスリンでやっていけるようにすればいい」と思うか。

1型糖尿病の方が、どうしても足りない分をインスリン注射で補うことは必要です。

しかしインスリン抵抗性のある方が血糖値を下げるためには、健常者の方よりも大量のインスリン(自己分泌または注射)が必要になりますよね。

血糖値が正常だとしても高インスリン血症には健康上大きな問題があることはすでに30年前にもはっきり分かっていたことです。

まずインスリン感受性をなるべく改善した上で、必要以上にインスリンを分泌させないような生活が糖尿病合併症を予防する最善の方法だと思うのですが…

にゃご
病院の糖尿病教室なんかでは「インスリンは正義の味方です」的な言い方をしているんじゃないかな?

よっしー
そうよ、だから足りなければ注射で補えば問題ないって思いがちなのね。

昔は糖尿病薬もインスリン注射もなかった

言うまでもありませんが、大昔には糖尿病薬もインスリン注射もありませんでした。昔の日本人の平均寿命は短かったので、中高年で2型糖尿病になる人は確かに少数だったかもしれません。

しかし妊娠糖尿病はどうでしょう?経験者の方ならよくご存知だと思いますけど、日本の妊婦さんの8~10人にひとりは妊娠糖尿病と診断される時代です。

しかも多くの妊婦さんは特別太っているわけでも食べすぎているわけでもないです。よっしーのTwitterのフォロワーさんたちを見てもそれは明らかです。

インスリン注射がなかった時代の妊婦さんたちがそんなに高い確率で妊娠糖尿病になったでしょうか??

妊娠糖尿病は母子の生存上、とても不利なことだったはず。野生のライオンや猫のお母さんたちは妊娠糖尿病になるでしょうか?

縄文時代の女性たちは「妊娠糖尿病になったけどインスリンさえ打っときゃスイーツを食べられるわ♪」なーんてことはありませんでしたよね!?そもそもスイーツもお米もパンもなかったわけですし。

インスリン注射の発明は、それまで生きることができなかった1型糖尿病の患者さんたちを救う画期的なものでした。素晴らしいことです。

しかし2型糖尿病や妊娠糖尿病患者に関しても「インスリンさえ打てば普通に食べてもいい」ということになってしまったんですよね、いつの間にか。

中には「さあ、どんどん糖質を食べて血糖値は薬で下げましょう♪糖質制限は20年後に悪影響が出ますよ」と言う方までいらっしゃいました…商売のニオイがプンプンします💦

人間の女性だけが、肥満でも食べすぎでもないのに高確率で妊娠糖尿病になる…これはそもそも、皆がフツーだと信じて食べているものが本当は間違っているせいだとは思いませんか?

「インスリンを打てばOK」はひとつの手段ではありますが、自然の摂理には明らかに反していますよね。そもそも糖質を過剰摂取しなければ何も起こらないのではないでしょうか。

ストレスの原因は自分で作っているのでは?

「いちいち血糖値を測定するとストレスがたまって良くないので、あまり測らないほうがいい」もよく言われることですよね。

確かにストレスは糖尿病にはよくありません。ストレスを感じると血糖値を上げるホルモンが分泌されますし、ストレスからヤケ食いに走ることもありますからね。

でもね、空腹時血糖値が高いのを見てストレスを感じるのは仕方がないとしても、糖質をたっぷり食べた後で血糖値がうんと上がったのを見てストレスを感じるのは自分のせいだと思いませんか?

以前、父が糖質を食べすぎたことがあり「お父さん、血糖値測らないの?」と訊いたところ「測るのが怖い。今からジムで運動してくる」と。人間って、明らかにヤバイと思う時は現実を見たくないものなんですよね。

「食べたいものを食べないことがストレスの原因になる」と思うかもしれませんけど、好きなものを食べた結果として血糖値やHbA1cが上がることは相当なストレスですよ💦

食べたい気持ちと健康、どこで折り合いをつけるかは人それぞれですけど、適度なところでセーブしておかないといけませんよね。

糖質をたくさん食べて血糖値が上がるのを見ないふりをしても、現実は何も変わらないんです。都合よく「ストレスが~」と言い訳しないほうがいいかも…

糖尿病患者でも、食べるものを選べば食後血糖値はわずかしか上昇しません。したがって食後血糖値を見てストレスがたまることもないんです。

食べたいという気持ちを満たしてくれて、なおかつ血糖値も上げないような食べ物であれば言うことなしです♪

糖質の処理が苦手な体質、ではどうする?

糖尿病患者が糖質を食べると血糖値が上がるのはある意味当たり前かもしれません。もともと糖質の処理が苦手な体質なのですから。

生まれつきアルコール分解酵素を多く持たない人や食物アレルギーのある人と同じく、原因となるもの(糖質)にさえ気を付けていれば問題ありません。

そしてお酒が飲める人が毎日たくさん飲んでいると肝臓がダメになるように、糖質を普通に食べてもとりあえず平気な人は好きなだけ食べても大丈夫なわけではありません

糖尿病患者の血糖値が上がるのは当たり前なんだから好きなものを食べて薬やインスリン注射で血糖値を下げるか、それとも血糖値を上げないような食事をするのか。それは各自よく考えて決めてくださいね。

にゃご
自分のせいでストレスを作り出すなんてことにならないようにしないとね。

よっしー
甘い誘惑に負けて、いい「カモ」になってしまわないようにしなければね♪

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