糖尿病は中年以降に発症する病気?
「糖尿病は、おじさんやおばさんがかかる病気」というイメージはまだまだ根強いようです。
しかし1型糖尿病は赤ちゃんや小さな子供の時期に発症することも多いですし、若い女性も妊娠糖尿病になります。
よっしーは26歳で妊娠糖尿病になり、28歳で再びかかりましたがおそらく30歳ごろまでには2型糖尿病に移行したと思われます。
なぜなら、37歳でやっと病院へ行き糖尿病と診断されたときすでに糖尿病合併症があったからです💦
父はよっしーが小学生の時に糖尿病を発症したと記憶していましたが、母に訊いてみると父は30歳前にすでに高血糖になっていたようです。
また2つ年下の弟も30歳そこそこの若さで糖尿病を発症しました。
「もしかしてMODY(若年発症成人型糖尿病)かもしれないね」とある医師から言われましたが、遺伝子検査をしていないのでわかりません。
通常は40歳以降に発症することが多いと思われる糖尿病ですが、若くして糖尿病を発症するということはどういうことなのでしょうか。
若年発症すると、周囲の同年代の友達はなかなか理解してくれないでしょうし辛いですよね。
そうなのよね…知らないから仕方がないのかもしれないけど。
糖尿病を若年発症するとその後の人生はどうなる?
2018年のデータでは、日本人の平均寿命は男性81.25歳で女性が87.32歳だそうです。
「糖尿病患者は長生きできない」と言われていたのは昔の話で、糖尿病患者の平均寿命はだんだん延びています。
下のグラフは糖尿病ネットワーク様のサイトからお借りしました。
糖尿病患者はガンや心血管疾患などのリスクが高いので、どうしても健常者よりは平均寿命は短くなります💦
それでも高血糖や高インスリン血症がなるべく起きないように気を付けていれば、健常者と同じぐらい長生きできるはずです。
糖尿病でも長生きできるようになりつつある現代では、糖尿病と診断された後の長い人生をどう生きていくかが重要です。
特に若年発症した方の場合、「糖尿病合併症」の出現が気になるところですよね。
糖尿病を発症してからすぐに合併症が出てくるわけではなく、発症してからの期間が長くなればリスクは高いですから💦
糖尿病でも結婚もできるし子供を持つこともできます
20代など、若くして糖尿病を発症された方は「もう自分は結婚も子供を持つこともできないのだ」と絶望してしまうことがあるかもしれません。
しかし決してそんなことはないです。アメリカのバーンスタイン医師は12歳で1型糖尿病になられましたが、お子さんが3人いらっしゃって85歳の現在もお元気です。
「糖尿病家系の人とわが子を結婚させたくない!」とはっきり言う差別的な方もいらっしゃいますが、そういう結婚は避けたほうがいいかも…たとえあなたが健康でも💦
よっしーが通う病院の糖尿病内科の女性患者さんの中に、糖尿病合併妊娠でインスリンなしで無事に出産した方がいらっしゃるそうですよ。
よっしーは結婚してから1年と少し後に長男を産みましたが、妊娠中に妊娠糖尿病になったので…結婚生活はほぼ糖尿病と共にあったことになります。
糖尿病が発覚した直後は自分の身に起きたことを受け入れられずに夫に当たり散らしたこともありました。
しかし今では、自分が病気を持っているおかげで家族の健康に気を付けることができていると前向きに考えています。
もし糖尿病にならなければ、食生活はきっと以前と何も変わることがなかったでしょう。病気は糖尿病だけではないのに。
人生は山登りのようなものかもしれません
人生は、長い間かけて登る山のようなものかもしれません。途中には谷もあります。
頑張り過ぎては息切れしますし、止まったままでは前へ進むことができなくなります。
糖尿病になったからといって、残りの長い人生を悲観する必要はありません。
従来の糖尿病治療法では確かに年を重ねるごとに糖尿病は少しずつ悪化していくそうですけど、今はもうそうではないんですから。
私たちは決してあきらめてはいませんよ♪
目標は人それぞれですが、よっしーの場合は「甘いもの(もともとあまり好きではない)を好きなだけ食べても血糖値が上がらない体」が欲しいわけではありません。
いちばん望むことは、すでに出てしまっている糖尿病合併症がこれ以上進行しない事、あわよくば治ることです。
現代の医学では糖尿病が完治することはないですが、糖尿病合併症はある程度までの段階なら回復するとされていますからね。
若くして糖尿病を発症されたみなさんは特に、これから糖尿病と共に生きていく期間が長いのです。
そのうち糖尿病を完治させる方法が見つかるでしょうし、その日まで元気にいるために自分のペースで続けていきましょう♪
諦めずに血糖コントロールを続けることが大事ですね。
そうね、医学は進歩しているんだから♪あせって変な商売をしている人に引っかかっちゃだめよ。