網膜症と黄斑浮腫は大丈夫でしたが…
私は7年前に糖尿病と診断され、その時は眼底検査は異常なしとのことでしたが、16日間の入院で強化インスリン療法を行った後左目に違和感を感じ、半年後に検査したところ「糖尿病網膜症」「黄斑浮腫」「高眼圧(緑内障ではないが眼圧が高い)」を指摘されました。
その後、眼圧を下げる点眼薬以外は特に何もしないまま、どうやら眼底は綺麗になり、黄斑浮腫も自然におさまっています。今のところ緑内障や白内障などもないです。
今回も「眼底は綺麗で異常なし、黄斑浮腫もなし」とのことでしたが、先生から意外な言葉が…なんと「少し目やにが出ていて目が赤い、結膜炎だから目薬を出しておくね」と!
糖尿病と診断される前の年にも結膜炎になりましたが、あのときは本当にひどい症状があり、目が真っ赤で外に出るだけでまぶしくて目が激しく痛み、涙が止まらず、とても外には行けない状態でした。。
でも今回は自覚症状は全然なくて、鏡を見ても「赤い?そう言われたらそういう気がしないでもない…かも?」と思う程度なのでたいしたことないのでしょう。
結膜炎と言えば上のイラストみたいなイメージですが、今回は全然こんな感じではないですよ!!
いつもの眼圧の目薬(ラタノプロスト)の他に2種類の目薬が出されて「2~3日点眼してください」とのことでした。
自分で全く気づかない程度の結膜炎かぁ。
医師が診察しないとわからない程度のやつね。
ステロイド点眼薬を使っても大丈夫??
今回、結膜炎用に出された目薬は「レボフロキサシン」と「フルオロメトロン」です。2つの目薬は同時に使わずに、5分以上間隔を空けて使用するようにとの指示。
帰宅してとりあえずレボフロキサシンを点眼しましたが、フルオロメトロンが「ステロイド製剤」であることにふと不安を感じ、まずよく調べてみることにしました。
以前咳が止まらずに耳鼻科でステロイド吸入剤を出され、使用すると朝の空腹時血糖値が150を超えて驚いて主治医に報告したところ「ああ、あれは結構上がるからね」と言われた経験があるので!
目薬で有名な参天製薬様のサイトによれば、結膜炎には大きく分けて細菌性のものとウイルス性のものがあるとのこと。
前者では抗菌点眼薬で治療し、後者では「ウイルスそのものをやっつける有効な薬はないが、不快な自覚症状を和らげる目的でステロイド点眼薬を処方します」「ウイルスに対する体の抵抗力がついてくるにつれてしだいに治まる」そう。
医師に「結膜炎の原因は何ですか?」と質問したところ「分からない」とのことだったので、きっと細菌とウイルス両方に対処するために2種類の目薬を出されたのでしょう。
またフルオロメトロン点眼液は「ふつう、症状の強いときや視力障害のおそれのあるような重症例に用います。そのような場合には、欠かせない薬です。ただし、対症療法薬ですので、病気の原因そのものを治すことはできません」だそう。
今回出されたのは「高濃度(0.1%)」のほうなので、自覚症状も全然ない状態であることを考えると副作用が心配なので使うのはやめておこうかなと…とりあえず保留です。
まあステロイドではないほうの点眼薬にもけっこう心配な副作用はあるわけですが、糖尿病なので。
どうしても必要なら使うが…
基本的には、みなさんは主治医にもらった薬は指示どおりに使ってください。ただ私の場合、眼科の先生はどうも話しにくくてあまり質問もできないままになりがちです。
病気の種類や状態によっては、指示通りに薬を使わないとたいへん危険な場合もあります。
しかし今回の場合は、どうしても使用しなければいけないものというわけではなさそうです。ということで自己責任で今回はステロイドは点眼しないで様子を見ることにしました。
糖尿病と診断される前の羞明ありのひどい結膜炎のような状態なら迷わず使用したでしょうけど、今回みたいに「へっ?症状何も出てませんけど?」程度ではちょっと…
もちろん慎重に様子を見て、悪化するようなら使いますけどね。また念の為、家族と同じタオルで顔を拭かないように気をつけようと思います。あとはビタミンCを多めにかな。
日本眼科学会の「ウイルス性結膜炎ガイドライン」を読んでみました。以下は引用です。
・ステロイド薬点眼に関しては、初期から過剰に使用するとウイルスの増殖が助長される可能性がある
・軽症例では使用する必要はない
・MSI(多発性角膜上皮下浸潤)は放置すれば長期化し、視力低下や羞明を生じてくることがあるのでステロイドの使用が必要になる
…やはり今のところはステロイド点眼薬を使用する必要はなさそうです。念の為1~2週間ほど、悪化しないか慎重に様子を見ることにいたします。
本当なら診察中に「それはどんな薬ですか?どうしても使用しなければいけないのですか?」と質問すべきだったのですが…みなさんは何でも質問してくださいねっ!
主治医とよく話すべきだし、もらってきた薬についてはネットでひととおり調べたほうが良いよね!
副作用が出た時にすぐ気がついて相談に行けるしね。