糖尿病患者のうち、血糖値が良好な人はたったの〇割ってホント!?

糖尿病専門医の言うとおりにしても糖尿病合併症になる

糖尿病になっても通院すれば大丈夫?

いま現在糖尿病ではない方や、糖尿病でもまだ糖尿病合併症が何もないみなさん。もしかしたらみなさんの中には「きちんと通院して真面目に治療を受ければ大丈夫」と思っている方も多いのでは?

SNSで医師が「標準治療以外は全部インチキだ」「素人には何も分からない」と発言なさることもありますが、悲しくなりますね。

はっきり言わせてもらうと、「標準治療」では良くならない患者があまりにも多いからこそ、みんな必死にもっと良い方法を求めるのは当たり前じゃないでしょうか…

 

従来の糖尿病治療を受けていても糖尿病合併症になる人がたくさんいる現実

 

よっしーは、きちんと通院して医師の言うことを守っていたにも関わらず糖尿病合併症が進行してしまった方を何人も知っています。

中には片目を失明した方や人工透析になった方もいらっしゃいます。医師の指導を守らずに好きなだけ食べまくった結果なら自業自得かもしれません。

でもね、そんなことをしないで真面目に治療していた結果がこれでは、本当に本当に悔しいですよ。この方たちの怒りと悲しみを、分かっていただけますか?

 

にゃご
にゃご

…患者さんたちの気持ちを考えると本当にやりきれない気持ちになるんだぞ…

よっしー
よっしー

一生懸命やっているのにじわじわ悪くなって、主治医も助けてくれない悲しみが分かる!?

治療がうまくいっている人は少ない…

入院していた時に糖尿病教室で聞いた話ですが、なんでも、日本人の糖尿病患者のうち、きちんと定期的に通院して治療を受けている人は約50%。そのうち、血糖コントロールが良好な患者は50%なのだそうです。

通院していない人と言うのは、1度も病院に行っていないか、途中で治療をやめてしまった人ということになりますね。この人たちが血糖コントロール良好である確率は低いと思われます。

つまり日本の糖尿病患者1千万人のうち、確実に血糖コントロールがうまくいっていると言えるのは250万人というわけです。さらに約1千万人の「糖尿病予備軍」が存在します。

ここで言う「血糖コントロールがうまくいっている」というのはどのぐらいのレベルを指すのかと思って調べてみたら、ありました。

 

 

上のデータは中部ろうさい病院様からお借りしました。どうやら、HbA1cの値が7%未満を「血糖コントロール良好」と考えた場合、全糖尿人の4人にひとりが該当するようですね。

HbA1c7%未満と言うのは、糖尿病合併症の発生と進行を防ぐのに十分な数字だとは思えません。バーンスタイン医師はHbA1cが5%台でも合併症になった患者を診たそうです。

それでも現在行われている「標準治療」では、きちんと通院して治療している患者たちをHbA1c7%未満にすることすら簡単ではないようです。これが現実です。

「どうせこっそりお菓子でも食べているのだろう」と数値が悪いのを患者のせいにするのは簡単ですけど、それでは何にもなりません。

仮に本当にお菓子を食べすぎてしまう患者が多いのだとしても、大部分の患者が挫折してしまう辛いカロリー制限には問題があると思いませんか?

 

医師の言うことを聞いているのに血糖値が改善しない?

糖尿病の教育入院中、よっしーはひたすら医師や看護師から指導されたことを真面目に守っていました。

食事は野菜から順番によーく噛んで食べて、食後はウォーキングと自体重での筋トレ(やらないよりはマシと思った…)。

医師から指示された量のインスリン注射をきちんと打ち、同室の患者さんたちのために売店にお菓子を買いに行ってあげたりしてなるべく体を動かすようにしてました。それでも、憎らしいほどまったく血糖値が下がらなかったんですよね。

 

糖尿病教育入院で血糖値が下がる人と下がらない人がいる理由はこれだ!

 

じゃあインスリン注射の量を増やせばいいじゃないかと思われそうですが、たくさん注射するとどうしても低血糖のリスクが増すんです💦

よっしーの父も最初、糖尿病と診断されたときカロリー制限と運動を開始しましたが、ある程度体重が減るまでは血糖値も下がってきましたけど限界があって、それ以上は血糖値は下がらなかった(HbA1c6%台後半)そうです。現在では糖質制限食に切り替えて血糖値は良好です。

上の図の左側の男性のようなタイプの方は、糖尿病の標準治療で簡単に改善する可能性が高いです。でもよっしーのようなタイプはなかなか良くなりません。

真面目に医師の言うことを守っても数値や糖尿病合併症が改善しないのは、とてももどかしい悔しい気持ちです。

 

以前と比べれば少しづつ変わりつつありますが…

日本でも以前に比べれば、糖質制限食も有りだと考える医師は少しづつ増えてきていると思います。日本糖尿病学会の中にも、糖質制限食を肯定する先生方がちらほら。

でもまだまだ「糖質制限食は、ずっと継続しても大丈夫かどうかもはっきりしていませんし、ダメですよ~」と言う専門家もいらっしゃいます。

そのような発言をなさる医師の名前をデータベースで検索して、製薬会社からいくらお金をもらっているか調べると面白いかもしれません♪

そのへんの事情はともかく、従来の糖尿病治療では血糖値が正常化する人はわずかであり、大半の患者さんは血糖値がイマイチであるという事実があります。

 

 

 

はっきりいってそれほど効果がなく、糖尿病合併症の発生と進行を防ぎきれていない従来型の治療を「唯一の治療法」と言われても困ってしまいます。

自分で食事療法を選択する余地がないんですよね。もっとも、糖質制限できない方もいらっしゃるわけですけど…できる人には、選択肢が示されていいのではないかと思いますよ。

日本でも糖質制限食を実践する人たちが増えてきているので、長期的に実施した時にどうか?というデータは、時間とともに蓄積していくと思います。

何十年継続した時に本当に良いのか?という確証がないのは、糖尿病新薬でも同じことです。どんな薬にも必ず副作用があり、死亡例もあります。

 

糖尿病内科の主治医

 

少なくとも従来の糖尿病治療法では、数十年にわたって患者の糖尿病合併症をほぼ完全に防げたというデータは存在しません。

従来の方法が決して完全ではないからこそ患者たちはより良い方法を追い求めます。たとえテレビに出ている有名な医師であろうと、自分の患者たちを救えない医師たちにそのことを非難される筋合いはありません。

各自、自分の体と相談しながら自己責任で自分が良いと思う方法を続けていくしかないですよね。何でも相談できる良い医師を主治医に選ぶことも重要です。

今年2019年、日本糖尿病学会がガイドラインの食事に関する項目をいくらか変えるのでは?と言われていますが、ここが大きな1歩になるのではないかと期待していますよ。

 

にゃご
にゃご

真面目に治療しているのに良くならないなんて間違ってる!これからはそうならない時代になると信じたいんだぞ。

よっしー
よっしー

そうよ、「昔は糖尿病って怖い病気だったよね」と語られる時代が来ると信じているわ!

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