糖尿病患者なのにめっちゃ糖質が多いお土産を頂いちゃったらどうすべき?

お土産の入った紙袋

お土産ってなぜあんなに糖質だらけなのでしょう?

職場で誰かが旅行に行ってきた、お盆で義実家に帰省した、夫の同僚の方が遊びにいらした、お誕生日…何かと「お土産」「手土産」「プレゼント」をいただく機会は多いでしょう。

ごく親しい間柄の方であれば「あー、あの子は糖尿病だから糖質の多いものはダメなんだっけ」と一生懸命セーフなものを選んでくれるかもしれません。

→糖尿病患者向けの手土産おすすめ6選

でも実際問題として、観光地などで「お土産」用に売られている商品って食べ物の場合はほぼ糖質が多いものばかりじゃないですか?

 

 

お菓子は言うまでもありませんが、肉や魚の加工品でさえ「えっ、肉や魚なのになんでこんなに糖質が多いの??」とびっくりしてしまうような商品があります。調味料ですね~。

それで「せっかくお土産にもらったんだもん、今日は食べちゃえ!」と食べてしまい、後で食後血糖値が爆上がりして「うわぁぁぁ!!」なんてことは良くあるでしょう?

よっしーは以前「甘い物がダメなんだって?これならいいでしょう」とお寿司をもらったことがあります。気持ちは非常にありがたいのですが…orz

相手の方がくださったものはいただきたいですし、そうかといって糖尿病患者の血糖値が爆上がりするのは非常に困りますよね。

 

にゃご
せっかく相手がくれたんだから食べなきゃ悪い…という気持ちと、甘いもの食べたい!!という気持ちが重なり合って…ってわけだな。

よっしー
そうなのよね~、せっかくくださったんだから食べないと悪いわ、というのがまずキッカケになるのよね。

 

1度にたくさん食べなくてもいいんじゃない?

もし小さいお菓子がたくさん入っているお土産なら、1つあたりの糖質量はたいしたことないかもしれません。

その程度だったら、ちょっと買い物や散歩に行く前に1つぐらい食べても大丈夫ではないでしょうか?

ああいうお菓子には糖質量の表示がされていないことも多いのですが、キッチンスケールで量ってみてください。重さが10gなら、絶対に糖質量は10gより少ないですから♪

 

 

お土産がめん類やお寿司だった場合、家族のために出して自分はひと口だけちょっと味見をする程度…でもいいじゃないですか。

何も、たくさん食べないとくださった方に悪いというわけじゃないと思います。少しでもいただけば…家族が喜んで食べてくれればそれでいいと思います。

それに相手の方だって、あなたの血糖値が爆上がりすると分かっていたらそれを選ばなかったと思います。血糖値を爆上げしてまで「なんで全部食べてくれないのよ!」なんて思う方はいないでしょう。

先ほど紹介した話のように、「お菓子はダメでもお米ならいいと思った」という方もいらっしゃいますし、イモなら血糖値が上がらないと思っていた人も知っています。悪気なんて無いんです。

 

 

みなさん、良かれと思っていろいろ選んでくださるんですけど、残念ながらNGなこともあるんですよね…ちょっとでも食べればそれで十分だと思います。

ただ、家族誰も食べないものだったら、捨てるのではなくそれを喜んで食べてくれる友達にあげちゃったほうがいいと思います。

「こんなの食べたら血糖値が上がる~~」と言いながら食べるよりも、別に何も気にしていない友達が食べてくれる方がいいこともあるのでは!?

 

薬やサプリで食後血糖値の上昇を抑える?

よっしーは飲んだことがありませんが、糖尿病の飲み薬でα-グルコシダーゼ阻害薬というものがあります。

これは糖質が腸から吸収されるスピードをゆっくりにしてくれる薬みたいで、おそらくそのテのサプリメントなどよりは効果が大きいんじゃないでしょうか?

以前、主治医に「旅行に行くときに糖質を食べないといけないことがあるかもしれないので3回分ぐらいください」と頼んでみたのですが「そういう出し方はしないんだよ~」だそう。

 

 

それでいわゆる糖質カット系のサプリを2、3種類試してみたのですが、残念ながらよっしーの場合は効果はほとんど実感できなかったですね。個人差もあるのかな?

うっかり糖質を多めに摂取してしまった場合、もっとも安定して食後血糖値の上昇を抑える効果があったのは、散歩など軽い運動を長時間行うことでした。

強度の低い運動であれば、血糖値を上げるようなホルモンも出ませんしね…散歩などの軽い運動はたいしたことがないと思われるかもしれませんが、とても良いですよ♪

 

食べすぎたことを相手のせいにしてはいけません

けっこう「あの人が糖質の多いお菓子をお土産にくれたから食べたら血糖値が爆上がりした」とか「みんながケーキセットを注文したのでみんなに合わせて同じものを食べたら血糖値が…」なんてこと、あるみたいです。

でもねー、厳しいことを書くようですが、結局食べると決めたのは自分なんですよね…相手は悪気無く糖質の多いものをくれたり、あなたが食べてはいけないと知らずにケーキを食べようと誘ったかもしれませんけど。

ケーキにしても「だってぇ、みんなと同じもの食べないと感じ悪いって思われるでしょ?」なんておっしゃるかもしれませんけど、そんなことないです。

病気で食べられない人に「なぜ私たちと同じものを食べないのよ!」と責める人がいるでしょうか…仮にいたとしたら、そんな人は友達じゃないですね。

 

 

それと「今日はお土産に糖質の多い物をもらってたっぷり食べちゃったので、次の食事で帳尻を合わせよう」という方もいらっしゃいますよね。

帳尻を合わせると言うのが「1日あたりの摂取カロリー量」なら分かるのですが、糖質摂取による食後血糖値の上昇は「帳尻合わせ」は不可能です。

後でどんなに反省したとしても、その時は食後血糖値はものすごく上がったと思います…次の食事で調整と考えるより、血糖値が下がるまで運動したほうがいいでしょうね。

また、運動で食後血糖値を下げると言っても限度というものがあります。フリースタイルリブレを装着していてリアルタイムで血糖値を確認しながら運動できるならともかく、そうではない場合は本当に気を付けてくださいね。

 

糖質オフなお土産、特産品が増えますように…

どこにでも、昔からある銘菓や特産品があるでしょう。そして、残念ながらそれらは糖質の塊のようなものも多かったりするわけです。

伝統ってとても大事ですし、できる限り守っていきたいものですよね。でも、それらのお菓子を作っている人の中にも必ず糖尿病になる方がいらっしゃるはずです。

パティシエとして働いていて糖尿病を発症し、それがキッカケで糖質オフスイーツを作るようになった方もいらっしゃいます。

伝統はしっかり守りながら、糖質オフなバージョンを試しに作ってみるとかできないものでしょうかね??きっと喜ばれると思います。

 

 

心のこもったお土産、手土産はとても嬉しいものですよね。嬉しさと美味しさに、さらに「安心」をつけ加えることができたらどんなにいいでしょう。

今のところ、糖質オフなお土産ってあまり見かけないので、私たちは自分できちんと節度を守って食べなければいけません。

でもいつか、安心して食べることができるお土産が増える…そういう時代の流れになるはずだと信じています♪

 

にゃご
平均寿命が延びて糖尿病になる人が増えた現代だからこそ、伝統の銘菓についても糖質を考慮してもいいんじゃないかなぁ。

よっしー
何もかも昔と変えないことが必ずしも良いことかどうかはわからないわね。みんなが安心して食べられるものってすごくいいと思うわ♪

 

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