眼科へ行ってきました!
毎日暑い日が続きますが、熱中症など大丈夫でしょうか?先日糖尿病内科の主治医も「新型コロナよりも熱中症で救急搬送される患者さんが多い」とおっしゃっていました。
いつも眼科へ行くのが憂鬱でしょうがないのですが、頑張って行ってきました…結果は、特に問題なし!良かったです!
今日は眼科の先生、パソコンに保存されている過去8年分のデータを見ながら「治療開始してから最初の年はこんなに悪かったのか…」「今は大丈夫、うん」なんておっしゃいました。
私が糖尿病と診断されたのが8年半前、眼科で網膜症、黄斑浮腫、高眼圧が見つかって治療を開始したのがちょうど8年前になります。
本当はブログ記事にするほどのことは無いのですが、最近「目の健康」についていろいろ考える機会があったのでせっかくだから書いてみようと思います。
「よく見える目を守りたい」「視力をキープしたい」は誰でも思うことですけど、今回は近視や乱視などの「屈折異常」ではないことについて書きたいと思います。
目の中の病気は厄介ですよね。
そう、目が見えなくなったら大変だものね!!
目の健康を守るためには?
いわゆる近視は、スマホやパソコンを使いすぎることが良くない影響を与えていると思います(近視のなりやすさが遺伝する場合を除く)。
かく言う私も子供の頃は視力が良かったのに、パソコンやスマホを使うようになり、漫画家になってからちょっと視力が下がっています…できれば眼鏡やコンタクトレンズは使いたくないのですが。
しかし、目の中の網膜で問題が生じることは、これとはまた別の問題として考えないといけません。糖尿病患者は、糖尿病ではない人よりスマホやパソコンを長く使ったから糖尿病網膜症になるわけではありませんよね?
目の中の「網膜」は、目から入ってきた情報を脳に伝える重要な役割を持ちます。網膜にはとても細い血管が広がっていて、この血管が障害されると視力が低下したり、最悪の場合は失明することがあります。
糖尿病で高血糖の状態が続くと血流が悪くなり、これが糖尿病網膜症の原因となります。ただし低血糖もまた糖尿病網膜症を悪化させ、眼底出血を起こしやすくすることが分かってきました。
また糖尿病黄斑浮腫は1型糖尿病患者の12%、2型糖尿病患者の28%がかかっているそうですが…2型糖尿病患者のほうが血糖値の変動は小さめと思われるのになぜ黄斑浮腫にかかる割合が2倍も多いのでしょう?
2型糖尿病患者は初期には自覚症状が出にくいので発見が遅れがちという理由もあると思います。
黄斑浮腫の治療として「抗VEGF剤」を眼球に注射する治療法がありますが、これはVEGF(血管内皮増殖因子)が過剰になることが新生血管(急ごしらえの脆い破れやすい血管)増加や糖尿病黄斑浮腫の発症や悪化の原因となっているからです。
で、VEGFが過剰になる原因は高血糖の他にも「高血圧」「インスリン」「AGEs」「炎症因子」などがあるのだそう!!
つまり、たとえ血糖値をまあまあ良い数値に保っていたとしても、血圧が高かったり大量にインスリン注射を使用or自分の膵臓から大量にインスリンが分泌されている状態では良くないということではないでしょうか?
通常はインスリン抵抗性のない1型糖尿病患者さんと比べて、2型糖尿病の場合は多少なりとも「インスリン抵抗性」があり、同じ血糖値を維持するためにも大量のインスリンが必要となります。
だから「高血糖と低血糖をなるべく避ける」「インスリン抵抗性を下げる(必要に応じてダイエットや服薬など)」「血圧のコントロール」など、他にも出来ることはいろいろあるのではないでしょうか?
納豆、食べていますか?
糖尿病患者は、いわゆる「糖尿病予備群」と呼ばれる段階からすでに動脈硬化が少しずつ進行しています。
全身の血管で動脈硬化が進行すると、何かの拍子に血栓(血の塊)が詰まってしまうことがあります!これが目の網膜で起こった場合、特に静脈ではなく動脈に血栓が詰まった場合、短時間で網膜の細胞が死んでしまうので一刻を争う事態となります!
ではすでに糖尿病になってしまった方はどうしたらいいのでしょうか。ひとつの方法として「納豆を毎日1パック食べる」が挙げられます!!
納豆に含まれる「ナットウキナーゼ」には血栓を溶かす作用があり、大学病院でも患者さんに副作用がない方法として勧めているほどです!
ただしワーファリンという薬を処方されている方は、主治医の許可なく納豆やその他のビタミンKが多い食材、サプリメントなどを摂取してはいけません。ご注意ください。
また体内が水分不足になると血栓ができやすい状態になります。特に夏は要注意です!!糖分を多く含んだ飲み物は糖尿病によくありませんが、無糖の飲み物はのどがかわく前に飲むようにしましょう!
よくわかりました、夏は特に気を付けたいですね!
糖尿病の方は何をどうしたらいいのかよく考えてね!