1月1日の令和6年能登半島地震
令和6年能登半島地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
被害に遭われた皆様の安全と1日でも早く元の生活に戻られますことをお祈り申し上げます。
私も富山県に住んでいるので震度5強(富山では観測史上初!)の揺れにはかなり驚きましたし、電子レンジの上に置いてあったトースターとガラス容器が落下したりしました。ガラスの破片を踏んで足の裏から血が出ましたが、すぐ止まりました。
幸いそれ以上の被害もなかったので普通に生活しておりますが、同じ県内でも断水や家屋の倒壊などの被害が出ております。
「富山では大きな地震がないから大丈夫」と思って正直油断していたことは否めません。これを機にもっと地震に備えておかなければ、と思いました。
特に私達のような糖尿病患者は、健康な方以上に気を付けなければいけないことが多いはずです。
災害はいつ起こるか分かりませんからね…
誰もが備えておくべきだけど、糖尿病患者は特に気を付けなきゃね。
糖尿病患者が被災した時に注意すべき点は?
糖尿病患者が地震などの災害に被災した際には、健康な人とは違った特別な注意が必要になります。
・必要な薬やインスリンを持ち出す…咄嗟の時にそこまで気が回るかどうか分かりませんけど、毎日使用している糖尿病薬やインスリンなどを持ち出しましょう。避難所ですぐに手に入るとは限らないので!
・病気について書いたものを携帯する…健康状態が急激に悪化したときなど、医療従事者が必要な情報を得るために、糖尿病患者はお薬手帳、糖尿病連携手帳などを携帯しておくといいですね。
・水を確保する…災害時には水が不足しがちですが、脱水から高血糖になることがあるので日頃、食物だけではなく水を備蓄しておくといいです。
・食べるものに気をつける…避難所では食事が糖質に偏りがちになります。私はサバ缶80缶とツナ缶20缶ぐらいを常備していますが、これでも十分ではないかも…
・体調の変化に気をつける…震災や避難所生活でのストレス(後述)、避難所での食生活などが原因で血糖値が悪化することがあります。普段以上に体調の変化に敏感になりましょう。
避難所生活が糖尿病にどう影響する?
昨日もニュースを見ていましたが、どうしても避難所での食事はパンやおにぎりなどの糖質食品が中心になります。健康な方では問題にならなくても、糖尿病患者の場合は深刻な問題です。
避難所生活では運動不足になりやすく、また精神的ストレスがたまりやすいのでこれが血糖値に悪影響を与える可能性があります。
「ストレスで血糖値悪化?そんなの食事と比べたらどうってことないでしょ」と思われるかもしれませんが、決して軽視して良いものではないです。
ストレスホルモンである「アドレナリン」や「コルチゾール」が増加すると、何かを食べたわけでもないのに肝臓からのブドウ糖の放出が促進され、血糖値が上がることがあります。私は病院へ行く前は何も食べないのに血糖値がやや上がりますし、1型さんではもっと顕著に上がる方もいらっしゃいます。
またストレスはインスリン抵抗性(インスリンが分泌されていても効きが悪くなること)を起こすことがあります。仕事などで慢性的なストレスを抱えていると糖尿病になりやすいというのはこれと関係があるかも。
ただでさえ不安なのに、食事や運動がきちんとできなかったり、いつも使っている薬やインスリンがすぐに手に入らない状況も考えられます。糖尿病患者にとっては良くないことばかりですよね。
災害に備えて何をどうするべきか?
地震などの自然災害はいつ起こるか分かりませんけど、いざそれが起きたとき、慌てずに何もかも忘れずに持ち出すのはなかなか大変そうです。
必要なもの(糖尿病薬、インスリン、ブドウ糖、注射針、自己血糖測定器、保険証、身分証明証、糖尿病手帳など)をバラバラに保管するのではなく、そういうものをなるべく同じところに置いてすぐに持ち出せるようにするといいですね。
恥ずかしながら今まで「富山って大きな地震は来ないし…」と思って油断していた私、防災リュックも家族で1つしか用意していませんでしたが、これを機に家族の人数分購入しました!
誰もが考えておかないといけませんね!
もちろん、耐震補強なども大切ですよ!