もう体重も血糖値も見たくないっ!
糖尿病に「ストレス」が非常に良くないことはすでにみなさんご存知だと思います。ストレスを感じるとコルチゾールなどのホルモンが分泌されますが、このことが血糖値を上げたり「ヤケ食い」の原因になりがちです。
学校や職場の人間関係など自分ではなかなかコントロールしにくいストレスもありますが、中には「もしかして自分でストレスを作り出しているんじゃない?」ということも。
たとえば「血糖値や体重を見るのがストレスになる」というのは分かるんですが、その原因として明らかに糖質の食べすぎがあったとしたら…?
風邪など体調不良で空腹時血糖値が上がるのはどうしようもないですが、明らかに「自分に原因があって」食後血糖値が上昇することってありますよね💦
よっしーの父も昔うっかり寿司を食べてしまって「ヤバイのが分かっているから血糖値を測りたくない」と話していました…こういう時こそ何度か測定しながら運動すべきなんですが💦
お医者さんたちの言う「あまり測定しすぎるとストレスになるから」というのは、真面目に頑張りすぎてしまう方たちへ向けた言葉だと思います。
自分で原因を作って「現実を見るのがイヤだから…」は、誰にでもたまーにはある事ですがあまりに頻繁だと困ってしまいますよね。
うっかりやってしまったことによるストレスか…なるほど。
心の底から「わぁーおいしかった!」と満足できればまだいい(?)んだけど、きっと後悔しちゃうと思うのよね。糖尿病だもん。
「見ないふり」をしても「なかったこと」にはできない
思いっきり糖質を食べた後で血糖値を見なければ「高い血糖値を見てしまったストレス」は確かに回避できるかもしれません。
でも「食べ過ぎて血糖値が爆上がりしてしまったこと」は決してなかったことにはならないんです。フリースタイルリブレをつけながら、数値が下がるまで運動するのが理想的。
よっしーは予算の都合上、いつでもリブレを使うというわけにはいかないので(もうちょっとゆとりができたら常時装着したいと思ってます💦)「糖質食べすぎ」はしません。
主治医や看護師さんは「あんまり我慢するとストレスがたまるんじゃない?」と心配してくれましたが、むしろバカ食いして高血糖になることのほうがストレスになりそうです。
もっとも、何がストレスになるかはその方にとって違いますし、甘いものやお米を食べられない人生なんて何の価値もないと感じる方だってそりゃいらっしゃるでしょう。
ただ、何をするかは各自の自由だとしても「見ないふりをしても、なかったことにはできない」ということだけは忘れないでください。
意志の弱さを責めるだけではダメ…
この漫画で言えば男女の糖尿病患者さんたちがついカップラーメンを食べてしまったりドカ食いをしたり。
そういう行為をただ責め立てるだけでは、実は何にもなりません…彼らが落ち込んでしまうだけ。「なぜ決まりを守れないのだろう?」と考えてみるべきだと思いますね。
もしかすると、カロリー制限食が物足りなくてとても辛くて反動でつい食べ過ぎてしまうのかもしれません。
「ストレスは自分のせい」と書きましたが、もしかしたら自分のせいだけではないのかもしれませんよ?
以前病院の糖尿病教室でベテランの先生が「きちんと糖尿病の治療をしている人は糖尿病合併症になりません」とおっしゃっていたけど、辛くてつい食べ過ぎてしまう人たちを何とか救ってあげてほしいです💦
お米が好きでたまらない方は糖質制限はムリだと思いますが、逆に肉が好きでお米は我慢できるという方もいらっしゃると思います。
だから糖尿病患者の食事療法の選択肢が早く増えるといいなぁと思います…選択肢が増えればそれだけ多くの患者が自分に合った方法を選べるので、脱落する人もきっと減ると思いますから。
誰もが自分に合った方法でストレスなく継続できるといいんだけどね。
残念ながら日本はまだ諸外国と比べて遅れているわね。早く変わるといいわね。