「“糖” ヒトが手にした禁断の果実」を観ました

先日、「“糖” ヒトが手にした禁断の果実」というテレビ番組を観ました。あまり詳しく内容を書くと怒られますが、感じたことをほんの少しだけ書こうと思います♪

結論は…ヒトは他の動物達と同じように、本来は「糖新生」があるのでわざわざ糖を大量に経口摂取する必要はないのですが、それだと味気ないのでつい食べてしまう生き物であり、体に害がない程度にほどほどに食べましょうよということでした。

生のでんぷんをネズミに食べさせても血糖値はほとんど上がらないけれど、加熱したでんぷんを食べさせると血糖値が300を超えるというグラフも紹介されていました…加熱して食べるのはヒトだけですよね！

私は織田裕二さんがわりと好きなんですが、織田さんは昔チョコレートのテレビコマーシャルにも出演されていたぐらいなのでかなり甘いものがお好きなのかなという印象を受けました。

番組では「糖質を極端に制限しすぎると良くないこともある」ということでしたが、それは何かと言えば「低血糖になると危険です」ですって！

何らかの疾患が原因で糖新生が十分にできない方はたしかにいらっしゃいます。つまり「糖質制限すると低血糖になる方はしっかり糖を食べましょう。それ以外の方はあえて食べる必要はないので程々に」といったところじゃないでしょうか。

糖尿病患者、それも私のように軽度ではない患者はたとえ糖質制限しても血糖値はなかなか「完全正常値」までは下がってきません。つまり脳が必要としている以上の血糖が血管内にあるわけです。

ああ、それなのにあえて糖質を大量摂取する必要などまったくないではありませんか…番組で言っていたように「砂糖依存症」の状態になってしまっているから食べる方は少なからずいらっしゃるはずです。

もちろん、たとえ糖尿病であっても、薬やインスリン注射、ハードなトレーニングをしてでも甘いものが食べたい方の気持ちを誰も否定することはできません。そのあたりは、主治医とよく相談して自己責任で決めるべきです。

ただ「糖質を制限すると誰もが低血糖になるわけではない」「たとえ必要なくても、ヒトは脳が糖を欲しがる生き物」だということは知っておかなければいけません。

知った上で、じゃあ「自分は」どうするのか、は自分で決めるべきですし、それは他人に押し付けるべきではないのです。

にゃご

「食べたい」から食べるのはいいけど自己責任でね！

よっしー

「食べなきゃ」というのは思い込みかもしれないのね。