糖尿病患者もそうでない方も眼底出血に注意しましょう!

助けて!と叫ぶ人の目

糖尿病網膜症は糖尿病の3大合併症のひとつです

よっしーは20代で長男を授かった時にまず妊娠糖尿病になり、産後は正常型に戻りましたが次男を妊娠すると再び妊娠糖尿病になりました。

そして産後はまたギリギリ正常型に戻ったのですが、いつの間にか2型糖尿病を発症してしまっていました。

次男は12歳になりますから、出産後わりとすぐに糖尿病になったとすると糖尿病発覚時には発症から8年ぐらい経っていたかもしれません。

糖尿病発症から5年以上経過すると糖尿病網膜症がぼちぼち出てくると言われているので…それで眼科に定期的に通っています。幸い網膜症は自然に改善してきました。

 

 

糖尿病網膜症というのは、糖尿病のコントロールが良くないまま放置した患者だけが発症すると思いますよね?

それでHbA1cが7%未満であれば糖尿病合併症が発症したり悪化することはあまりないと言われており、安心してしまっている方も多いはずです。

糖尿病網膜症で怖いのが、網膜の静脈が血栓などで詰まって破れて眼底出血が起こることです。視力がかなり低下したり、その後放置すれば失明することもあります💦

でもこれって、糖尿病のコントロールが良くない人だけの問題なのでしょうか?今回はこのことについて考えてみることにします。

 

にゃご
糖尿病が原因で視力を失う人はすごく多いんだろう?

よっしー
日本では毎年3千人の糖尿病患者が視力を失うそうよ…でも糖尿病患者だけの問題ではないの。

 

網膜静脈閉塞症ってどんな病気?

眼底出血を起こす原因として多いのは糖尿病網膜症です。よっしーも糖尿病発覚の半年後に眼科で「(小規模の)眼底出血した跡がある」と言われました。

次に多い原因は、高血圧や動脈硬化に伴う「網膜静脈閉塞症」です。この病気の方は脳血栓を起こしやすいので注意が必要だそうですよ。

網膜静脈閉塞症のリスクを上げる原因は、糖尿病・高血圧・動脈硬化・加齢などです。血糖値がよくコントロールされていても、他に問題があるとリスクが高まります。

網膜の静脈が詰まった状態がずっと続くと、網膜の組織が酸素不足に陥り、眼底出血が起きたり新生血管という弱々しい血管ができて硝子体出血しやすくなります。

 

 

眼底出血は目の奥の部分に起こりますが、硝子体出血では眼球の中のゼリーのようなところに出血がたまるので、飛蚊症になったり酷い場合はほとんど見えなくなってしまいます。

このようなことが起こるのを防ぐために、網膜静脈閉塞症ではレーザー治療(3割負担の場合、1回33000円~49000円程度)や眼球への注射(1回55000円程度)を行います。

ただ、こういう治療ってめちゃくちゃ高いですよね💦もちろん必要であればどうしても行わなければいけないのですが、自分でも何か出来ることはないのでしょうか。

実は納豆を夕食に食べると、納豆に含まれるナットウキナーゼによる血栓溶解作用が約12時間継続するので網膜静脈閉塞症の予防・改善に効果があるそうです!

 

 

特に夕食に食べるといい理由は、血栓は夜間に出来ることが多いからです。よっしーが通っている病院の糖尿病専門医も「明け方に眼底出血する人が多い」とおっしゃっていました。

よっしーの眼科の主治医は以前「納豆なんて効果ない」とおっしゃいましたが、安価で美味しいのだからダメ元でやってみてもいいのでは?毎晩1パックずつ食べています♪

あ、ワーファリンという抗血液凝固剤を服用中の方は、納豆に含まれるビタミンKが薬の働きをジャマするので納豆の摂取は控えなければいけません。気を付けてください。

 

高強度の筋トレにはご注意を!

息を止めて思いきりいきむような強度の高い筋トレを行うと、血圧が急激に上昇して網膜血管が破綻して出血する「バルサルバ網膜症」が起こることがあります。

バルサルバ効果で血圧が一時的に急上昇すると、眼底出血だけではなく脳血管や心臓血管の障害の原因となるそうです。

また力を抜いた瞬間に血圧が急激に下がって失神してしまうこともあるとか。よっしーが通っていたスポーツジムでも、年配の男性が筋トレをしていてウエイトを置いたら倒れて大騒ぎになったことがありました!

下の画像はなんよう眼科クリニック様のサイトからお借りしました。急に片目が見えにくくなって病院へ来た、おそらく糖尿病ではない高校生の右目だそうです。

 

 

幸いこの高校生は、入院して安静にしていたら1週間後には視力が1.0まで回復したそうです。良かったです!!

糖尿病ではない若い健康な子供でも時にこのようなことが起こります。まして、すでに糖尿病と診断されている中高年者では血管が脆くなっており、急激に血圧をあげるのは非常に危険ですよね。

そして血糖コントロールが良好だったり糖尿病ではない方の中にも、高血圧や動脈硬化のある方は山ほどいらっしゃるはず。

すでに糖尿病網膜症がある方は特にそうですが、息を止めるほどの高強度の筋トレや頭をぶんぶん振るような激しい有酸素運動にはくれぐれも気を付けてください!

 

目を…血管をいたわる生活を送りましょう!

目が見えなくなるということはとても重大なことです。よっしーは糖尿病網膜症と高眼圧、目に2つも爆弾を抱えているようなものなので正直とても怖いです。

でも、ただ怖いと言っているだけでは事態はなにも改善しないのも確かです。目の血管に良くないと言われることは極力避ける努力をしなければね。

自分が糖尿病だという自覚もないままどんぶりご飯を食べていて、ある日突然眼底出血して失明してしまった方もいらっしゃいます。とても悲しいことです。

 

 

また血糖値の乱高下、特に低血糖の時に眼底出血が起こりやすいことが分かっています。普通に糖質を食べてインスリン注射をなさっている方は特に気を付けましょう。

そして加齢とともに高血圧や動脈硬化の方が増えます。「自分は糖尿病だけど血糖値はすごく良いから」「自分は糖尿病じゃないから」などと油断せず、目と血管をいたわっていただきたいものです。

 

にゃご
目はすごく大事だから、目をいたわる生活をしないといけないね。

よっしー
ただでさえ現代人は目を酷使しちゃっているんだからね。みなさん気を付けましょう!

 

Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.