医師でもないただの糖尿病患者が糖尿病ブログを作った理由

友人たち

糖尿病と診断された時あまりにも前向きな情報が少なかった

このブログを書いているよっしーは、2型糖尿病を若年発症した父を持つ女性です。小学生の時に父が発症して、怖くなって「絶対に糖尿病になりたくない」と思いました。

糖尿病になりたくないから大学は栄養学を学べる学部を選び、スポーツクラブで念願のインストラクターとして働きました。当時は「私は糖尿病にはならない」と思っていました。

ところが、玄米食と高強度筋トレをずっと続けていたにも関わらず、20代で結婚して長男を妊娠すると妊娠糖尿病になりました。体重は赤ちゃんと羊水の分しか増えなかったのに…💦

玄米食と筋トレをしていて妊娠糖尿病になったにも関わらず、次男出産後に医師から「あなたは先の人生が長いんだから糖尿病にならないために気を付けなさい」と言われ、よくわからないまま玄米食と運動を継続しました。

 

糖尿病患者が糖尿病ブログを作った理由を説明した漫画

 

息子たちも小学生で少し手が離れてきたのでパートでもと思い、近所のスポーツクラブで働き始めました。

勤務時間外にベンチプレスをしたりと頑張っていたのに、のどが渇いたり風邪を引きやすくなるなど体調に異変が現れ、迷惑をかけるので退職して数か月後に糖尿病が悪化して緊急入院、糖尿病とようやく診断されて治療を開始したわけです。

救急外来で「血糖値がすごく高くて475もあるの、今すぐ入院してね」と言われた時は頭が真っ白になりました。そして「私、どんな悪いことをしたって言うの?」と悔しさでいっぱいでした💦

どんな人だって「自分は今まで不摂生を1度たりともしたことはない」と胸を張って言い切ることはできませんよね。

 

不摂生を1度もしたことない奴いる?

 

よっしーも「月に1度飲んでいたスタバのキャラメルフラペチーノが良くなかったんだろうか…」とか「カレーライスを食べた時にお代わりしていたのがまずかったんだろうか」などといろいろ自分を責めました。

でもね、世間一般の人たちと比べても、特に自分が不摂生していたとはどうしても思えなかったんです。ほんの数か月前にジムのインボディで測定した内臓脂肪量も正常範囲でしたし、特に下半身の筋肉量はかなり多かったですし。

結局「なぜ私が糖尿病にならなきゃいけないのよ!」と運命を恨みながら病院のベッドでスマホから必死に糖尿病の情報を探しましたが、出てくるのはほとんど悲惨な恐ろしい情報ばかり。

「私まだ30代なのに、子供たちを残して目が見えなくなったり人工透析になったりして早死にするのかな?」と落ち込んでしまいました💦

 

にゃご
にゃご

特別不摂生をした覚えも無いのに糖尿病になるなんて、どうしたらいいか分からないままただ辛いだけだよな。

よっしー
よっしー

そうよ!身に覚えのないことをどうやって反省したらいいのか分からないじゃない!?

ただ糖尿病患者を絶望させるだけの情報は要らない…

糖尿病患者の中には、病気を甘く見ていて診断後もなんだかんだと言い訳して甘いものやご飯を食べまくる方も確かにいるでしょう。

だから糖尿病がどんなに恐ろしい病気か、油断しているとどうなってしまうのかを情報として示すことには一定の意味があります。

ただ中には、真面目に治療していてもなかなか良くならずにじわじわと糖尿病合併症が進行する患者もいます。ある病院のHPではそういう患者さんを「運の悪いヒト」と表現していました💦

糖尿病は怖い病気で最終的に失明したり人工透析になったり脚を切断することになる、治療してもそうなっていく人は運の悪いヒト…そう言われてしまったらどうしたらいいのでしょうか。

 



 

絶望してしまうような情報ばかりでしたが、唯一希望が持てたのが江部康二医師のブログ「ドクター江部の糖尿病徒然日記」でした。

江部先生は糖尿病の恐ろしさを説くだけに終わらず、どうしたら血糖値を改善することが出来るのかを具体的に書いてくださっていました。

病院で出される糖尿病患者用の食事は、はっきり言ってよっしーがそれまで食べていた食事とあまり変わらなかったので「本当にこの食事で良くなるのかしら?」と不安しかありませんでした。

糖尿病が怖い病気なら、どうしたら失明や人工透析を確実に回避できるのかその方法を合わせて教えてくれないと…ただ怖い怖いと言って脅されても困ってしまいます💦

情報がないなら自分で発信するしかない!

糖尿病と診断されてネットで希望の持てる情報を検索しまくったのに、当時は江部先生のブログ以外ほとんどそのような情報にたどり着くことができませんでした。

情報がないのであれば、自分が他の人たちのために希望の持てる情報を発信してやる!と思って糖尿病ブログを始めようと思いました。

教科書に書いてあることを復唱するような専門家のブログ・サイトはけっこうありましたが、自分がやりたいのはそんなことではありません。

医師でも管理栄養士でもない糖尿病患者の自分は、患者として「本当に効果のある方法」を「どんなしがらみに縛られることもなく」正直に自由に発信できる立場にあります。

糖尿病内科の美人の女医さん

専門家として何かの組織に所属している方たちは、どうしても都合の悪いことは言えませんからね…その点、患者は自由なんです。当ブログは患者の、患者による、患者のための糖尿病ブログです♪

患者の立場から、他の糖尿病患者さんや糖尿病予備軍の方の参考になる情報発信をしてみんなで前向きに健康に生きていくことが出来れば…と思います。

糖尿病腎症からの人工透析にかかるお金も含め、日本では糖尿病にかかる医療費も相当な金額になりますし、糖尿病合併症が悪化すると本人も家族もとても辛い思いをすることになります。

私たちには本当に効果のある方法を自由に実践して健康になる権利があります。糖尿病は主治医が治してくれる病気ではないのですから、自分でコントロールしていかないといけないのです。

 

にゃご
にゃご

もっとも効果がある方法を患者は自由に選択して元気になる権利があると思う!

よっしー
よっしー

そのためには自分でよく考えて、実践から学んで、定期的に検査も受けながらその都度軌道修正していく柔軟さも必要ね。

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