糖尿病患者は今までより一駅分余計に歩くことから始めましょう♪

元気にウォーキングする年配の夫婦

ハードな運動をしていたのになぜか糖尿病に…

みなさんは運動と言えばどんなものを思い浮かべますか?ジムのフリーウエイト、それともランニングマシン、スタジオプログラム、水泳ですか?

20代前半のころのよっしーは筋トレに夢中で、有酸素運動はたまに食べすぎちゃったとき以外はそれほど力を入れていませんでした。

なぜなら、有酸素運動をやりすぎると筋量アップの妨げになるのではないかと思っていたからです…当時は筋量を増やしたかったですね、アメリカのフィットネスモデルみたいに。

筋トレの雑誌を愛読し、ムキムキのお兄さんたちと「どのプロテインが良いか」なんて会話をよくしていました。

 

 

ジムは週5日。基本的に高強度筋トレか、筋トレをしない日はスタジオでハードなプログラムに参加していました。スタジオは有酸素運動なんですけど、好きだったのでwww

スタジオプログラムはボディコンバット60とか…激しい運動ほど「やりとげた感」を感じることができる気がしました。

でも、20代半ばで結婚して子供が出来ると、あれ??食べ過ぎていないし体重もほぼ赤ちゃんの分しか増えていないのに、妊娠糖尿病になってしまいました。

人並み以上に運動をしていたはずだし別に世間一般的に考えてめちゃくちゃ食べすぎていたとは思えないのに糖尿病になったのは、確かに遺伝が大きいのでしょう。

 

にゃご
変だね、糖尿病の原因は食べすぎと運動不足って一般的には言われているのになぁ…

よっしー
確かにそういう人もいるんだろうけど、誰もがそうってわけじゃないわよ~!

 

運動は強度が高いほど血糖値に効果的なの?

独身の頃のよっしーは筋トレの本はたくさん読んでいても、糖尿病に関する知識などほぼ皆無に等しい状態でした。まだ自分には関係ないことだと思っていたので…

そのため「筋トレして筋肉を増やせば、食べても全部筋肉が消費してくれるだろう」ぐらいにしか考えたことがなかったです。

 

 

そして「強度が高い運動を行えばその分消費カロリーも増え、たくさんの血糖を消費してくれるはずだ」とも思っていました。

まだ糖尿病を発症する前の当時の血糖値がどのように変動していたかは、今となってはもう確かめようがありません。

しかし昨年フリースタイルリブレを腕に装着して、それほどハードではない持久力トレーニングを行ったところ、血糖値は逆に上がって2時間ぐらいずっと下がりませんでした。ショックでした…

ある程度きつめの運動を行うと、ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールが多く分泌されます。コルチゾールは血糖値を上げ、脂肪を燃焼しにくくさせてしまいます。筋肉もつきにくくなるとか。

 

 

軽い有酸素運動は、逆にコルチゾールの分解を促すので血糖値が安定して下がりやすくなるんですね。

筋トレには良い効果もたくさんあるのですが、コルチゾールが出やすいなぁと感じている方はちょっと気を付けたほうがいいかもしれません。

血糖値が上がるからと言って筋トレしないわけにもいかないので、現在は筋トレの後はウォーキングなどでなるべく速やかに血糖値が下がるようにしています。

ちなみによっしーは3年半前に入院した時にホルモンの検査も受けましたが、コルチゾールを含めて各種ホルモンの分泌量はすべて正常でした。

 

ウォーキングをバカにすることなかれ!

運動が好きな方は「ウォーキング?運動強度が低すぎて何にもならねぇ」と思われるかもしれません。若い頃のよっしーもそうでした。

確かにウォーキングは消費カロリーもあまり多くはありませんけど、30分~歩けば食後血糖値の上昇を抑える効果が大きいんですよ。

この程度の運動ではストレスホルモンも分泌されませんしね…よっしーは以前、悪魔のささやきに負けてうっかり糖質を50gぐらい食べてしまったことがあります。

 

 

ヤバいと思って60分ほど歩いてきたところ、血糖値は110でした。もし歩かなかったら血糖値はどこまで上がっていたか考えるだけでも怖いです!!

だからといって「じゃあ毎回、糖質を食べて歩けばいいんだ♪」ということになってしまうとズルズル「糖質を食べちゃう生活」にはまりそうなので、あくまでも応急処置という事で…

あとウォーキングだけでカロリーを消費して「痩せる」のは難しいと思います。インスリンの感受性を高めることで痩せやすい体の状態にすることはできますが…

糖尿病網膜症や糖尿病腎症が進行していてハードな運動を禁止されている方でも、ウォーキングならほとんどの場合医師からOKをもらえるはず。

 

 

年齢を重ねても、何か病気があっても誰もが取り組みやすいという点でウォーキングは決してバカにできない良い運動なのです。

ちなみに、よっしーの弟は糖尿病と診断されたときすぐに糖質制限とウォーキングを始め、その他の運動や薬、インスリンは一切なしで1年間でHbA1c12.6→4.9になりました。

現在では付き合いでたまーに白米を食べることもあるそうですが、食べたら歩いているんですって。HbA1cも5.1より高くなることはないそうで、羨ましい~!

 

まずは日常生活で少しでも歩くように心がけましょう

糖尿病患者が多い都道府県とそうでもない都道府県がありますけど、どうやらその違いの原因は食べ物だけではなさそうです。

どちらかというと都会では糖尿病患者が比較的少なめで、どこへいくにも車で移動するような地域では糖尿病患者が多い印象があります。

都会に住んでいると、かなり歩きますよね~。駅と駅の中間に住んでいると、最寄り駅に行くだけでもかなり歩きますし広い駅や空港の中の徒歩の移動もけっこう多いですし。


よっしーが住んでいるところはどちらかというと田舎のせいか、どこへ行くにも車で10分以上歩くのはイヤという方も多いです。

お金を払ってジムに通うのもいいんですけど、車でジムに通う人がほとんどだったりします。まずなるべく車を使わないで歩くようにするだけでも違うんだけどなぁ…それもできれば食後。

たとえば遊びに行くとき、あえて1駅手前で降りて歩いてみるとか…それだけでもかなり違います。慣れてくると、ちょっとばかり歩くのは苦になりません♪

ウォーキングは運動の強度としては低いですが、その代わりストレスホルモンが分泌されにくいので「運動したのにかえって血糖値が上がった!」ということはほぼ起こりません。

 

そしてこの種の運動は、ラクなので長時間行うことができます。長時間筋肉を使い続けることで、安定的に食後血糖値の上昇を抑えることができます。

ヒトのご先祖様は、敵から逃げたり獲物を追いかけたりして日常生活の中で適度に歩いたり走ったりしていました。

私たちもまず車ばかり使わずになるべく歩く機会を多くし、もっと運動できる人は無理のない範囲で少し強度の高い別の運動を加えていくといいですね。

 

にゃご
買い物にいくとか、なるべく歩くようにするだけでも違うよな。

よっしー
運動って、何もジムじゃないとできないものじゃないのよ♪

 

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