ジョギングで「かかとに衝撃を与える」べし!

ジョギングする女性

骨が全身の若さをコントロールしている!?

昨夜のNHKスペシャル「人体」第3集「”骨”が出す!最高の若返り物質」をご覧になりましたか?

よっしー、民放の健康番組等はあまり見ないんですけど、人体シリーズは昔から大好きで、かつ山中伸弥先生のファンなので楽しみに観ています♪

 

 

山中伸弥先生はすごい方なんですけど、ちっとも偉ぶった様子がなく、穏やかで、自分と異なる考えを感情的に攻撃したりなさらない方なのですごく尊敬しています♪

うーん。iPS細胞で重症糖尿病患者のすい臓が元通りになる日も遠くない…かな!?

さて昨日の放送は…骨が単なるカルシウムの塊だと思ったら大間違いで、じつは骨が全身の若さを保つ働きを持っており、逆に言えば骨が「老化のスイッチ」を押すこともあるのだという内容でした。

 

 

 

高齢者が大腿骨を骨折すると一気に認知症などが進み、老化現象が加速して、1年後ぐらいに亡くなる方が多い…というのも、まさに亡き祖母がそのパターンだったので「そうだったのか」と納得することができました。

あの時、骨折さえしなければなぁ(´;ω;`)

で、若い自転車競技の選手の男性の方が、太ももはすごい筋肉がついているんですけど、調べると骨が弱くて老人のようだと分かったというんです。

 

運動しているはずなのになぜ骨粗しょう症に!?

定期的にジョギングをしている人と自転車競技をしている人を比較すると、後者では骨粗しょう症の人が3倍以上多かったのです。

山中先生はその理由を「自転車が悪いわけではなく、自転車競技をしている人はジョギングなどの踵に衝撃を受ける運動が不足しているせいでしょう」とおっしゃっていました。山中先生は健康のため、よく走っていらっしゃいます。

ジョギング、なわとび、バスケットボール、剣道など、足の踵が地面に着地するときに衝撃を受けるスポーツはたくさんあります。この刺激が、骨を丈夫にするためにはとても重要なのだそうですよ。

 

 

これらのスポーツをしている子供は成長期によく身長が伸びるのではないかと言われるのも、あながち根拠のないことではなさそうです。いくらカルシウムだの成長期応援飲料だのをせっせと摂取してもダメで、骨への刺激がないと意味がないというわけ。

確かに、大昔のヒトや野生動物など、獲物を追いかけたり敵から逃げたりしてしょっちゅう走り回っていたでしょうからね…それが当たり前なのかもしれません。

だから糖尿人のみなさんも、糖尿病合併症などで医師から制限されていなければ、軽いジョギング等は行ったほうがいいと思います。ジョギングがだめなら、ウォーキングでも効果があるそうです。

筋トレをなさる方も、適度に有酸素運動は取り入れたほうがいいと思いますね。運動は、ただ痩せるとか血糖値を下げるためだけに行うわけではないので…

 

ジョギングの血糖値への効果は?

さて、糖尿病患者がジョギングを行うなら、やっぱり血糖値への効果も期待したいですよね。

よっしーは糖尿病と診断された当初、筋トレとウォーキングのみ行っていました。もともと筋トレが好きでしたし、買い物などで歩く機会が多いからです。

退院するときランタスというインスリンを1日1回8単位注射しており、毎朝の血糖値を見ながら量を調整していましたが、数か月経過しても5単位以下に減らすことが出来ずにいました

ところが、30分間の軽い室内ジョギングを始めたところ、翌朝の血糖値が70台になり、あわてて注射量を減らしました。

ジョギングを開始してから数日以内で注射量は2単位と、半分以下になったのです。これには驚きました。その後しばらくして、インスリンは完全に中止することが出来ました。

 

 

上のグラフは糖尿病は食事で治る様のサイトからお借りしました。

アメリカの研究によると、有酸素運動は単体では筋トレよりも血糖値を下げる効果があり、有酸素運動と筋トレを両方行った場合にもっとも血糖値が下がったのです。

ただし運動による血糖値改善効果は、週に2~3回ぐらい運動を継続していないとダメだそう。たまーに思いついたようにちょっと運動するよりも、軽い運動でいいので継続することが大事なんですよね。

下のグラフは糖尿病ネットワーク様のサイトからお借りしました。

 

 

ジョギングを行う時の注意点

糖尿病患者がジョギングを始める時、健常者の方以上に気を付けなければいけないことがいくつかあります。

「糖尿網膜症」「糖尿病腎症」が進行していると、運動により悪化することがありますので必ず医師の指示を守ってください。

内科医は自分から質問しない限り、運動療法については何も言ってくれないこともあります。積極的に質問しましょうね。

 

 

また「糖尿病神経障害」があると、心臓にも異常が出ることがあります。普段は何も自覚症状が無くても、心電図に何らかの異常があったり、運動中に不整脈が起こりやすくなることがありますので、くれぐれも気を付けてください。

心臓突然死は、運動中か運動直後のどちらかに起きることが多いので…

また、高血圧の方やひざが悪い方、その他骨や関節に何らかの問題のある方も運動が危険なことがありますので、必ず医師の許可を得てから運動してください。

ジョギングと言っても、決してフルマラソンに出るような方が日頃行っているような強度の高いものである必要はありません。

よっしーはWii Fit Plusで室内で行っているだけですが、これでも十分に効果はありましたよ♪

 

 

 

運動は安全第一で、無理せず、楽しくできる範囲で続けて行くことが大事です、そして「運動するから甘いものを食べても大丈夫だろう」などと油断してはいけません。

本当に血糖値が上がっていないか、1度は血糖値を測定して確認してみないといけません。

血糖値のため、骨のため、そして全身の若さと健康のために適度な運動を楽しく続けていきたいですね♪

 

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