食後だけ目が見えにくくなる！？
みなさんは食後に「視界がぼやける」と感じ、時間が経つとまたよく見えるようになった経験はありますか？
私は今までにこのような経験はないのですが、糖尿病患者さんでそのようなことが起きることがあると知りました。
この現象は「動揺性視力障害」と呼ばれ、食後に血糖値が著しく上昇すると一時的に視力障害が生じて遠くのものがぼやけて見えることがあるのだそうです。
あんまり聞いたことがないですね、それ。
そうでしょう？比較的珍しいことなのかしらね。
低血糖時に目の見え方に異常を感じる事も！
これも私自身は経験がないので申し訳ないのですが、低血糖が起こった時に目の見え方に何らかの異常を感じた経験のある方はかなり多いそうです。
アメリカの研究で、インスリン注射をしている１型糖尿病・２型糖尿病患者85名を調べたところ、低血糖時に目のかすみ、視野が暗くなる、浮遊物が見える、ものが二重に見える、視野の中心が見えなくなるなどいろいろな目の症状があらわれたそうです。
中には一時的に目が全く見えなくなった患者さえいたそうです…一過性のものとはいえ、なんだか怖いですね💦
これは目そのものの異常ではなく、低血糖によって中枢神経（脳など）に影響があらわれたために起こることです。
だいたい血糖値が50ぐらいに下がった時にこのような中枢神経症状が起こるそうです。インスリン注射をしていない患者ではあまりこのようなことは起きないかもしれませんね。
急に目の見え方がおかしくなったら注意！！
急に目の見え方がいつもと変わる原因は他にもいろいろあります。多そうなのは、パソコンやスマホを長時間見ることによって目が疲れてピントが合いにくくなることですかね…私も偉そうなことは言えませんが💦
しかし糖尿病網膜症やその他の目の病気の症状である場合も考えられるので、変だなと思ったら早めに眼科を受診することをお勧めします。特に、普段あまり頻繁に眼科へ行かない方は油断しないほうがいいですね！
そして漫画のように食後に血糖値が著しく上昇するとぼやけて見え、血糖値が下がるとよく見える場合があるそうですが、そのような血糖値の乱高下はたとえまだ糖尿病網膜症がなくても良いわけがありません。気を付けましょうね！
よく見える目はとても大事ですもんね！
なるべく極端な高血糖も低血糖も起こらないようにしなきゃね。
