高インスリン血症が骨格筋を減少させて肥満や糖尿病がさらに悪化する

骨格筋が増えすぎないように調整している物質がある

みなさんは、筋肉に興味がありますか?よっしーは若い頃はアメリカのフィットネスモデルの女性みたいな体型に憧れてジムで高強度の筋トレに励んでいました。

ところが、糖尿病が発覚して入院する少し前から「頑張っているわりにちょっと筋肉が減った気がするなぁ…」とは感じていました。

糖質制限を始めて3年半、筋肉量は少しずつ増えて以前の量に戻っています。現在は見た目よりも、健康のために筋量を維持していこうと考えています。

さて、日本の研究で「肥満や糖尿病によりインスリン抵抗性が生じ高インスリン血症になると、骨格筋が減少する」メカニズムが解明されたそうです。

筋肉の中でも、手足などを動かしたり日常生活の中でさまざまな動作を行うための筋肉、みなさんが一般的にイメージする筋肉が「骨格筋」です。

骨格筋の中で作られる「マイオスタチン(ミオスタチン)」という分子は、骨格筋が異常に増えすぎないように調整を行っているんです。

筋肉をつけたい方は多いでしょうが、この物質による制御がうまくいかないと異常に筋肉ムキムキになってしまいます。これはれっきとした病気なんですよ。

マイオスタチンに関する遺伝子に異常があるために、生まれつきマッチョな動物もいるんだそうで…ま、これを羨ましいと思うかどうかは人によるでしょうけど。

にゃご
あーそういえば、テレビで筋肉ムキムキの病気の牛を見たことがあるんだぞ!

よっしー
他にも骨が増えすぎる病気なんかもあるわね。なんでも多ければいいってものではないみたい。

高インスリン血症になるとマイオスタチンが増加する

肥満や2型糖尿病ではインスリン抵抗性が生じているので、インスリンの効きが良くないのを量で補おうとしてすい臓のベータ細胞は健常者よりたくさんのインスリンを分泌します。

本来、マイオスタチンは病的に筋肉が増えすぎたりしないようにうまく調整してくれているんですけど、血液中のインスリンが増えると困ったことが起きるんですって。

その人は筋肉量が多いわけでもないのに、インスリンが多いとマイオスタチンが増えて骨格筋の量を減らす方法に働いてしまうのです。

そして体脂肪はそのままで筋肉量が減るので体脂肪率はUPし、ますます痩せにくい体になり血糖値も上がりやすくなってしまうという悪循環に陥ります。

肥満が原因でこうなった方は痩せれば解決しそうですが、筋肉量を減らすような状態になっているので痩せても筋肉がかなり減りそうですよね💦

やはりここは、なるべくインスリン抵抗性を下げつつ、ムダにインスリンを分泌しなくて済むような食生活を心がけねば。

インスリン抵抗性が強い人の場合、タンパク質を食べてもかなりインスリンが分泌されてしまうそうですね。

ただ、糖質とタンパク質を同時に摂取するとインスリンの分泌量は2.5~3.0倍にもなるそうなので、糖質制限しつつ痩せるというのが最適ではないでしょうか?

糖質とタンパク質を同時摂取するとインスリンが出すぎますし、そうかといって糖質だけ食べていれば絶対に筋肉を増やすことはできません。

インスリン抵抗性を減らす方法は?

インスリン抵抗性があるとマイオスタチンが増加して筋肉が減り、ますますインスリン抵抗性がUPするという悪循環に陥ってしまいます。

インスリン抵抗性の主な原因は肥満の他、遺伝・タバコ・果糖の摂りすぎ・妊娠・他の病気にかかったor他の病気の治療薬などです。

そして大量にインスリンを分泌させる食べ物は、まず糖質。それからタンパク質でもインスリンは分泌されますが、だからといってタンパク質を摂取しないわけにはいきませんね。

糖質はほとんどの方にとっては必須ではありませんが、タンパク質はとても重要なので…そして糖質とタンパク質を同時に摂取するのは最も良くありません。

よっしーは昔、筋肉をつけたくて筋トレ後にプロテインと糖質を同時摂取していましたけど、これが糖尿病体質の私には非常に良くなかったのかもしれませんね。

また「果物はヘルシーで血糖値が上がりにくい」と思ってよく食べていましたが、果糖は血糖値を上げにくい代わりにインスリン抵抗性の原因になることは昔はまったく知らなかったですね💦

そして、週2~3日ぐらい無理のない強度で運動を行うとインスリン抵抗性を改善するためにはすごくいいです。

上の図は糖尿病ネットワーク様のサイトからお借りしました。やはり、たまーにしか運動しないとその効果は期待できないようですね。

かといって毎日運動しすぎてしまうと、週2~3日運動する人と比べて脳卒中や心臓発作で死亡する確率が2倍になるそうなので、やりすぎはNGです。

運動は、筋肉量を減らないように筋力トレーニングを行うことも大事ですが、血管を柔軟に保ってよりインスリン抵抗性を改善させる有酸素運動も組み合わせるといいですね。

筋肉量が異常に増えすぎても減りすぎても体にとっては好ましくありません。そのため、マイオスタチンが微調整を行ってくれているのです。

高インスリン血症はそのシステムをうまく働かなくしてしまいます。いくら血糖値だけ何らかの方法で下げても、これではよくありませんよね。

インスリン抵抗性を改善して高インスリン血症を起こさないようにすることが重要なんですね、糖尿病合併症や認知症、動脈硬化、ガンなどの予防のためにも。

にゃご
特に果物はヘルシーだから毎日食べているという方が多いと思うので気を付けてほしいね。

よっしー
そうね、何気ない習慣がインスリン抵抗性の原因になっているかも…気をつけましょうね。

Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.