毎日が経口ブドウ糖負荷試験

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経口ブドウ糖負荷試験は糖尿病患者には禁忌です

経口ブドウ糖負荷試験( OGTT)は、糖尿病の診断方法のひとつです。

糖尿病が疑われる患者に対し、ブドウ糖を溶かしたサイダーを飲んでもらい、血糖値の値から糖尿病かどうかを判断する方法です。

このOGTTでは、普通、75gのブドウ糖を飲んでもらいます。大変な量です。

これは意図的に血糖値をかなり上昇させる検査であり、すでに糖尿病と診断されている患者においては施行してはならない(禁忌である)とされています。よっしーも、入院した時、この検査は行いませんでした。明らかに血糖値が高すぎたので…

 

 

75gの糖質ってどれぐらい?

75gのブドウ糖と聞くと、ものすごく大量だと思うかもしれませんね。

でも、いわゆる砂糖から75gの糖質を摂取するのは大変ですが、これがお米やパンなどの主食から摂ろうとすれば簡単に摂れてしまう量なんですよね。

コンビニのおにぎり2個で糖質75gを超えます。メロンパンなどの菓子パンは、さらに高糖質です。茶わん1杯の白米(150g)で糖質55gです。

 

 

カレーライスや牛丼、コンビニ弁当は、量によりますが糖質100~120g程度になります。その上、カレーはお代わりすることもありますよね…

ダイエットでない普通のコカコーラ1.5リットルは、約170gの糖質が入っています。

 

 

デンプンはゆっくりと吸収されるから血糖値が上がりにくい?

「ブドウ糖とデンプンでは、消化吸収のスピードが違う!だから単純に糖質量だけでは考えられないのだ」と思うかもしれませんね。

よっしーも昔はそう思っていたので、ジュースや砂糖はなるべく摂取しないでご飯をきちんと食べるようにしていましたが糖尿病になりました。

 

 

中学の理科で習った通り、デンプンも体内で最終的にブドウ糖になります。ブドウ糖を溶かしたサイダーは非常に吸収されやすい形になっているので、デンプンよりは血糖値の上昇のピークは大きくなるかもしれません。

かし結局は、ブドウ糖になることには変わりありません…特に食後運動しない糖尿病患者の場合、血糖値は血管に影響を与えるに十分なだけ上昇するでしょう。

しかも、前述しましたが、たとえば夕食のカレーライスが美味しくてお代わりなんてしちゃったら、ものすごい量の糖質を体内に入れることになります。

デンプンが砂糖水と比べて多少吸収がゆっくりだとしても、絶対量が多ければやっぱり血糖値はかなり上がることになります

 

 

毎日の食事がブドウ糖負荷試験と大して変わらない??

日本糖尿病学会は、糖尿病患者の食事療法として、エネルギーの50~60%を炭水化物から摂取するように勧めています。

炭水化物=糖質+食物繊維ですが、食物繊維はほぼカロリーゼロなので、エネルギーのほぼ5~6割を糖質から摂取することになります。

標準的な体格と運動量の男性で、1日に摂取すべきカロリーを1600kcalとすると、その5~6割は800~960kcalに相当します。これを糖質から摂取すると、1日に摂取する糖質量は200~240gということになり、1日3食だと1回に67~80gとなります。

 

 

そうです、これはブドウ糖負荷試験で飲まされるサイダーに含まれる糖質の量とほぼ同じなんです。

いわば、毎日、3度の食事でブドウ糖負荷試験と大差ないことをやっているようなものですよね。それで血糖値が上がっちゃう場合は、薬を飲んだりインスリンを注射して血糖値を下げればよいと、こういうことになります。

ブドウ糖とデンプンの違いこそあれど、これをどう考えるかはみなさん個人の判断に委ねられているのです。