糖尿病患者が怒りっぽいってホント?
以前『糖尿病患者はキレやすいって本当?糖尿病患者に多い性格は?』という記事を書いたことがあります。
もちろんすべての糖尿病患者さんがキレやすいわけではありませんが、ネットでは↓結構こんなワードが登場するので、そうなのかな??と思って。
血糖値がぐっと上がった後に急激に下がると、感情がコントロールできなくなって泣いたり暴れたり被害妄想などの症状に悩まされる場合があるそうですが、そういうことなのかな…とその時は思いました。
でもそれだけではすべてを説明できないのではないか?糖質制限している方の中にも随分キレやすい方がいらっしゃるし…と思っていて偶然「ああ、これかも!?」と思うものを見つけました。
それは「マグネシウム不足」です。もちろんすべての方に当てはまるものではないと思いますが、興味のある方はどうぞ続きをお読みくださいませ。
最近マグネシウムの話をあちこちで聞くんだニャア。
マグネシウムって体内でかなり重要な働きをするのよ。
マグネシウム不足はイライラも糖尿病も引き起こす!
現代日本の食生活ではマグネシウムが不足しがちだそうですが、慢性的なマグネシウム不足がインスリン抵抗性とインスリン分泌不全を引き起こし、2型糖尿病の原因のひとつになると考えられています。
食事で十分にマグネシウムを摂取しているつもりでも、何らかの原因で腸からの吸収が悪くなったり、ある種の薬の長期服用によってマグネシウムが大量に出ていくことによってマグネシウム欠乏症になることもあるそうです。ストレスも良くないそう!
激しい運動を長時間行う人はマグネシウムが多く失われるそうですが、私はジムで働いていた若いころから慢性的にまぶたがぴくぴくしたりマグネシウムの欠乏と思われる症状がいくつかありました。
玄米食をしていても、毎日の激しい運動に対してマグネシウムの摂取量が足りていなかったのかもしれません。また体質的にちょっとマグネシウムの吸収が良くないっていう可能性もあるのかなと思っています💦
で、マグネシウム欠乏が糖尿病だけではなく「イライラ」をも引き起こすのだそうです。カルシウム不足だとイライラする、というのは昔から言われていますよね。
カルシウムとマグネシウムはそのバランスがとても大事で、カルシウムの過剰摂取がマグネシウムの吸収を邪魔し、またマグネシウム不足になるとカルシウムも減ってしまうと言われています。
チーズなどをよく食べる人はカルシウムは意識しなくてもそこそこ摂取できていますしカルシウムを添加した菓子なども多いですが、マグネシウムはかなり意識しないと不足してしまいがちなのかもしれません。
「糖尿病だから怒りっぽくなる」可能性もありますが、マグネシウムという観点では「マグネシウム不足だから糖尿病もイライラも起こりやすくなる」ということではないでしょうか。
うつ病などのメンタルの疾患にもマグネシウム欠乏がひとつの要素として関係していると考えられています。
マグネシウムサプリメントも上手に活用を!
食事だけでマグネシウムを十分に摂取できればいいのですが、すでに糖尿病になっている患者はかなりの確率でマグネシウムが不足していますし、十分に摂取するのは容易ではありません。
基本的にサプリメントは不要と考えるドクターシミズこと清水泰行先生でさえ、マグネシウム不足を深刻な問題として積極的な摂取を勧めていらっしゃいます。
糖質過剰摂取はマグネシウムを多く消費してしまうそうですが、糖尿病になっても糖質は絶対に減らすもんか!!と思う方も少なくないでしょう?
腎機能が低下している方はマグネシウムサプリメントの服用が危険な場合もあるので必ず主治医とよく相談してからになさってください。
すべての糖尿病患者が怒りっぽいわけではなく、またすべての糖尿病患者でマグネシウムが欠乏しているわけでもありません。
しかしそのような傾向があるようだとかなりいろいろなところで言われていますから、ひとつの原因としてマグネシウム不足を疑ってみても良いのではないでしょうか。
カルシウムばかりたくさん摂ると逆効果になるかもしれないから気を付けようニャー!
マグネシウムが不足していないか振り返ってみましょうね。