玄米には【ヒ素】が多く含まれる!食べすぎ注意!?

事実として玄米にはヒ素が多い

玄米にはメリットしかない?いえいえ…

「白米は栄養をそぎ落としてしまっているが、玄米は健康に良い」「日本人だから米が合わないわけがない」などとよく言われます。

私も昔はそう思って22歳からずっと玄米食にしていましたが37歳の時に糖尿病と診断されました。糖尿病合併症もあったので、おそらく30歳前後ですでに発症していたと思われます。

どんな食材にも良い点とそうでない点があります。たとえば魚には水銀が蓄積していますし、海外産の肉にもホルモン剤の心配があり、野菜には農薬の問題があります。

いちいちそういうことを気にしていたら何も食べるものがなくなるわけですが「玄米はメリットだらけで何も悪いところがない」と思っている方もいらっしゃるのでは?

 

玄米にヒ素が多いという内容のマンガ

 

残念ながら玄米も決して「良いところばかり」というわけにはいかないのです…それはきちんと認めて賢く食べなければいけませんよね。

じつはお米には「ヒ素」が多く含まれており(ほかの主要な穀物の10倍)、とりわけ玄米は白米よりも5割ぐらい多くヒ素を含んでいるそうです。

ヒ素を含む化合物は強い毒性を持ち、近年では和歌山毒物カレー事件が記憶に新しいと思います。

1度に大量に摂取した場合には死亡することもありますが、毎日ごくわずかな量の摂取であればそこまではっきりした影響はないとはいえ、決して無視してはいけない問題。今回はじっくり考えてみることにいたしましょう。

 

にゃご
にゃご

玄米ならヘルシー!ってよく言うよニャー。

よっしー
よっしー

玄米にすれば何もかも解決…というわけにはいかないみたいね。残念ながら!

玄米に含まれるヒ素の量は?

玄米を1合食べた場合、約32μgの無機ヒ素を摂取することになるそうです。WHOは無機ヒ素の摂取基準として体重1キログラムあたり1日に3μgまでという値を設定しています

玄米オンリーで計算するなら、体重50㎏の人であれば玄米を1日に5合以上食べるのは危険だよということになりますね。

さすがに女性でこんなに召し上がる方は少ないのではないかと思いますし(男性は??)、私もかつて多い日でも1日2合でした。

宮沢賢治さんの『雨ニモマケズ』には一日ニ玄米四合ト 味噌ト少シノ野菜ヲタベとありますが、玄米4合はかなりの量ですね!

そしてヒ素が多く含まれる食材はお米だけではなく、日本人に馴染みの深い「ひじき」もヒ素が多いのです。

 

 

上の表は農林水産省のサイトから引用させていただきました。日本人のヒ素摂取はまずお米から、そして野菜・海草(特にひじきなどが多い)から多くを摂取しているようですね。

私は玄米もひじき料理もよく食べていましたけど「健康に良いから」と思って食べていたものが何らかの悪い影響を与えてしまっていたのでしょうか…

また体重あたりで考えると当然、大人より子供のほうが許容量が少ないですし、子供はヒ素を解毒する能力が低いうえ、ヒ素は胎盤を通過するそうです。

ひじきを鍋いっぱい召し上がる方はあまりいらっしゃらないでしょうけど、玄米をおなか一杯召し上がるという方はそこそいらっしゃるかもしれません。

ヒ素と糖尿病の関係は?

ヒ素に関してはまだすべてが分かったわけではありませんが、ヒ素に暴露されると、量が多くなるほど酸化ストレスや炎症が起こり、動脈硬化に至るような血管内皮細胞の炎症性障害が引き起こされていると考えられるそうです。

そして和歌山毒物カレー事件のような急性ヒ素中毒と違って、慢性ヒ素中毒は長期間かかって生じるのです。数年~数十年かかって症状が出てくるそうですよ。

慢性ヒ素中毒の症状として「皮膚障害、粘膜障害、末梢神経障害、肝障害、呼吸器障害、皮膚がん・肺がん」などが挙げられますが、糖尿病と関係はあるのでしょうか?

酸化ストレスや炎症が起こり、動脈硬化に至るような血管内皮細胞の炎症性障害が引き起こされているということは、高血糖によって血管内皮細胞が障害されることを思い出させます。

 



 

私たち一般人向けにヒ素と糖尿病の関係について説明されているサイトはほとんど出てこないのですが、徳島文理大学の姫野先生の『ヒトにおけるヒ素の多様な生体影響』には「世界のヒ素汚染地域では皮膚の色素沈着、角化症、皮膚がんをはじめとする多臓器のがん、心臓血管系疾患、糖尿病などが問題になっている」とありました。

スウェーデン食品局は2015年、6歳未満の乳幼児にコメやコメ製品を与えないように勧告し、6歳以上の子供が食べる場合は週4回までとし、大人でも「毎日食べるべきではない」としています

皮膚症状やがんに関しての懸念からこのようなことが言われているのだと思いますが、糖尿病にも関係しているのではないかというのは玄米食を15年間継続していた糖尿病患者としてはかなり気になるところです。

画家のポール・セザンヌが糖尿病だったことは有名ですが、彼が使用していた緑色の人口顔料パリスグリーンに含まれるヒ素が原因であるという説もあるようですが、真相は??

 

では玄米を食べるなと言うのか!?

私は「玄米を一切食べるべきではありません」なんてことは言いません。ただ実際にこのような健康への影響があるからこそスウェーデンやWHOはヒ素の摂取量について勧告をしているわけです。

加工肉、魚、肉、野菜などほかの食材についても気を付けなければいけない点があるのと同じように、玄米に関しても事実としてこういうリスクがあるので気を付けましょうねということです。それは認めなければ!

「この食材には良い事しかありません」と言ってしまうと、それは宗教的になりがちな危険性を秘めているような気がします。どんなものにもメリットとデメリット、また合う人と合わない人が存在します。

 

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↑↑↑お米に含まれるヒ素を減らす方法もあるようです。決してゼロにはなりませんけど、玄米が好きな方は試してみてはいかがでしょう?

また「ヒ素は水銀、カドミウムなどと同様に摂取すると生体影響が大きく、健康被害をもたらすことが多い」そうです。

カドミウムは環境中に広く存在するため米、野菜、果実、肉、魚など多くの食品に含まれていますが、日本人のカドミウムの1日摂取量の約4割は米から摂取されているそうです。

水銀という点では、マグロなどの食べ過ぎにもちょっと気を付けたほうがいいかもしれませんね。妊婦さんは特に気を付けたいですね。

 

にゃご
にゃご

玄米ならOK!というわけじゃないんだね。

よっしー
よっしー

ヒ素の影響に関してはまだ100%解明されたわけじゃないようだから、一応気を付けたほうがいいんじゃないかと思うの。

 

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