一時的で心配ない視力低下があります
これまで糖尿病を放置していてかなり悪くなってしまい、ようやく重い腰を上げて真面目に治療を開始したらなぜか視力が落ちた気がする…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
治療により血糖値が急に下がった場合、身体全体がその状態に慣れるまで、物がかすんで見えるなどの違和感が一時的に生じることがあるのだそうです。
目の水晶体という部分(レンズ)の中にあるブドウ糖とブドウ糖からできた物質の濃度が濃い状態なのに、水晶体の外側は血糖値が急に下がってそれらの濃度が下がっていくとどうなるでしょうか?
薄い食塩水と濃い食塩水をそれぞれ容器に入れ、2つの容器を「水だけを通す膜」で仕切ると、薄い食塩水のほうから濃い食塩水のほうへ水が流れ込み、2つの食塩水の濃さは同じに近づきます。
これと同じことが目の水晶体で起こり、水晶体が膨らむために目がかすんで見えるなどの症状が一時的に表れるのだそうですよ。
ただこの現象は、2~3週間ぐらいで解消されることが多いのであわてて新しくメガネを作ったりしないで待てばよいそうです。
急に血糖値が変化すると見えにくくなるんですにゃあ。
一時的だとしてもイヤよねぇ。
糖尿病治療によって糖尿病網膜症が起こる場合も!
↑私の糖尿病実体験漫画『運動好きの私が糖尿病になった件について』より
心配なのは「糖尿病治療によって糖尿病網膜症が起こる場合がある」ということです。私も入院して治療を開始した直後には眼科で検査を受けて「異常はないので次は1年後でいいです」と言われたんです。
しかし16日間入院して強化インスリン療法を受け、退院後に左目の見え方に違和感を感じましたが数日でおさまったのでそのままにし、半年後に眼科で「糖尿病網膜症」「黄斑浮腫」「高眼圧症」が見つかりました。
実は、それまで目は何とも無かったのに入院などして糖尿病の治療をがっつり始めてから眼底出血したり糖尿病網膜症が悪化したという患者さんは昔からしばしば見られるそうです。
私の手持ちの医師向けの医学書『糖尿病ワンポイントアドバイス』にもそのことが書かれており「医療に携わる者として、医原性の合併症だけは作りたくないものである」と締めくくられていました。
「高い血糖値を急に下げるのは良くない」と言われますし、インスリンや一部の糖尿病薬の中には副作用として「糖尿病網膜症の悪化」などと書かれていたりしますよね💦
気になる方は「〇〇〇(薬の名前) 副作用」で検索してみてください。ただし勝手に薬をやめたりしないで必ず主治医の先生に相談なさってくださいね。
糖尿病治療開始後の視力低下には、心配ないものとそうでないものがあるんですにゃー!
不安であれば眼科で相談してみてね!