お部屋も体も大掃除♪

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ゴミ屋敷片付け動画に感動!

昨日、大掃除のテンションを上げたくて、有名な「片付けトントン」さんのYouTube動画を観たんです。

↓↓↓ゴキブリがたくさん出てくるので、苦手な方は気をつけてくださいね!ゴミ屋敷がキレイになって感動します♪

さすがプロの方の仕事は速いです!とんでもない、素人には手のつけられない状態になってしまった部屋がたった1日でスッキリするんですから。

 

 

ちょっと部屋が散らかったな…というレベルであれば、さっと片付けるだけでキレイになります。

でも…動画に出てくるようなレベルの「ゴミ屋敷」「汚部屋」になってしまうと、「頑張って片付けよう」と思っても自分ではもうどうしようもないんですよね。

そして「これって、お部屋だけではなく2型糖尿病患者の体内にも当てはまる話なのではないか?」とふと思ったのです。

 

ルーク
ルーク

ゴミ屋敷と体??どういうことですか?

よっしー
よっしー

まあ最後までじっくり聞いてちょうだい。

ゴミが積み上がった体内

私は8年前に糖尿病性ケトアシドーシスで入院しましたが、入院時の検査で軽い脂肪肝が見つかり、退院時には脂肪肝は治っていました。

今思うと、入院する2か月ぐらい前から、それまでは健康に良くないと思って避けていた乳酸菌飲料を1度に2本飲んだり、桃やみかんの缶詰をシロップごと食べたりと、自分でもドン引きするぐらいに「糖質」を求めてしまっていたのです。

当時、異常に求めたのは糖質だけであり、脂質やタンパク質への渇望はありませんでした。いやはや、思い出すだけでもゾッとします。。。

まるで体が高血糖を維持しようとするかのように行動してしまっていました…まるでロイコクロリディウムに寄生されたカタツムリが、脳まで支配されて自ら鳥に食べられるようにふらふらと日の当たる場所に出ていくように。

 

 

退院してからはずっと、脂肪肝ではない状態をキープしています。脂肪肝が解消したからといってインスリン分泌不全が治るわけではないのですが、インスリン抵抗性だけの段階の方は劇的に良くなる可能性があるでしょう。

上の尾形哲医師のツイートに注目してください。血液検査でAST>ALTなのが通常の状態であり、AST<ALTだと脂肪肝の可能性があります。私は入院した時AST<ALTでその後AST>ALTに戻りました。

16日間の入院のうち最初の2日間は「絶食」でした。点滴で最低限の量のブドウ糖は入れていたとはいえ、1日に必要なエネルギー量には足りていなかったはずです。

外部からのエネルギー補給がごく少量であれば、体は仕方なく体内の蓄えを使うしかありません。外部から十分なエネルギーが入ってくる状況では、いつまでも体内の蓄えは使われません。

 



 

ゴミがあまりにも増えてしまうと、もはや素人が自力でゴミを捨てるだけでは追いつきません。そして捨てるスピードよりも速くゴミが溜まってしまうと、やがて限界を迎えます。

私はしんどいので長期のファスティングはやりませんけど、「2型糖尿病患者は糖質制限だけでは効果が十分ではない場合もある、その解消法はファスティングだ」とするジェイソン・ファン医師の主張は分かります。

糖質制限は「少量のゴミしか部屋に持ち込まないようにする方法」です。なるべくゴミを持ち込まないようにしてせっせと「捨て」れば部屋はキレイになるでしょう。

しかし、すでに「汚部屋」「ゴミ屋敷」と化してしまった体を元の綺麗な状態に回復させるのには、時に徹底した対策が必要になることもあるのでしょう。入院初日とその翌日の絶食で、私の肝臓からはかなりの量の「ゴミ」が取り除かれたと思われます。

 

インスリンは血糖値を「下げる」その意味とは?

今更言うまでもなく、「インスリン」はとても重要なホルモンです。インスリンが全く分泌されないと命に関わります。

だからインスリンを分泌する細胞が破壊されてしまう1型糖尿病の患者さんでは、自分の体で作れなくなったインスリンを外部から補う必要があるのです。

「インスリンは血糖値を下げてくれるホルモンだ」と認識している方も多いのではないでしょうか。確かに血糖値を下げるのは大事なことです。

食事のたびに高血糖になってしまうと、血管の内側が傷ついてそこにコレステロールが潜り込んだりして体はボロボロになっていきます。そうなってはいけないので血糖値は高くも低くもなりすぎないように調整されているんです。

 

 

インスリンはブドウ糖を中性脂肪に変えて隠す

 

でもね、インスリンが血糖値を「下げ」たあと、ブドウ糖はどこに行くのでしょうか?掃除に例えれば、インスリンは部屋を片付けに来た清掃スタッフさんです。

目に見える場所(室内)を片付けても、その時出たゴミを全て外部に運び出すことができなければ、仕方なく目に見えない場所(押入れなど)にゴミ袋に入れたゴミを突っ込んで隠しておくことになるでしょう。

しかし、押入れに収納できるゴミの量にも限度があります。清掃スタッフさんを何人も追加してみんなで無理やり押し込めば、ある程度はまだ詰め込めるかもしれません。

でもね、限度を超えたら…ゴミ袋が押し入れから溢れ出してきます。見えないところにゴミを押し込んでも、根本的な解決にはなりません。

血糖値だけ下げても、消費しきれなかった糖が中性脂肪に形を変えて肝臓などにぎゅうぎゅうに詰め込まれていたら…これをスッキリ解決するために何をすべきかがわかるでしょう?

 

ゴミ屋敷の「痕跡」は残る…??

普通レベル(?)に散らかった部屋の場合、ゴミを捨てればたいてい部屋はキレイな状態に戻ります。

しかし、すさまじいゴミ屋敷レベルの部屋の場合、清掃スタッフさんたち数人で中のゴミを全部捨てたとしても、大量にゴミがあったせいで壁が変色していたり破れていたり、ひどい場合はなんと床が腐って抜けたりすることもあるそうです!!

そのような場合、ただ片付けるだけではダメで、プロによる清掃やリフォーム、修理が必要になるのです。いっそ建て直さないと無理な場合もあるかもしれません。

高血糖状態が何年も続いていた場合、どんなに頑張って治療してもそこには「ゴミ屋敷だった痕跡」が残っているかもしれません…つまり糖尿病合併症、動脈硬化など。。

 


 


↑↑↑多数の糖尿病合併症を克服なさったバーンスタイン医師の著書

だからといって何もしないともっと悲惨なことになってしまいます。まず徹底的に頑張って(自分だけでは無理と思うならプロの手を借りる!)そこから先少しでも良くするにはどうしたらいいかを考えなくてはね。

大して部屋を散らかしたことのない方は「片付け?そんなの、日頃からゴミを溜めずにこまめに捨てればいいじゃないの!」とおっしゃるでしょうが、すでに住まいがゴミ屋敷と化した人にそんなことを言っても何もならないのですよ。

「ああ、お部屋だけの問題じゃないな、これは…気をつけなきゃ」と思ってゴミ屋敷片付け動画をいくつか観ました。みなさんもぜひ!そしてどちらも気をつけてくださいね♪

 

ルーク
ルーク

体内に余計なゴミを溜めないことが大事なんですね。

よっしー
よっしー

たっぷり溜めてから「運動だけで何とかしよう!」と思ってもなかなか簡単には解決できないからね。

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