再びおかしな眼振が現れた!?
先日「あなたの目、おかしな動きをしていませんか?」という記事を書きました。糖尿病神経障害で目が勝手に動いたり、目の動きが変になることがあるんです。目を動かす神経がマヒして、一時的に片方の目が動かせなくなることもあるそうですよ!
よっしーは糖尿病が発覚して入院しているとき、右目が勝手にゆらゆら左右に動いていました。糖質制限を開始して半年ぐらい経った頃、今度は視野の一部が激しくブレることがありました。
その後はすっかり何もなく、これは糖尿病が原因だったことを知ったんです。
実は先日、再びこの「ナゾの眼振(がんしん)」がぶり返した時期がありました。どなたかの参考になるかもしれないと思ったので記事にすることにしますね。
ナイアシンの量を増やした途端それは起こった
よっしーは藤川徳美医師のブログなどを見て栄養療法に興味を持ちました。実は8年ぐらい前からすでに栄養療法については聞いたことがあったんですけど、当時は「こんなのインチキじゃん!?うさんくさい」なんて思ってました(ごめんなさい…)
自分が糖尿病になって初めて、先入観にとらわれずにいろいろなことを考えることができるようになった感じですね。
でも、ビタミンCやB群については早くから飲み始めましたが、はっきり言ってナイアシンにはほとんど関心がありませんでした。ナイアシンはメンタルの病気に効果があるとよく言われていたので、とりあえず自分は大丈夫だと思っていたからです。
しかし一緒に糖質制限をしている夫のLDLコレステロール値が、運動してもサバを毎日食べてもまったく下がらないので、ナイアシンを夫婦で飲み始めることにしました。ナイアシンはいきなり大量に飲み始めてはいけないもので、必ず少量から少しずつ増やしていかなければいけないようです。
100mgのナイアシンを飲んでも、特に何も症状はありませんでした。夫のコレステロール値もまったく変化がありませんでした(彼は定期的に献血をしているので、コレステロール値も年に何度かチェックしています)。
そしてナイアシンの量を200mg…300mg…と増やしてみても、特に私にも夫にも何も変化はありませんでした。本当にナイアシンは効果があるのか?と心配になったものです。
しかしナイアシンの1日あたりの服用量を1000mgに増やした直後、あのナゾの眼振がぶり返したのです。右目が時々細かくピクピクけいれんする感じ…それが起こっている時に左目を隠して右目だけでものを見ると、見ているものが揺れて見えました。
不安になりましたが様子を見ることに…
ずっと忘れていた眼振が再び始まったことに不安はありました。しかし、糖尿病内科の定期診察に行くと、ずーっと出ていたアルブミン尿が今回は出ておらず(少しは出ているんだろうけどnormalと書かれており、正常値の範囲内だった)、またもともと正常値ではありましたがコレステロール値がいつになく良好な数値だったことで少し安心できました。
ナイアシンで人工透析直前の糖尿病患者さんの腎機能が回復した例があるとか。糖尿病腎症に良いものが糖尿病神経障害に悪いはずはない…と自分に言い聞かせました。
ちなみに眼振の動画がyoutubeにUPされていたので貼らせていただきますね。
結局、眼振は1か月ほど続いたあと止まりました。ナイアシンは現在、1日1500mg飲み続けています。夫のLDLコレステロール値も、常時200超えだったのが134になったので、このまま継続するつもりです。
藤川徳美先生の患者さんで、ナイアシン1日2000mg+糖質制限+その他のビタミンやミネラルの補給で多発性硬化症という難しい病気がほぼ治ってしまった方がいらっしゃいます。
ナイアシンは体内でさまざまな働きをしますが、何らかの理由によりナイアシンが大量に必要な状態になっている方もいるとか。きっとよっしーもそうなのですね。
今回の眼振に関しては、ナイアシンの服用量を増やした直後に始まったので、きっと何か関係があるのだろうと思いました。そうはいっても起こっているときは不安でしたけど、止まってほっとしています。
神経障害は回復の過程で悪化したように見えることがある
じつは、糖尿病神経障害のある方が糖尿病治療を開始して血糖値が改善されると、かえって症状が悪化することがよくあるんだそうです。
よっしーも治療開始後に目がおかしくなったり、足の指先がたまにチクッとすることがありましたね、そういえば。
これは「治療後神経障害」というもので、バーンスタイン医師の本にも解説が載っています。わりとよくあることみたいですね。知らないと不安になると思います…
あまりにも症状がひどい場合は飲み薬を使用するようですが、軽ければ血糖コントロールを継続すれば自然におさまるそうです。
ビタミンB群の中でも特にビタミンB12とナイアシンは神経に良いと言われますが、正直、今まではまったく足りていなかったのでしょうね。まず生命維持にどうしても必要な所に最優先で回されてしまうから。
たとえば、2階建ての家を建てるのが目標だったとして、とりあえずよっしーの目の神経では1階部分だけを何とか作り終えて「ありゃ、もう材料がなくなった。まぁいいや、とりあえず雨露はしのげることだし…」とそこでずっと作業が中断していたのかもしれません。
それが材料がたくさん入ってきたので「お!それじゃ作業を再開するか」みたいな。イメージとしては、そんなものかなと勝手に考えていますw 家を建ててるときってうるさいし振動もすごいですもんね~。
糖尿病とは無関係の眼振もあるので注意!
ただし糖尿病の方が眼振や「ものが揺れて見える」という症状が出たからと言って、すべてが糖尿病のせいとは限りません。
生まれつき眼振があって、軽度だと成人するまでたまたま気が付かないこともあるそうです。また、内耳や脳の何らかの病変によって起こることもあります。めまいや吐き気を伴う場合があるそうです。
このような場合、様子を見ていても治ることはないので、おかしいなと思ったら早めに病院で診察してもらうようにしましょうね。