糖尿病で糖質制限をする私はコーヒー1杯だけのケチな客…

コーヒーしか頼まない客はケチなのか?

コーヒー以外頼めるモノがほとんどない!?

私はどちらかというとコーヒーは好きなほうです。糖尿病が発覚する前はあまり飲みませんでしたが、糖質制限を開始してからなんとなく飲むようになりました。もちろんブラックです。

体質によってはカフェインで体調が悪化する方もいらっしゃるようなので、コーヒーの是非はここではやめておきます…こんなタイトルですが本質はコーヒーそのものではないので💦

さて、同じ2型糖尿病の友人と2人で病院近くのカフェに入った時のことです。いろいろとおいしそうなスイーツを店員さんから勧められましたがコーヒー2つだけ頼みました。

 

カフェでコーヒーしか頼まない糖尿病患者の漫画

なぜなら私たちは、ブラックコーヒー以外に安心して頼めるものが他にまったくないんですもの…スターバックスなら水野スペシャルも注文できますけど💦

病気になる前ならたぶん2人とも喜んで「わあっ、期間限定のはぁとねずみちゃんのドーナツ可愛い♡」と喜んでセットを注文したと思うんですよ。

でも今はどんなに辛くても頼めません。それは、食べればあとでどんなことになるかよくわかっているからです…食後に運動するだけでチャラにできる程度であればよかったんですけど…

 

チャーコ
チャーコ

こういうのを普通に食べることができないのは辛いこともありますよにゃあ。

よっしー
よっしー

みなさん楽しそうに話しているのを聞くと、正直さみしい気持ちになるわ。

糖尿病患者が利用しやすいお店はだんだん増えてきている

数年前から、糖質制限をしている人のために糖質オフなメニューを取り入れたお店はだんだん増えてきています。

私が糖質制限を始めてから5年ですが、明らかに当時よりもそういうお店は増えていますし、ネット通販で買える商品も増えました。とてもありがたいことです。

一時的なブームであれば各企業がここまで力を入れることもありませんから、糖質制限はひとつのライフスタイルとして認知されつつあるのでしょうね、まだまだ少数派だとしても。

 



 

いきなりステーキ、ペッパーランチではステーキをライス抜きで注文するとライス分を安くしてくれますし、コーンをブロッコリー等に変更することもできますよね。

回転寿司のくら寿司では、全種類のにぎり寿司のシャリを半分にしてオーダーできるようになり、糖質をかなり抑えたラーメンまであります。

これらのお店は従来の普通の高糖質なメニューはそのままで糖質オフなメニューを増やしているので、糖質を食べたい方も糖質制限中の方も一緒に楽しむことが出来る点が素晴らしいと思います。

 

1品でいいから糖質オフなものを置いてほしい…

しかし、こういうことをしてくれる店は全体で言えばまだまだ少ないのが現状です。糖質オフでなおかつ美味しいメニューとなるとそれなりに開発も大変でしょうし、材料費もかかりますよね。

ある友人が大きなパン屋さんで働いているので「あのパン屋さんすごく美味しいから、1~2種類でいいから糖質オフなパンって出来ないかな?」と訊いてみたことがあるんですけど、「ちょっと難しいかな~」という答えが返ってきました。

 

 

糖尿病のコントロールやダイエット目的で糖質制限を行う方は増えてきているとはいえ、全体で言えば少数派です。

スーパーなどでも、比較的安価な糖質オフ商品(ヤマザキの糖質控えめブレッドなど)は結構売れているみたいで時々品切れになっていることもありますけど、少し値段が高めのものはあまり売れていないみたいで、そのうち店頭から姿を消すこともありました。

いくら良いものでも、たくさん売れて利益が出なければ扱いたくないのは当たり前のことです。しかし、糖質に頼らず良い材料を使おうとするとどうしても値段が高くなってしまいます。難しいことです…

 

糖尿病患者さんが運営しているお店もある

お店の経営者が糖尿病などの病気でない限り、糖質制限への理解はなかなか難しいものがあるかもしれません、どうしても利益優先になるので。

でも経営者の方が糖尿病患者の場合、話は違ってきます。糖尿病ではなくても糖質制限により健康への効果を実感なさっていて糖質オフなスイーツを販売してくださる方々もいらっしゃいます。ありがたいことです。

お医者さんたちの中でも、糖質制限指導をしてくれるのは自分も糖尿病患者だというお医者さんが多いですよね、江部康二先生も宗田哲男先生も2型糖尿病患者です。

また糖尿病ではなくても、糖質制限で何らかの不快な症状が改善したという糖質制限派のお医者さんは多いです。

 

 

やはり自分が糖尿病患者の気持ちを他人事ではなく自分のこととして分かってくださっているからこそ…なのだと思います。

私のように遺伝で若い頃から糖尿病になる方もいますが、多くの2型の方は中年以降に糖尿病を発症します。

現在はまだ糖尿病ではなくても、将来年齢を重ねるうちに糖尿病と診断される方は数多くいらっしゃいます、レストランやお菓子屋さんを経営している方々の中にも必ず。

そうなった時に初めて「ああ、糖尿病患者の気持ちってこういうものだったのか」と分かってくださるんじゃないかと思います。

 

みんなで一緒に楽しめるお店が増えるといいな

糖尿病患者と主治医

 

糖尿病は、まだまだ世間では偏見の目で見られやすい病気です。そのため、自分が糖尿病であることや糖質制限をしていることを職場で内緒にしている方も少なくないと聞いています。

そのような場合、付き合いで高糖質なメニューしか置いていないお店に行くと本当に困ってしまいますよね…仕方なく普通に食べて、後で血糖値を測って青ざめることになります。

私たちだって、好きでコーヒーだけ頼んでいるわけではないのです。安心して食べられるメニューが他に1つでもあればいいのに、そうじゃないから…💦

どのお店にも糖質が少ない安心メニューがいくつかあって、誰もがさりげなくそういうメニューを頼めるようになればどんなにいいでしょう。そう遠くない将来、そうなってくれるといいな…と願わずにはいられません。

 

チャーコ
チャーコ

きっと時間が解決してくれると思いますにゃー!

よっしー
よっしー

そうなってほしいものだわ。

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