女優ハル・ベリーは1型糖尿病か2型糖尿病か?
映画『チョコレート』『キャットウーマン』の主演女優ハル・ベリーさんはこの記事を書いている時点で55歳ですが、22歳の時に糖尿病と診断されたのだそうです。
彼女は糖尿病と診断される前「砂糖依存症」というぐらい甘いものが大好きであったとのこと、糖尿病と診断されて砂糖をや主食をきっぱりやめたそうです。
上記のことから「2型糖尿病なのかな?」と最初は思いましたが、英語圏の情報を探してみたところ彼女は1型糖尿病と診断されたのだそうです。
昏睡状態で1週間ものあいだ大変な状態だったようです。糖尿病性ケトアシドーシスで入院した私は昏睡状態まではいきませんでしたから、彼女はかなりの高血糖だったのでしょうね。
その後、ケトジェニックダイエット(糖質を減らして健康的な脂質をしっかり摂取する)によって彼女はインスリン注射から離脱することが出来たのだそうです。その後子供を2人出産なさっています。
22歳で診断されて55歳の現在もインスリン注射なしで元気になさっているので「1型糖尿病というのは誤診で本当は2型糖尿病だったのではないか?」と騒がれたりしたそうです。
「彼女は2型糖尿病だったのだが、肥満ではなかったために当初、1型糖尿病と誤診されてしまったのではないか?」とも言われているそうですが、真実はいかに?
糖尿病ネットワーク様のサイトにはハル・ベリーさんは1型糖尿病と書かれていましたが…
型は分からないけど、とにかく糖尿病なんだね!
そのようね。22歳で診断されるのはかなり若いわね。
ハル・ベリーの食生活は?
彼女が1型糖尿病なのか2型糖尿病なのかはとりあえず置いておくとして、彼女の現在の食生活がどのようなものであるかを紹介します。
・一日中良質な脂肪を摂っている。アボカド、オイル、ココナッツオイル、バター
主食や砂糖を摂らずに肉と低糖質の野菜、良質の脂質をしっかり摂る「ケトジェニックダイエット」を実践なさっているようですね。
現在55歳の彼女が22歳の時から30年以上もこういう食生活を継続なさっていることもすごい事だと思います!!
たまに「ケト、糖質制限は確かに短期的には痩せるかもしれないが健康のためにはバランスよく食べなければいけない」とおっしゃる方がいますが、彼女は糖尿病と診断されたときから別に肥満ではなかったようですよ。にもかかわらず発症したわけで。
彼女は若い頃、女優として見た目をすごく重要だと考えており、筋肉美を目指してジムで高強度の筋力トレーニングに励んでいたそうです。
しかし糖尿病と診断されたのがきっかけでフィットネスを「自分の健康と体をいたわるための手段」として捉えるようになったんですって。
1型糖尿病でも2型糖尿病でも…
ハル・ベリーさんが結局、1型糖尿病なのか2型糖尿病なのかという話はサイトによっていろいろなことが書かれており真実は分かりません。
本当はゆっくり進行するタイプの1型糖尿病(SPIDDM)なのに2型糖尿病と誤診されるケースは結構あるそうですが、その逆があるのかどうかは??
SPIDDMであっても長期間にわたってインスリン注射が不要な状態が続く患者もいるそうですが、30年以上もそのような状態が継続することがあるのかどうか。
ただ1型糖尿病であっても、基礎インスリン+その方にとってどうしても必要な量の追加インスリンを打ちつつ糖質制限を行って血糖値の乱高下をできるだけ少なくしている方は何人か知っています。
ハル・ベリーさんが1型か2型かはわかりませんけど、現在の食生活で長年うまくいっているのであればそれでいいじゃないですか。
ただし1型糖尿病の方はもちろん、2型であっても「食事さえ変えればインスリン注射はやめてもいいんだ?」などと勝手に思い込んで自己判断で注射をやめたりするのは非常に危険ですから、主治医とよく相談なさってくださいね!
主治医に内緒で勝手に始めないようにね!
話せば理解してくれる医師は今は多いはず。必ず相談しましょう!