痩せているのに2型糖尿病と診断されてしまった方がやるべきこと

何かと辛いよね…痩せ型2型糖尿病患者さんたちは

日本人の糖尿病患者の95%は2型糖尿病で、2型糖尿病は「生活習慣病」と言われていますよね。それで、安田大サーカスのクロちゃんみたいな方を想像する方が多いのだろうと思います。

でも、今この記事を読んでくださっているみなさんの中にも、きっと少しも太っていないし食べ過ぎてもいないのに遺伝で糖尿病になってしまった方がたくさんいらっしゃるはず。

よっしーの周囲にもスリム体型で糖尿病or糖尿病予備軍の方が何人もいますが、みんな例外なくご両親のどちらかが糖尿病患者なんです。遺伝ってかなり影響があるんですよね💦

ああ、それなのに世間からは「2型糖尿病?どうせ甘いものを食べすぎたんでしょ」と言われ、一部の1型糖尿病の方からは「あんたたちと一緒にされたくない」と言われ、何かと辛いのがスリム2型さんです。

遺伝じゃないのに暴飲暴食、肥満が原因で糖尿病を発症した方たちは、発症後6年以内に痩せるだけでほぼ完治する可能性もあるというのに、不公平ですね…ホント。

まず最初に申し上げておきますが、痩せ型の2型糖尿病患者さんは肥満の2型糖尿病患者さんよりもいろいろ難しいことが多いです。だからこそ、日々の努力が大事なんですよね。

なごみ
痩せているのに糖尿病になるなんて本当に辛いですよね…

よっしー
勝手にあれこれ決めつけられちゃうし、痩せるだけで改善…なんてこともないんだもの💦

インスリン抵抗性やインスリン分泌能力を調べよう

2型糖尿病の場合「インスリン抵抗性(インスリンは分泌されているのに効きが悪い)」とインスリン分泌不全(十分な量のインスリンを分泌できない)」の2つの要素が絡み合って発症します。

欧米の肥満の方に多いのは、インスリン分泌能力はしっかり保たれているのに肥満により強いインスリン抵抗性が生じて発症するケース。

この場合は発症後すぐにダイエットするだけで糖尿病が寛解することも多いのです。何せ高度肥満では通常の3倍ぐらいインスリンが必要になることなんてザラなので💦

問題は、もともと太っていないし大食いでもないのに糖尿病になってしまうケース。インスリン分泌不全は遺伝的な体質であることが多いです。

また肥満以外にもインスリン抵抗性が生じる原因はいろいろあります。喫煙・他の病気の治療薬の副作用・妊娠(一時的なもの)・慢性的なストレスなど。遺伝も関与する場合があります。

あなたがどのぐらいインスリン抵抗性があってインスリン分泌能力がどのぐらいあるかは、医師に検査をお願いすれば調べてもらえます。

その結果によって治療方針も決まってくるので、できれば1度検査を受けておくといいですね。痩せ型の方はインスリン分泌能力はおそらく低いでしょう。

なぜなら、インスリンは「肥満ホルモン」とも呼ばれるホルモンです。食べた分だけどんどん太れるのは、ある意味インスリン分泌能力が高い証拠ですから💦

筋トレは有効だが無理と過信は禁物です

標準より痩せている方は、筋肉があまりついていない方も多いのではありませんか?筋肉が多いといくらか血糖を消費してくれるのは確かなので、これを増やそうというのは悪いことではありません。

ただアントニオ猪木さんや清原和博さんのように、普通の人より筋肉があってもそのぶん食べ過ぎていれば重度の2型糖尿病になってしまいます。

「筋肉さえつければ何をどれだけ食べても大丈夫」などと過信しないことですね←これ、タイムマシンがあれば昔の自分に言って聞かせたいです…泣

また、すでに糖尿病合併症や高血圧のある方は強度の高い運動が禁忌になる場合があるのでくれぐれも気を付けてください。はっきりいってこの件で医師はまったくアテになりません。

よっしーは安静時頻脈があり、CVR-R検査でも明らかな異常値(3~5が正常のところ1.55)が出たにも関わらず、主治医は「あー運動してもいいよ」とおっしゃいました。

でも実は糖尿病神経障害があると運動時の呼吸循環器系の反応が低下し、心拍数や収縮期血圧の上昇が鈍くなることがあり、突然死のリスクが高くなるので日常生活以上の運動処方は行わないんだそうです💦

少しの利益を得るためにきつい運動を無理に行って、運動中に倒れて…なんてことになったら本当に悲惨です。

タレントの松村邦洋さんは糖尿病患者ですが、2009年東京マラソン出場中に心筋梗塞を起こして心肺停止状態になり、医師が駆けつけてAED(自動体外式除細動器)で蘇生して集中治療室で2日後にやっと目が覚めたんですよ。

みなさんは何となく「メタボ体型の人が心筋梗塞になりやすい」と思っているかもしれませんが、実は痩せているのに糖尿病だったりコレステロール値が高い人たちの方がリスクが高いです…気を付けましょう!

太るために無理に糖質を食べるべきではないかも…

「私は痩せているので糖質制限はやりません」という方は多いのですが、そもそも糖尿病患者が糖質制限する目的は単に痩せるためではありません。

太っている方は痩せて、痩せすぎの人は逆に適度に太る場合も多いのです。よっしーの父は糖尿病患者で、カロリー制限で痩せすぎて困っていましたが糖質制限で3キロぐらい太ることができました。

糖質制限で痩せすぎてしまう方は胃腸が弱かったり、ヘルシーなつもりで鍋やサラダなどあっさりしたメニューばかりで脂質をきちんと摂取できていないケースも見かけます。

痩せている方が果物と主食を一緒にしっかり食べれば効率よく太れるようですが、それで太るのが果たして健康的と言えるかどうか…動脈硬化が進行しやすいので💦

以前、薬屋さん(?)が「糖質制限は数十年後に悪いことが起こるかもしれないので、食後高血糖を防ぐクスリを飲んで糖質を食べましょー!」とおっしゃっていて驚いたことがありました。

糖質制限は危険「かもしれない」と言うのに、数年前に発売されたばかりの薬は数十年飲んでも何も悪いことが起こらないと思えるのがとても不思議ですよね。

よっしーの父はおやつにナッツやチーズを食べて適度に太ることに成功しました。しかも、体重が増えたのにHbA1cは下がったので医師からビックリされたそうですよ♪

今までのヘルシー信仰から抜け出せず、糖質制限といっても結局脂身のない肉や野菜ばかり食べていては失敗します。また胃腸が弱い方は焦らずに「まず肉をしっかり食べられるようになる」ことを目指しましょう。

長年タンパク質不足の状態が続くと、タンパク質が不足しているにも関わらずタンパク質食品を十分に消化できない体になってしまっているので…

あなたは何を最重視するのかよく考えて…

糖尿病の治療方針はいろいろあり、結局は自分で考えて決めなければいけません。痩せ型糖尿病患者は2型でもインスリン分泌能力が低いので、インスリン注射をして足りない分を補うという考え方もあります。

痩せ型糖尿病患者は、肥満の患者ほど高インスリン血症の心配は必要ないかもしれません。しかしインスリン注射を打って普通に糖質を食べようとすれば、低血糖はなかなか避けて通れません。

それにインスリン注射は、体内でうまいこと働かせるために本来のヒトのインスリンとはちょっと遺伝子配列を変えてあるんです。

糖質制限が危険かもしれないと思うのなら、そういう人工のインスリンをこの先何十年も注射し続けることによるリスクが本当に皆無なのかどうか考えても良いのではありませんか?

好きなものをみんなと同じように食べることを最重視するのか、それとも糖尿病合併症を進行させないことを最重視するのか、はたまた…

痩せ型糖尿病患者のみなさんは特に「ちょっと食事を減らすだけでOK」「体重を減らすだけでOK」の方たちよりいろいろ難しいので、よく考えてじっくり取り組んでいきましょうね♪

なごみ
2型糖尿病の方は自分次第でいろいろな選択肢があるから、よく考えてほしいですね。

よっしー
1型の方も食事によってインスリン注射の量を減らすこともできるわ。その場合は主治医とよく相談してからにしましょうね。

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