2019年6月歯科受診 歯科は忘れがちなので注意!

歯石除去のために歯科を訪れた女性

歯周病は糖尿病の第6の合併症!?

何となく「あ、そろそろ歯のクリーニングに行かなきゃ…」と思って歯科を予約しました。この前行ったのは3か月ぐらい前だったっけ?と思いながら。

歯科医院に着くと「あ、今年初めての受診ですね」…えっ、そうだっけ!?と思って調べたら確かに6か月ぶりでした。やばーい💦

よっしーはもともと歯周病があり(子供の頃からすでに歯茎が腫れてると言われていましたからかなり長期間患っています)3か月ごとに受診しようと思っています。

糖尿病内科は3か月に1度なので、次から糖尿病内科に行く月になったら歯科の予約を入れることにします。みなさんもぜひどうぞ。

 

歯周病について考える女性糖尿病患者の漫画

いつもは歯科受診のことはいちいちブログ記事にはしていないのですが、やっぱり糖尿病患者は定期的な歯科受診はすごく大事なので今回は記事にすることにします。

結果はいつも通りで、歯茎から多少血が出たりしますがぐらぐらする歯は1本もないということです。悪化はしませんが、なかなか「治る」こともないです💦

糖尿病と歯周病はお互いに悪影響を与えあう病気で、「歯周病は糖尿病の第6の合併症である」と言われております。歯周病をほったらかしたままだと大変なことになってしまうかも!?

 

にゃご
にゃご

ペットの猫も歯周病になることがよくあるので気を付けないとな…

よっしー
よっしー

どうやら食べ物と関係がありそうね!

歯周病と糖尿病の危険な関係…

歯周病は、歯の周りの組織に炎症が起こっている病気です。小学生ぐらいからかかりはじめ、日本人の場合、軽度の人を含めると30歳以上の3人中2人はかかっているそうです。

下の2枚の図表はライオン株式会社様のサイトからお借りしました。いわゆる「歯磨きの時に歯茎から血が出る人」は相当数に上りますね。

 

日本の歯周病有病率

 

歯と歯茎の境目に溝がありますが、ここに歯垢(食べカスの中で細菌が増殖したもの)がたまり、歯茎の中で炎症を起こします。

歯垢は虫歯の原因にもなりますし、そのまま放置すると唾液の中のカルシウム等と反応して石のように硬い「歯石」になってしまいます。こうなるともう自力では取り除けません。

そしてどんどん歯石がたまり、歯と歯茎の間の溝が深くなり(歯周ポケット)、いずれ歯を支える土台の骨が溶けて歯がぐらぐらするようになり、最終的には歯を失います💦

よっしーは下の図で言うと「軽度の歯周炎」の状態です。歯を支えている骨が溶けてなくなっていくというのはとても恐ろしいことですよね!

 

歯周病の進行

 

そして恐ろしいことに、歯周病患者の歯茎の中で作り出される炎症性物質はインスリンの働きを妨げ、糖尿病を悪化させる可能性があります。

特に2型糖尿病の場合、歯周病の治療を行うことでインスリン抵抗性が改善することが報告されているそうですよ。

よっしーも身に覚えのない高血糖が続き、歯科で歯石を取ったらその日の夕方には明らかに血糖値が下がってきて驚いた経験が今までに2度あります。

歯科でこんなにお手入れしないといけないなんて…

野生動物は基本的には虫歯や歯周病にはならないそうです。ケガをしてキバが折れてそこから虫歯になったり、高齢になって歯がすり減ってそこから虫歯になることはあるようですが…

でも近頃は、野生動物が人里にやってきて人間の作った甘い果物などを食べることもあるので状況は変わってきたのかもしれませんね。

歯磨きをしない動物たちが虫歯や歯周病にならないのに、人間だけが歯磨きをしてもそれだけじゃ不十分で歯科で定期的に歯石をとってもらわないといけないというのも変な話だと思いませんか?

猫やライオンは穀物を食べませんし、穀物を好んで食べる鳥たちは歯がありませんし高血糖になっても大丈夫なんですよね。


「砂糖が虫歯の原因だ」と思いがちですが、縄文人の虫歯保有率は8.2%で弥生時代のそれは16.2〜19.7%だったと考えられています。意外に多いと思いませんか?

砂糖を摂取しなくても、糖質は虫歯や歯周病などの原因になります。縄文人はドングリや果物などで多少の糖質を摂取していましたよね。

また、食物に火を通して食べるのは人間だけですが、これがさらに歯に良くないと考えられています。砂糖をたっぷり入れてやわらかく煮た料理ばかり食べていたら、虫歯や歯周病にならないほうが不思議かも。

「じゃあいっそのこと断糖すればいいじゃないか」という考えもあるでしょうけど、なかなかそこまでは難しいです、正直。特に子供たちは給食もありますし難しいですよね💦

果物はもちろんのこと、野菜ですら昔のものよりも甘くなっているわけですから…結局、できる範囲で糖質摂取量を減らしつつ歯磨きをきちんとして、定期的な歯科受診が欠かせないですね。

 

にゃご
にゃご

出来る範囲で糖質を減らすことと、定期的な歯科受診は欠かせないよな。

よっしー
よっしー

すでに歯周病のある方、糖尿病の方は3か月に1度ぐらい行ったほうがいいと思うわ。

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