糖質制限すると糖尿病になる??
江部康二医師のブログ記事によれば「糖質制限すると糖尿病になる」と主張する方がいらっしゃるそうです。
私はごはん(玄米)が好きすぎて糖質制限なんてできずに普通に食べていて糖尿病になった人なので「へーえ?」としか思いませんが、気になる方もきっと多いでしょうね💦
いつも思うんですが、それって人間だけに当てはまる話なのでしょうか?野生動物とか動物園の動物たちの場合は??
記録が残る中では日本最古の2型糖尿病患者とされる藤原道長さんは、仏教信仰のために肉や魚を食べず、チーズのようなものにハチミツをかけたものが好物だったそうですが…
↑↑↑にわとりなどの鳥類は穀類を好んで食べるものが多いですが、じつは鳥って血糖値が高くても人間ほどは糖尿病にはならないそうですね。
もっとも、種類によっては糖尿病になる可能性もあるそうですが…にわとりは血糖値が300もあるのになぜ糖尿病にならないのかということで研究がされているそうです。
糖尿病にならないにわとりが穀物を好んで食べても別に問題はなく、むしろ高血糖を維持するためには穀物が必要なのかもしれません。しかし人間はどうでしょう?
残念だけど、猫も人間もにわとりとは違うようだ。
血糖値300が普通っていうのはすごいわね!
飼い猫も糖尿病になる!
犬は人間でいう1型糖尿病、猫は2型糖尿病に近い糖尿病を発症しやすいそうです。猫はもともと肉食動物ですが、市販のキャットフードの中には穀物が混ぜてあるものが少なくありません。
飼い猫が2型糖尿病になりやすい理由はいろいろあって、運動不足や全体的に食べ過ぎっていうこともあるでしょうが、本来野生では猫は穀物は食べないのではないでしょうか。それで糖尿病になるとは思えないですが💦
ちなみに日本では、稲作が海外から伝わってくるまでは野生のイネが存在していた形跡はないそうですよ。つまり、それ以前の日本のご先祖さまや野生動物はお米を食べていなかったわけ。
一部のサルなどは芋や果物を好んで食べますが、現代のものは品種改良で甘くなりすぎたので、これを食べすぎることはサルの健康に良くないという理由から与えないようにしている動物園もあります。
少なくとも、人間だけが「本来は自然に存在しなかった種類の糖質を毎日たっぷり食べないと耐糖能が低下して糖尿病になる」とは思えないのですが💦
現代に生きる動物たちは「人間がそれを作るようになったので食べるようになった」という者もかなりいるはず。いま食べているものが本来の健康的な食物かどうかは分からないですよね。
ちなみに、牛はめったに糖尿病にならないそうですが、なるときは1型糖尿病に似た糖尿病になるそうですよ。
食べたい人は好きなだけ食べましょう!
糖尿病の食事療法はいろいろあってよいと思います。ひとつの方法でみんながうまくいくわけではないからこそ、アメリカ糖尿病学会は複数の食事療法を選択肢として認めていると思うので。
だから糖質をたくさん食べる方がいらしても全然かまわないと思いますけど、間違った糖質制限批判で危険を煽るのは困りますし、押し付けもいけませんよね💦
日本人はお米を食べなきゃ!と言われがちですが、農耕が始まるよりもずーっと前、約4万年ぐらい前の日本のご先祖さまはお米やパンなどは食べずに獲物を獲って生活していたことを忘れてはいけません。
糖質制限を何年も継続した結果、糖質をたくさん食べてもあまり血糖値が上がらなくなった(耐糖能が改善した)方もいらっしゃるので、自分で良いと思った方法を実践すればよいのではないでしょうか。
糖質を食べないことが多くの人に問題を起こすとは思えないけど、みんな好きなようにしたらいいんだよね。
そう思うわ。だって他の人は関係ないもの♪