自分の血糖値の変動を知るのは第一歩だけど、それは入り口に過ぎない。

食後高血糖をどうやって下げたらいいのかな

先日、糖尿病内科で診察を待っていました。大病院で、その日のうちにHbA1cなどの検査結果を出すせいもあり、毎度2時間待ちは当たり前でうんざりです💦

さて、待合室にいると、目の前でよっしーの父ぐらいの年齢の患者さんたちと看護師さんが何やら盛り上がっている様子。

2型糖尿病で持効型インスリンを注射している患者さんがフリースタイルリブレを装着していて、その結果をみんなで見ているようでした。

その方は食後血糖値がかなり高くて、看護師さんは「これは食後血糖値を抑える薬を飲んだり運動したらいいのよ♪」とおっしゃっていました。

なるほど、自分が食後高血糖になっていることをまず知ることはすごく大事ですよね。まったく気づかないまま放置している人も多いですから…

ただ、自分の血糖値の変動を見た後「なるほど、食後血糖値を上げないようにするために糖質を減らそう」と思うか「薬を飲んで下げよう」と思うかの違いです。

その患者さんは糖質が少ない飲み物について看護師さんに質問なさっていたので、糖質制限にも関心がお有りなのだと思います。

でも主治医から「食後血糖値が高いので薬を増やしましょう」と言われて「はい、分かりました」と納得してしまうことになるかもしれません。

にゃご
そうかぁ…今のところ糖質制限はマニュアルには載っていない食事法だから、医師の方から勧めることは基本的にはないんだよな?

よっしー
そうだと思うわ。私みたいに自分から申し出れば別なんでしょうけど…

血糖値の変動をまず知る、その後どうするかが問題だ

まず自分の血糖値が1日の中でどのように変動しているかを知ることが非常に重要です。よっしーの場合朝の血糖値は1日の中でもっとも高く、夕方にもっとも低くなります。

就寝後はやや低めの状態が続きますが、深夜2時を過ぎた頃からわずか3時間ほどの間に血糖値は上がってきます。おそらくコルチゾールの影響でしょう。

朝食にたくさん食べると明らかに糖質量以上に血糖値が上がることも、この時間帯に焦ってちょっとハードな運動をしてもかえって高血糖になることも分かりました。

そのため朝食はわずかな量にして、朝は軽い運動だけにとどめてブログ記事を書いたりして大人しく過ごし、筋トレ等は昼以降に行うことにしています。

自分の血糖値の変動を知ることはとても大事ですが、じゃあその結果をどう解釈してどのように対処していくかが重要なことです。

食後血糖値を測ることもしないで「いっぱい食べちゃったけど運動したからきっと大丈夫だよね」と安心していてはいけません。実際どうなっているか測定しないと…

メリットとデメリットを説明してほしいです

2型糖尿病患者の理想の治療としては、まずフリースタイルリブレを最初に全員に配布して血糖値の変動を見せてほしいです。

その上で「あなたは食後血糖値がかなり高いです。糖質を控えて血糖値が上がらないようにする糖質制限食か、または食後血糖値を薬やインスリン注射で下げるか、これらに食後の運動を組み合わせる方法があります」と説明してほしいです。

そしてどんな方法にも合わない人がいること、薬やインスリンで副作用が出る人もいること、運動しても血糖値が無限に下がるわけではないことなども一通り話してほしいのです。

いろいろな血糖コントロールの方法があり、それぞれのメリットとデメリットを全部理解した上で患者ひとりひとりが好きな方法を選択できればいいと思うのですが。

糖尿病の飲み薬やインスリン注射には「低血糖」以外の副作用はほとんど無いと思っている方もいらっしゃると思います。

でも実際は決してそんなことはなく、よっしーは「0.1~5%」の確率でしかないとされている副作用が出てしまいました…事前にそんな説明は無かったですよ。

2型糖尿病患者によく処方されているDPP-4阻害薬は炎症性腸疾患のリスクを上げることや、SGLT2阻害薬で脱水を起こしやすいこと、その状態でメトホルミンを飲んでいると乳酸アシドーシスになることがある点なども知っておかなければ。

ある方法を「危険かもしれない」と言いながら他の方法の危険性をきちんと説明しないのはフェアではないと思います。何も知らない患者は、これでは選択肢がありませんよね。

患者が自分の血糖値を把握しやすくなったのは良いが…

わずか数年前には、糖尿病患者たちが自己血糖測定をするのを快く思わない方たちが居たそうです。今でもいらっしゃると思いますが💦

それはきっと、食後血糖値を患者たちが測定するようになると、何を食べた時に血糖値が爆上がりするのかバレてしまうからじゃないでしょうか。つまり、そういう仕事をなさっている方たちですよね。

患者たちが自分の血糖値を知らなかった時代はもう終わりつつあり、フリースタイルリブレや自己血糖測定器の普及により誰もが自分の血糖値を把握できるようになりました。

そして今は「血糖値を下げればいいんでしょ、だからこの薬を飲みましょうね」という段階になってきたのかな?

別に薬やインスリン注射で血糖値を下げてもいいと思うんですけど、そこでどんな副作用(短期的なものだけではなく長期的なものも含めて)が起き得るかは説明してください。

30年近く前に出版された医師向けの本にはすでに「インスリン注射が原因で糖尿病合併症が悪化することがあるらしい」「糖尿病治療に関わる者として、少なくとも医原性の合併症は作りたくないものである」と書かれていますよ!

自分の血糖値をまったく知らずに好きなものを好きなだけ飲み食いしているのは、非常に危険なことです。それは間違いありません。

自分の血糖値の変動を知ることは大事なのですが、本当に重要なのはその後どうやって対処していくか、だと思うのです。

にゃご
いろいろな方法があるけど、結局は自分でよく考えて選びたいよな。

よっしー
カンペキな方法が存在しないのに、1つの方法しか認めないのはあんまりよね。選択の自由が欲しいわね。

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