酒飲みメガビタCでHbA1c偽高値!?
これまでに当ブログでも何度か話題にしていますが、常にビタミンCを大量に摂取している人はHbA1cが実際よりも高めに出るのだそうです。
はっきりとは書いていませんが、おそらく「大量に摂取」というのはみかんを多めに食べる程度の量ではなく、私のようにサプリメントで日に何グラムも飲む人のことでしょうね。
ビタミンCやアスピリン、アルコールから生じたアセトアルデヒドがヘモグロビンと結合する事から、これらを常用する患者ではHbA1cが実際よりも高めに出るのだそうです。
アスピリンは解熱鎮痛薬なので、これを常用している方はそうそういらっしゃらないと思いますけど、お酒好きでビタミンCをたくさん飲んでいる方はけっこういらっしゃるかも!?
ただ、具体的にどのぐらい高めになるか書いてある資料は残念ながら見つかりませんでした。
0.1程度の誤差ならわざわざ気にする必要もないでしょうし、まさか1.0も高く出ることはさすがにないと思いますし、私個人の感覚としてはせいぜい0.2~0.3といったところじゃないでしょうか?
ちなみに私の場合、糖尿病と診断されて治療を開始した直後はビタミンCを飲んでおらず、インスリン注射をやめてからビタミンCを飲み始めました。量を増やしたのは数年後のことです。
確かに不当にHbA1cが高くなった気はしました…血糖値の割に。現在使用している自己血糖測定機は病院で測定した血糖値と大差ない値が出ますが、かなりたくさんビタミンCを飲んでいるとフリースタイルリブレでは常に高い数値が出るようになりました。
「ビタミンCをたくさん飲んでHbA1cや血糖値が実際よりわずかに高く出る」ことは悪いことなのでしょうか?
ええっと…本当に高くなるんじゃないんだよね?
そうよ、だからそれをどう考えるべきか?という話ね。
「偽高値」の意味とは?
「偽高値(ぎこうち)」とは「何らかの原因により、検査で実際よりも高い値が出ること」です。つまり見かけ上高いだけで実際はもっと低い数値なわけです。
実際は高くないのだから何の問題もないと思いきや、意外な弊害が…それは「嫌な気分になること」です!!
HbA1c5.8とHbA1c6.0では印象がかなり違います。実際この程度のことで主治医から注意されたりすることはないと思いますけれど。
でもね、人間ってほんのちょっとのことで気分が左右されるものなんですよね。たとえ本当はもうちょっと低いとわかっていても、高めの数値が出るとあまりいい気分はしないのでは?
↑↑↑HbA1cではなくフリースタイルリブレが示す数値の話ですが、ドクターシミズ先生がビタミンCサプリメント1000mgを朝昼晩と飲んでみたところ、明らかに高めの数値が1日中続いたそうです。
これも偽高値、つまり本当は高くないのですが実際より高めに出ているのです。私も同じ理由でリブレが高めに出るのがイヤでリブレを使うのをやめてしまいました。高価ですしね!
先日家族全員で珍しくインフルエンザA型にかかったときもビタミンC頻回摂取のみでかなり早く治ったこともあり、やはりビタミンCは重要だと考えます。
ビタミンCサプリ、飲むかどうかはあなた次第♪
「ビタミンCサプリを飲んでいるとHbA1cや血糖値が高めに出るからサプリは飲まない」という方もいらっしゃると思います。それはそれでひとつの考えだと思います。
結局は、自分が何を最優先に考えるかなんですよね。私はビタミンCのメリットは捨てがたいものだと考えるので、これからも飲み続けるつもりです。
糖尿病治療において最も大事なことは、糖尿病合併症の発症と進行を防ぐことではないでしょうか?
そのためには何が出来るか、最も気にしなければいけないことは何なのか、を考えてみると答えは出るのではないでしょうか。
「ビタミンCは良くない」と考える方もいらっしゃいます。そういう判断も、あなた自身の自由です。各自、実践してみて体感で判断しましょう。
おそらく普通の病院の先生に質問しても、そんなことはほとんどご存知ないと思います…だから自分でよく調べて判断なさってくださいね♪
よく考えようね!
私は合併症が進行しなければそれでいいわ!