もしも糖尿病患者全員がフリースタイルリブレを保険適用で使えたら…

もしも糖尿病患者全員がリブレを保険適用で使えたら

14日間ずっと血糖値の変動が分かる

みなさんはアボットジャパンの「FreeStyleリブレ」を使ってみたことがありますか?これは皮下に装着したセンサーで間質液中のグルコース濃度をずっと測定してくれる優れモノです!

私はインスリン注射をしていない2型糖尿病患者なので保険適用外なのですが、以前使っていました。今は高いのでお休み中です💦

間質液中のグルコース濃度というのは指先で測定した血糖値とは多少のズレが生じますし、入浴直後に異常に高い値を示したりとまだまだな部分もありますが、とても便利です。

センサーも楽天市場で販売されていますね、高いけど…インスリンを打っている方は病院で保険適用で出してくれると思いますが、その他の方も自費なら出してくれる病院もあります。

 

 

 

フリースタイルリブレのマンガ

 

腕にセンサーを刺しっぱなしにするので、注射みたいに痛いんじゃないかと思われるかたもいらっしゃるかも。でも装着時、まったく痛みは無かったです!不思議です~。

さて、このフリースタイルリブレを仮にすべての糖尿病患者や糖尿病予備軍の方…もっと言えば日本国民みんなが自由に好きなだけ使えることになったら、いったい何が起こるでしょうか?

ドラえもんのひみつ道具の「もしもボックス」ではありませんが、今回は「もしもフリースタイルリブレをみんなが自由に使える世界になったらどうなるか」と考えてみようと思います。

 

にゃご
にゃご

もしもボックス!これ知ってるニャー!ドラえもんのアニメで見た!

よっしー
よっしー

本当にドラえもんがいたらいいと時々思うわ~♪

いろいろなモノを食べて食後血糖値を測るようになります

インスリン注射をなさっている1型糖尿病の方は別として、2型糖尿病の方はそんなに自己血糖測定をなさらない方も多いのではないでしょうか?

指をパッチンと刺して血液を採るという行為はちょっとハードルが高かったりします。痛いし、ヤバそうなものを食べた後は特に「数値を見たくない」と思いがちでは!?

リブレはいったんセンサーをガッチャン!と装着してしまえば、あとは気が向いたときにリーダーでセンサーをスキャンすれば今この瞬間の血糖値がだいたい分かります。

 



 

糖質が多そうなものを食べて食後にこまめにスキャンすれば、血糖値がどのように変動しているかがハッキリと分かってしまうんですね、気軽に!

「野菜から先に食べれば大丈夫です」「果物なら大丈夫です」「白米と違って玄米なら血糖値が上がりにくいです」「お米はパンより血糖値が上がらないです」などと言われます。

みんながフリースタイルリブレを使えるようになれば、これらの情報が本当に自分にも当てはまるのかどうかを各自簡単に確認することができてしまいます。

 

インスリン注射や薬の使用量が減るでしょう

すべての糖尿病患者がフリースタイルリブレを使うようになると、どんなものを食べた時に血糖値が爆上がりするかを誰もが把握できるようになります。

「へぇー、この食品は管理栄養士さんは血糖値が上がりにくいと言っていたけど実際にはかなり上がるんだなぁ、食べないようにしよう」とか逆に「この食品は全然血糖値が上がらないんだな、安心だ」などと皆の食事が変わっていきます。

そうなってくると、食後血糖値を抑制するための食事用のインスリンや飲み薬などが不要になってきます。2型糖尿病の方は完全にこれらの使用をやめてしまう方も多いはず。

↓↓↓インスリン不使用の日本人の2型糖尿病患者で、普通の自己血糖測定よりもフリースタイルリブレを使用した患者のほうが血糖値がより良好になったそうです。

常に数値の変化を見ることで「あれは糖質が多いからやめておこう」などと患者が気を付けた結果なのでしょうね。

 

Flash Glucose Monitoringで血糖が安定改善 | Medical Tribune
研究の背景:血糖測定は新時代を迎えている  以前、「血糖測定新時代の幕開け」というタイトルで、Flash Glucose Monitoring(FGM※)機器FreeStyleリブレをご紹介した(関連記事「2017年、血糖測定新時代の幕開け...

 

まだ糖尿病ではない方がフリースタイルリブレを使えば、新たに糖尿病を発症する方が非常に少なくなります。

1型糖尿病の方は少量のインスリンはどうしても必要ですが、血糖値の乱高下が少なくなるため低血糖や合併症などに苦しむ患者が減ります。

現在、糖尿病腎症からの人工透析に巨額の医療費がかかることが問題になってますが、これも減るでしょうね。糖尿病合併症が激減します。

国民は健康になりますが、特定の商品を製造販売している会社、団体だけが非常に困る結果となります…

 

本気で糖尿病を減らしたいなら考えてほしいです

糖尿病患者が多い都道府県では、糖尿病を何とかして減らそうと色々な取り組みをなさっていると思います。

ただ、健康診断などで糖尿病を早期発見しても糖尿病合併症になる方は相変わらず多いですし、一般的に言われている「血糖値を下げる方法」があまりにも効果不十分なことも。

本当に本気で糖尿病患者を減らしたいのであれば、誰もが自分の血糖値の変動を自由に知ることができるようにすべきですね。測りたい人はこまめに測れるように。

今はまだテレビや雑誌やネット記事で医師や管理栄養士が何か言えば「あー専門家がこう言ってるんだからきっとそうなんだろうな」と素直に信じちゃう方も多いです。

 

みかんが大好きな女性

 

でも問題は、本当にそうなのか?医師が言っていることは自分にも本当に当てはまることなのか?を実際に確かめてみることがまだ少しハードルが高いということなんですよね。

みんなが自分の血糖値を測って困るのは、ごく一部の特殊な方たちだけです。しかもその方たちだっていつかは自分が糖尿病になる可能性があるんです。

本気で糖尿病をなくすためには、もしも…ではなく本当に「誰もが自由にフリースタイルリブレのようなシステムを気軽に使える社会」にしなければいけませんね♪

 

にゃご
にゃご

まず知らないとどうしたらいいのかもわからないよニャー!

よっしー
よっしー

費用の心配をしないで誰もがリブレを気軽に使えるようにしてほしいわ!

 

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