白衣性高血圧は有名ですね!
病院の診察室では医師や看護師などを目の前にして緊張するため、自宅で測定するよりも血圧が高くなることがあります。
これは「白衣性高血圧」と呼ばれており、私も病院で測定すると必ず高くなってしまいます…入院中は、毎日の測定に慣れるにしたがってだんだん数値は下がっていきました。
イケてる異性の先生だと余計に血圧が高くなる…かどうかは分かりません(笑)まぁとにかく、緊張するだけで血圧が高くなる方は珍しくないということです。
では、白衣性高血圧ならぬ「白衣性高血糖」というものは存在するのでしょうか。つまり病院へ行き緊張すると血糖値が上がるかどうか、です。
結論から書くと、確かに白衣性高血糖は存在します。私も軽くそうなので💦特に眼科へ行く前は10ぐらい血糖値が高めになります。リブレを使っているからこういうことも良く分かるのです。
病院へ行ったときばかりとは限りませんが「緊張したときや不安なとき」に血糖値が高めになることはわりとよく知られていることのようです。
1型糖尿病でインスリンの自己分泌がゼロのバーンスタイン医師は、テレビ出演の前などはかなり血糖値が上がるそうです。私は2型なので、1型の方ほど顕著には上がらないということでしょうね。
緊張すると血圧の他に血糖値も上がるのかニャー!
なんだか損した気分だけど、そうなのよね。
なぜ緊張すると血糖値が上がるの?
緊張するとグルカゴン、アドレナリン、甲状腺ホルモンなど「血糖値を上げるホルモン」が分泌されるので何も食べていなくても血糖値が上がります。
大昔のヒトのご先祖様は、猛獣などの敵に襲われて逃げるために瞬間的に血糖値を上げる必要があったからではないかとされていますね。
猛ダッシュのときは、確かにブドウ糖がエネルギーとしては最適でしょうから…でも現代においては、もはやそのような機能は多くの方には必要がないんですけど💦
病気で糖新生(肝臓で糖以外の材料からブドウ糖を作り出すこと)がうまくいかない方を除けば、ヒトはかなりのブドウ糖を糖新生でまかなうことができます。
糖質をかなり控えていても、ストレスを感じて血糖値を上げるホルモンが分泌されれば血糖値は上がってしまいます。
強度の高い筋トレなどの運動を行ったあとに逆に少し血糖値が上がることがあるのも、アドレナリンなどのホルモンによる効果なんですよね…だからといって筋トレしないわけにはいきませんが。
病院で緊張するなと言ってもそれは無理(笑)
病院で医師や看護師と接するときに緊張してはいけないと言われても、そりゃ無理というものです。まったく緊張しない方などいないでしょう?
私の主治医はふだん血圧を測定されないのですが、あるとき1度だけ「今日暇なんだよぉ(?)」と言いながら血圧を測定なさったことがありました。動揺しまくって上が130を超えました💦
また糖尿病患者さんは年齢的にも眼圧が高くて眼科で治療している方も少なくないでしょうが、緊張すると眼圧も高めになるそうですよ…イヤになっちゃいますね。
血圧・眼圧・血糖値、すべて高めだと憂鬱になるものばかりですけど、これらは緊張によって上がるのが当たり前だと思って深呼吸でもして少しでもリラックスするしかないですね。
ちなみに、病院の看護師さんも「自分が患者として病院に行くときは白衣性高血圧になってしまうの」と教えてくださいました。大丈夫!あなただけじゃない♪
病院では誰でも緊張するものだと思って可能な限り気にしないのがいいかもニャー。
なるべくリラックスね、難しいけど💦