母が糖尿病だと子供は屈折異常になりやすい
かなり気になる記事を見つけました。デンマークで247万580人の子供を長期間追跡した研究によれば、母親が妊娠糖尿病または糖尿病合併妊娠で生まれた子供は、目の屈折異常のリスクが有意に高くなるのだそうです。
幸い私の息子たち（高校生、中学生）は今のところ視力は良いですが…ただでさえスマホやパソコンで目を酷使する現代の子供たち、視力の低下はとても心配ですよね💦
具体的には遠視は37％、近視は34％、乱視は58％それぞれリスクが上がるのだそうです。1型糖尿病妊婦の子は32％のリスク上昇、2型糖尿病妊婦の子は68％のリスク上昇だそうですよ。
これはいったい何を意味するのでしょうか。そして、どうしたら子供の屈折異常のリスクを減らせるのでしょうか？
妊娠中にお母さんが高血糖だと子供が将来屈折異常になる可能性が高まるのですか！？
とてもショックな話ね…なぜそんなことになるのかしら。
なぜ母の糖尿病が子の目に影響するのか？
母が妊娠糖尿病や糖尿病合併症妊娠などの耐糖能異常を持っていた場合になぜ子の屈折異常のリスクが上がるのか、何もかも完全に解明されたわけではないようです。
妊娠中の高血糖は胎児の高血糖を引き起こし、そのことが屈折異常を引き起こしやすい目の形の変化につながる可能性があるとのことですが…
ただ、母が１型糖尿病の場合よりも２型糖尿病の場合のほうがかなりリスクが高くなるということから、もしかして血糖値「だけ」の問題ではないのかもしれません。２型糖尿病では１型糖尿病の方よりむしろ極端な高血糖は少ないはずなので。
近視は生活習慣（パソコンやスマホを長時間するなど）によってなると思われがちですが、なりやすさに遺伝もかかわっているそうです。なんだか２型糖尿病と似ていますね！
母の耐糖能異常が胎児の目に悪影響を与え、しかも１型よりも２型糖尿病の母の場合にそれがより顕著になることから、高血糖だけではなく高インスリンも良くないという可能性はないでしょうか？
とにかく、なるべく健常者に近づけるためには、高血糖・低血糖・インスリン抵抗性・高インスリンのいずれもなるべく起こらないように気を付けなければいけませんね…容易ではありませんが💦
できるだけリスクを減らしたいですよね。
お母さんの糖尿病はいろいろな影響があるのね。気を付けないとね！
