2019年12月 眼科受診 嫌なことは早めに済ませちゃいましょう

今年最後の病院(眼科)に行きました

糖尿病合併症の「網膜症」「腎症」「神経障害」がある私。神経障害の自覚症状は治療を開始してから1年以内にすべて消え、腎症は特に治療はせず経過観察中です。

しかし網膜症だけは…単純網膜症・網膜症に伴う糖尿病黄斑浮腫・高眼圧があることが判明して2か月ごとに眼科クリニックに通院して目薬で眼圧を下げる治療を受けています。

幸い、眼圧は目薬でどうにか正常範囲内にコントロールされており、最近の検査でも緑内障はまったくないそうです。

また左目の黄斑浮腫(目の奥の網膜のむくみ)は治ったりまた少しぶり返したりしていますが、それほど重症ではなく注射などはしないで経過観察しています。

 

2019年12月眼科受診の記録の漫画

毎度のことですけど、私は眼科へ行くのがとても怖くてたまらないんですよね💦糖尿病内科であれば、主治医といろいろな話をする楽しみがあるんですけど。

私は子供の頃はとても視力が良かったので、眼科とは一切縁のない生活を送っていたので今になって眼科に通うのが余計に憂鬱なのかもしれませぬ。

今回もイヤだったんですけど「クリスマスに眼科に行くなんて嫌だから今のうちに行っておこう」と決心してエイッと受診してきました。

結果は左目の黄斑浮腫が前回より少し改善しているとのことで、他には特になしでいつもの目薬(ラタノプロスト)をもらって帰りました。

 

なごみ
なごみ

悪化していなくて良かったですね!

よっしー
よっしー

いつも怖くて血糖値が10ぐらい上がってしまうのよ💦

糖尿病黄斑浮腫ってどんな病気?

糖尿病黄斑浮腫(DME)は、糖尿病網膜症の合併症です。網膜症の初期の段階から起こることがあります。私も網膜症そのものは軽度です。

目の奥の網膜の黄斑という部分は、ものを見る時にとても重要な部分です。この部分に細かい血管の血液成分が漏れ出すことなどによって「むくみ」が生じます。これが黄斑浮腫です。

 

黄斑浮腫の目の見え方(かすみ目)

↑上の図の右のようにものがかすんで見えたりします…これは片目ずつ見た時によりはっきりと自覚できる症状です。

正常な見え方と変視症の見え方の違い

↑また「変視症」と言って、黄斑浮腫がある目ではまっすぐな線(パソコンのモニターで見ると分かりやすい)を見ると右のようにゆがんで見えたりします。

このほか、色の濃淡があまりはっきりしなかったり、薄い印刷の活字や漫画などがちょっとだけ読みにくかったりすることもあります。

黄斑浮腫は自然に治ることもありますが、なかなか良くならなかったり視力に大きな影響が出ている場合は眼球に薬を注射したりレーザー治療などを行うことがあるようです。

 

黄斑浮腫は注射やレーザー以外で何とかできないの??

どうしても必要な場合はおとなしく病院で治療を受けるとして、何か自分でもできることがあるんじゃないかと考えるのは当然のことですよね。

まず糖尿病黄斑浮腫は糖尿病患者に起きる事なのですから、なるべく健常者の状態に近づける(高血糖・低血糖・高インスリン状態を避ける)ことが重要でしょうね。

そして何らかの栄養素が糖尿病黄斑浮腫の予防・改善に効果があるのか?という疑問も当然わいてきます。

糖尿病黄斑浮腫と似ている病気で「加齢黄斑変性」というものがあります。これは加齢に伴って黄斑部が障害され、進行すると最終的には視力を失う怖い病気です。

 

患者の目を心配してくれる優しい内科医

 

加齢黄斑変性には2タイプあり、網膜色素上皮という部分が徐々に萎縮していき視力が徐々に低下していくもの(萎縮型)は残念ながら今のところ治療法はないそうです💦

しかしもうひとつの滲出型は血管成分が漏れて浮腫が生じたり網膜の下に液体がたまったりします。

滲出型加齢黄斑変性の予防にはビタミンC、ビタミンE、βカロチン、亜鉛などを含んだサプリメントがある程度の効果があると日本眼科学会のサイトにも書かれています。

だったら、これらの栄養素をサプリメントで補うことで糖尿病黄斑浮腫にも効果が期待できるのではないでしょうかね!?

 

『眼科疾患と栄養』
眼科疾患と栄養The Orthomolecular Treatment of Chronic Diseaseより紫外線(UV)、ブルーライト、→活性酸素による…

 

↑糖尿病網膜症の記述はありませんが、黄斑変性の治療は低糖質食、ω3脂肪酸、C、E、Zn、カロチノイドであると述べられています。

日本眼科学会のサイトで説明されていたことと合わせれば、糖質制限を行いながら十分な量のビタミンC、ビタミンE、βカロチン、亜鉛、ω3脂肪酸を摂取することが現時点では良さそうです。

ちなみにβカロチンはにんじんなどに多く含まれますが、油と一緒に摂取すると吸収が良くなります。βカロチンは体内でビタミンAに変わります

ビタミンAの摂取に関しては高タンパク食ができない人や妊婦さんはある程度までの量にとどめておいたほうが安全と言われますので、各自よく確認なさってくださいね。

ω3脂肪酸に関しては魚を食べたりフィッシュオイルのサプリメントもありますけど、最近わが家では亜麻仁油(アマニオイル)を愛用しています。iHerbだと国産よりも安いですよ♪

どのビタミンをどれぐらい摂取したらよいかは、藤川徳美医師のブログなどでよく調べてから始めてくださいね。「ブログ内検索」に知りたいキーワードを入力すると過去記事がヒットします。

またタンパク質が血管を丈夫にするのは有名な話で、昔の日本で脳卒中が多かった原因の一つは動物性食品をあまり食べなかったことではないかと言われていますよね。

タンパク質不足になると血管内の水分が外側に出ていき、浮腫(むくみ)の原因になることがあります。

むくみというと脚のことばかり想像しがちですが、これが目の奥の毛細血管でも起きるとしたら…やはりタンパク質の摂取はとても大切ですよね!

 

なごみ
なごみ

きちんと病院に通いながら自分でできることもやればいいですよね。

よっしー
よっしー

そうよね、食事を改善せずにただ病院で治療だけ受けているよりそのほうが前向きでいいわよね!

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