「全粒穀物を食べると糖尿病リスクが29%低下」の捉え方

玄米食と糖尿病
「食物繊維」は糖尿病の人にとって強い味方 「全粒穀物」が糖尿病のコントロールを改善|ニュース|糖尿病ネットワーク
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糖尿病ネットワークのニュースに『「食物繊維」は糖尿病の人にとって強い味方 「全粒穀物」が糖尿病のコントロールを改善』という記事が載っていました。

記事には、日本人の現代の食生活では食物繊維の摂取量が不足気味であることや、 全粒穀物(玄米など)を多く摂ると、精製された穀物の多い食事よりも1型糖尿病や2型糖尿病、肥満、心臓病の人の健康リスクを低く抑えられることなどが書かれていました。

 

 

 

 

ひとつ気を付けていただきたいのは、「白米を食べるよりも玄米を食べる人のほうが糖尿病などのリスクが下がる」ということであって「主食をまったく食べない人よりも玄米を食べる人のほうが糖尿病リスクが下がる」ではないということです。

お酒に例えると「アルコール度数9%のお酒を飲む人よりもアルコール度数4%のお酒を飲む人のほうが肝硬変やアルコール依存症になるリスクが低いことが分かりました」みたいな話だと思います。当たり前ですよね。お酒はお酒、お米はお米であることに変わりはないのです。

ただ、じゃあ意味がないのか!?というとそうではありません。どんぶり一杯の白米ごはんだと高血糖になるけれど小さめの茶碗一杯の玄米ならセーフ、という方はかなりたくさんいらっしゃると思います。

そういう方はぜひそうなさったらいいと思うのです。調理がめんどくさいという問題があるのかもしれませんが、病院の糖尿病食も玄米を選択できるといいですよね。

 


 

 

ただ私のように「茶碗一杯の玄米でもNG」という人もそこそこたくさんいるのもまた事実です。いろいろな患者がいるのに、ひとつの食事法(ここでは全粒穀物)だけを唯一の正解だと言って崇めなくてもよいではありませんか?

「全粒穀物を食べると糖尿病リスクが29%低下」は素晴らしいですが、80%や90%の低下ではないのはなぜだろう…と考えてみるといいかも。

記事には『2型糖尿病を予防・改善するために、野菜、果物、全粒穀物の摂取量を増やすことが勧められます。毎日の食事でこれらの食品を少し増やすだけでも、糖尿病を改善する効果を期待できます』とありました。

これらで効果のある方がたくさんいらっしゃるのはとても素晴らしいこと!ただ私のようにずっと玄米食をして野菜や果物、青魚、大豆などしっかり食べていたのに発症する人もいるので「玄米でもダメな方は糖質を減らしましょう」という言葉があるとありがたいです♪

 

まじめん
まじめん

玄米が十分に効果的な人もいれば、そうじゃない人もいるんですもんね!

よっしー
よっしー

玄米VS糖質制限にしなくていいじゃない。自分に合っているほうを選べばいいと思うのよね。

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